「今日のお料理は ブブゼラのジャブラニ です!」
なんとなく ありそう だが ない。
さて W杯も昨日で1巡目が終わりまして。やっぱりどの国も初戦は慎重でしたねー
開幕戦の南アフリカvsメキシコが熱い試合だったんで ちょっと引っ張られるかなと
期待したんですが 全体的には 「慎重発進」 っていう感じでしょうか。
ただ 中にはいくつか波乱もありまして 昨日のスペイン敗戦や 前回覇者イタリアや
イングランドが引き分けたり 逆に日本や韓国の初戦勝利ってのも 波乱っちゃ波乱
かなーと思いますね。それと 今大会の波乱と言えば 思い掛けぬ所にいた強敵
ブブゼラ と ジャブラニ
この2つが選手たちを悩ましてるんじゃないかなーと思います。
ブブゼラはご存知 南アフリカの民族楽器で 試合中ずっと鳴り続けてるあのラッパ音
あそこまで凄いと もはや騒音ですよ 騒音。個人的には 試合が始まると完全に
集中しちゃうんで 気にならなくなるんですが やってる選手は大変でしょうね。
当然 指示は聞こえないでしょうし 聞き慣れない爆音が 試合中 ずっと鳴り響いて
るんですから 不気味さと独特な雰囲気で かなり やりずらいと思いますよ。
特に初戦は このブブゼラに悩まされたと思います。あの爆音の中 独特な雰囲気に
飲み込まれない様 気を使って 更には守備の感覚を掴む という難しさがあったかと
思います。 ただ 強敵と言っても 相手は 「音」 ですからね。2戦目からは 心構えが
出来ますし 多少 慣れも出てくるかな と。となればブブゼラは まだ可愛い方ですよ。
本当の強敵は ジャブラニ。今大会の公式球 これが かなりの難敵なようで。
「ジャブラニ」 は南アフリカの言葉で 「祝う」 という意味があるそうで ボールも
祝われて嬉しいんだか知らないけども かなり揺れるみたいですね。
特に今回は高地での試合が多くあって 空気抵抗が少ないため ブレの変化も強く
蹴る方も 受ける方も コントロールしづらいようです。
確かに 今大会を見てると 強めのパスはミスになる事が多く どの選手もトラップに
かなり気を使ってる印象がありますね。でまた ミドルシュートが全然 決まらない。
FKを含む ミドルシュートがほとんど浮くんですね。本来なら ブレ球を発生させて
FKがバンバン決まる様にって開発されたんでしょうけど 今の所 効果なし と言うか
逆に もの凄く蹴りづらそう って感じですね。ん~ 慣れるまでが大変なのかなぁ…。
報道によると ある選手は 「このボールに慣れる事はない」 と断言してたようですが
となると 大会全体の質が下がらないか 心配になりますよ。大会が終わってから
「南アフリカW杯 最大の敵は ボールだった」 なんて言われない様に願いたいです。
今大会は アフリカ大陸 初のW杯 という事で あらゆる面に 不慣れな点がある様に
思います。世界各国の選手も アフリカで試合をした経験がなかったでしょうし
高地でのW杯と言うのも未経験ですから いくら準備をして来たと言えど 戸惑いは
あるんじゃないかなーと思いますね。まずは アフリカという場所に適応するのが
大事なんじゃないでしょうか。でまた ブブゼラ。あの聞き慣れぬ爆音と 摩訶不思議
な雰囲気が包むスタジアムにも 慣れぬものがあったかと思います。
個人的にブブゼラは その国のオリジナルな応援ですから 良いと思うんですけどね
ただ やってる選手にしたら 「たまったもんじゃねぇ」ってのが正直な所でしょう。
そして ジャブラニ。なかなか言うことを聞いてくれないこのボールに 選手はかなり
手こずっている事と思います。中盤の選手とGKは 特に手こずってますね。
こうした色んな所での不慣れが そうでなくても慎重になる初戦を 更に慎重にさせて
いる様に思います。それが今ひとつな試合が多かった原因じゃないでしょうかね。
ただ そうは言っても1巡目が終わった今 「不慣れ」 とは言えなくなったわけです。
なんせ 「1度は経験した」 って事ですからね。だから これからの試合は違いますよ
あのブブゼラの音は心地よいBGMになり あの強敵 ジャブラニを自由自在に操る
そんなチームが 南アフリカを制する鍵を握るわけです。
ならば 「ブブゼラのジャブラニ」 を美味く料理するのは 我らニッポンだ!
… だから 料理じゃねぇって。