GK : 菅野(柏)
DF : 西大伍(新潟) ・ 土屋(東京V) ・ 槇野(広島) ・ 入江(栃木)
MF : 細貝(浦和) ・ 狩野(横浜M) ・ 柏木(浦和) ・ 香川(C大阪) ・ 乾(C大阪)
FW : 興梠(鹿島)
リザーブ
三浦カズ(横浜FC) ・ 小野伸二(清水) ・ 岡田佑樹(栃木) ・ 宮澤裕樹(札幌)
Q:登録メンバーを決めた今の気持ちはいかがですか?
蹴馬鹿監督 (以降 蹴監)
「何か胸のつかえが取れたようで スッキリとした気持ちです」
Q:今回の選考基準は?
蹴監 「反OKDですね。そのポリシーをもって 選びました」
Q:チーム構成に 何かテーマがあるのでしょうか?
蹴監 「そうですね あるとすれば 玉砕 …いや 2014・ブラジル!でしょうか。
いや 正直なところ OKDさんの言っていた “日本らしいサッカー”というのが
よく分からないんですよ どういうものが日本らしいのか って所が。
だったら 自分の好みでチーム作ちゃっていいんじゃないか と考えましたね
その上で “次に続くサッカーを” というテーマを持ちました」
Q:と言いますと 今回の南アフリカは 「捨てた」 と考えてよろしいのでしょうか?
蹴監 「いえ 決してそういう事ではありません
このメンバーで今回を勝ち抜く力は 十分に持ってます
ただ 僕が求めているのは “可能性” であり
OKDさんが失くした “サッカーのワクワク感”なんです
それを取り戻すために 南アフリカへ行って来ます」
Q:このメンバーを 100%決めたのはいつでしょうか?
蹴監 「今朝です。今朝 思いつきで決めました
ただ 選考には若干 迷った所がありましたから 愛猫ミィに相談しました」
Q:愛猫ミィさんは 何とおっしゃってましたか?
蹴監 「ニャーと言ったので “だいたい良い” と解釈しました」
Q:選考で最も悩んだことはどこでしょうか?
蹴監 「思いつきですから 悩みませんでしたね
選考の軸になるのが 柏木でしたから 後は 彼を中心にどうまとめるか
それだけでした FWとDFの所で 少し迷いはありまたけど
愛猫ミィに背中を押してもらったので 決められました」
Q:多くの選手がサプライズですが まずはGKの菅野選手を決めた理由は?
蹴監 「面白いからです」
Q:では DFの4人の理由も お聞かせ下さい
蹴監 「まず槇野ですが 面白い です。それから栃木の入江ですが 面白い です
土屋は この前 初めてちゃんと見て 良かったから です
西大伍は チョー面白いから です ただ守備組織として少し不安もありますが
土屋と西は しっかりした選手なんで 大丈夫じゃねーかなー と思いました」
Q:中盤の選手は面白そうですが?
蹴監 「そうですね とにかくこのチームは 柏木を中心にしていますし
またそれは 次と そのまた次の大会まで 継続して行けるわけです
ですから 選手は代ろうとも サッカーの方向性は持続できるんですね
そういった意味で この中盤が 日本サッカーのポイントだと思っています
またこの中盤の面白さは 化学反応にあるわけです
彼らが1つのチームで動き出した時 いったいどんなサッカーになるのか?
何にも出来ないかもしれないし 世界を凌駕するかもしれない
その辺の面白さと 可能性を感じさせる中盤かと思いますね」
Q:では 中盤の選手の選考理由をお聞かせ下さい
蹴監 「まず 狩野。彼は 面白い ですね。良い視野を持ってます
それから 細貝。彼は どんなサッカーチームにも必要な選手です
両ワイドは 香川と乾。ここは迷う所でもあったんですが
2人のコンビネーションに懸けました
そして 柏木。柏木は 代りになる選手がいないんですよ
んー要するにですね 柏木は “入れるか 入れないか” の二択だけ
代表に入れたなら 柏木中心のチームにするべきだし それが出来ないなら
外すしかない そういう質の選手なんですね だから僕は 前者を選びました」
Q:FWは ワントップで興梠 ということでしょうか?
蹴監 「そうですね ただワントップと言うより 全員がゴールを狙いに行く と言う
サッカーにしたいな と思いました。本来であれば 前田遼一のワントップが
良いのかもしれませんが 前田も柏木同様 入れるか入れないかの選手
なんですね 前田を入れるなら前田のチームにしなきゃならない そうした
理論のもと 柏木と前田の併用はない としました。
また今回選んだ選手は 柏木を核に 言うなれば“中盤サッカー”なんですね
個々にしっかりしたサッカー観を持って ある時は職人であり ある時は
オールマイティな選手になる そういうサッカーを目指したわけです
そうした意味で 興梠は実に機能性を持った選手ですから 良いんじゃないか
と思いました 使う事も 使われる事も出来るFWですからね」
Q:それと リザーブという形で入ってる選手が面白いんですが?
蹴監 「ん?なんですか あなた 今 面白いとおっしゃいました?
あの選手たちはね 面白いとか そういう人たちじゃないんだ ただただ単に
オレの好きな選手なの。あ 何?それが悪いっての?いいじゃん それが
出来るから 監督なんて因果な商売やってんだろ。カズや小野が居たら
嬉しいし 岡田佑樹はずっと応援する選手だし 宮澤は我らコンサドーレの希望
なんだよ!だから連れて行くんだよ わかったか!」
Q:蹴監さんは少し興奮なさってるようですが…今大会の目標などお聞かせ下さい
蹴監 「あ どうもすいません 取り乱しました。 目標ですが 今回の南アフリカは
玉砕… いや 未来への架け橋を築いてきたい と思っています
グループリーグで 木っ端微塵に砕け散るかもしれませんが
それもまた良い経験にしてくれる選手を選んだのです
また 彼らは そこから這い上がって 次の大会に臨んでくれるでしょう
そうした姿を日本のサッカーファン サポーターの方々に見てもらいたいのです
彼らの懸命な姿を見れば 離れてしまった人たちを もう一度 呼び戻せる
そう信じています
ですから 今回の大会と その後の彼らを 見ていて下さい
きっと 伝わるものがあるはずです
それが わたくし 蹴馬鹿監督からの 願いです」
Q:それでは最後に ファン・サポーターに向けてのメッセージをお願いします。
蹴監 「日本も今回で4度目のワールドカップになるのですが 厳しい大会である事は
身を以って感じています。ただ だからと言って失望するものなど 何もなく
出場できる喜びは いつの時も 何度でも 持ち続けたいと思っています
そんな喜びを もう一度 取り戻すべく 我々は南アフリカへ行って来ます
どうか皆さまも 同じ気持ちで 同じ戦いで 我々の後押しをお願いしたい と
そう思っております。“一緒の戦い” を どうかよろしくお願いします
ただひとつ 最後にですが 本当の気持ちを言わせていただきますと…
おもしろくなかったら サッカーじゃねぇ!
以上です。」