いよいよ明日。明日は 待ちに待った ホーム開幕戦です。
ウチの窓から見える某中学のグラウンドは まだまだ雪に覆われてまして
そこが融けない限り 部員達のサッカーは始まらないんですね。
まぁ元気いっぱいな中学生の事ですから 雪の中でもボールは蹴ってますけど
本格的なサッカーは 雪が融けた4月の中旬辺りからで。今はまだ仮眠中です。
毎年 思うんですが。そんな環境でも 「サッカーが始まる」 って ありがたいな と。
基本的に サッカーは1年中やってるスポーツです。寒かろうが 暑かろうが 雨でも
強風でも 雪が降ったってやる。1月から12月まで J リーグや代表の試合を
繋ぎ合せると 1年中 欠く事なくサッカーは続けられています。
けども 本州の雪の多い地方や ここ北海道は どうしたって物理的に無理なんですね
この雪や寒さは 我慢や努力で何とかなるものじゃなく その間 ただ春が来るのを
待ち続けるわけです。それは きっと中学の部員達もそうだろうし サッカーファンや
我々コンサドーレを応援する者たちも 同じく ただただ待ち続けるのだと思います。
決してそれは不幸な事じゃなく ここに住む限り 当たり前の事と思っているのですが
それでも サッカーへの情熱を絶やさない様に サッカーから遠ざからない様にと
気持ちを保ち続けるのは 経験した者にしか分らない難しさがあります。
そんな北海道に 「サッカーが始まる」 という合図 それがホーム開幕戦なのです。
外はまだ寒く 雪で覆われながらも いち早く まるで号砲のように始まる開幕戦
この合図で サッカー部員達が サッカーファンが サポーターが 目覚めるんですね。
だから思うんですよ。コンサドーレの試合は コンサドーレだけのためじゃない と。
北海道に住む 色んな人たちに 色んな影響を与えてるんだな と。
僕らが 僕らのためだけのホーム開幕戦なら 中学の部員達は ただ雪が融けるのを
待つだけで あと1ヶ月はサッカーを実感しないと思うんですね。
だけど このホーム開幕戦があるから 「サッカーが始まった」 と思えるでしょうし
その瞬間から より身近にサッカーを感じるのだと思います。
そして そこには 閉ざされた空間から開放された喜び があるのだと思います。
3月の初旬。まだ春とは言い難い札幌ですが。
この ホーム開幕戦が 春を告げる合図になります。
そして 「サッカーが始まる」 という合図でもあります。
嬉しいですね。
明日いよいよ 北海道に サッカーが 始まります。