バッジオが好きでした。
「ワールドカップ」 という言葉で 思い出す事はたくさんあります。
ドーハやジョホールバル そしてゴンちゃんのゴール。ベッケンバウアーやマラドーナ
たくさん見て来ただけに たくさんの思い出があるのですが 中でも 最も強烈で
最も心に残っているのは 94年 アメリカ大会・決勝 PK戦 最後のキッカー
バッジオの蹴ったボールは 高く外れて行った。
今も 「ワールドカップ」 と聞くと そのシーンを思い出します。バッジオの後姿を。
あんなに胸の痛い決勝は 今までも これからも ないでしょう
ただ バッジオは そこから這い上がり 98年・フランスで またも輝くんですね
その燃え尽きない魂に 心から感動しました。
あの94・アメリカ大会は 自分にとって思い入れのある大会となりました。
それまでのW杯は 憧れや ただただ凄いな と思って見てきた大会で それはある種
映画を観る感覚に近かったと思います。ただ 94年は そうした感情と もう一つ
「もしかしたら 日本も ここで戦ったかもしれない」 という身近なものを感じたのです
ですから なお更 決勝でのバッジオが印象深かったのでしょう。そう考えると
見るW杯じゃなく 参加するW杯が いかに大きいか という事じゃないでしょうかね。
あれから16年。日本も今大会で 4連続のW杯出場。本当に 嬉しいことです。
世界一大きな大会で それを ただ見るだけじゃなく 応援が出来るわけです。
その事には 大きな感謝があります。岡田監督には 色々思う事もありますが
ここまで来たら 四の五の言わず ただただ応援します。そして W杯を楽しみます。
いよいよ明日から W杯が始まります。
今大会は どんなドラマが待っているのでしょうか。
また一つ 刻まれる思い出を 楽しみにします。