木曜のアルゼンチンvs韓国の試合 三浦俊也氏が解説をしていたんですが
三浦さんの目線が 完全に韓国の監督目線になって 面白かったですね。
後半だったか 2-1の時に 「韓国は このままで終える手もある」 みたいなコメント
してまして まぁ普通なら あり得ないじゃないですか 「負けでいい」 なんてことは。
ただサッカーの場合 「要はグループリーグを突破すればいい」 って考えがあって
例え負けたとしても 得失点差が少なく済めばいいわけですよ。その辺の事は
サッカーファンなら誰しも知ってる事ですが それをテレビで言う人は少ないんですね
ただ 三浦さんは 臆面もなく言う と。
その辺り いかにも現実派な三浦さんらしいなーって思いましたね。おそらくですが
三浦さんは 「俺が韓国の監督なら」 ってスタンスで解説してたと思うんですね
で その中で どう現実的な戦いをするか?って考えてたんじゃないでしょうか。
その答えが アルゼンチン戦は捨てて 失点を少なくする そして3戦目に懸けるって
事でした。ただ韓国は この試合を捨てる事も 拾う事も出来ず 4-1の惨敗という
最悪の結果を招いてましたけどね。采配も選手の意思統一も曖昧でしたから。
じゃあ 日本は オランダに どう戦うか?
あくまでも 勝ちを目指すのか?それとも 引分を狙いに行くのか?
この2択は 必ずすべきだと思うんですよ。半端に 勝ちを狙いつつ 引分でもいいかー
みたいなプランだとトコトンまでやられる可能性がありますからね。まずは決める事。
勝ちを目指すロマン派か? 引分を狙う現実派か?
どっちがイイんですかね。個人的には あくまでも精神論としてですが
「バッキャロー 少しぐらい相手が強いからって ヒヨってんじゃねェ!」 ってことで
あくまでも 勝ちに拘りますよ。ただ 1戦目の戦い方 考え方も理解できますし
それで勝利を得たわけですから 現実的な戦い方を選ぶべきなんでしょうね。
当然 岡田監督は現実的な選択をすると思います。FWには中盤的な働きを求め
守備組織を強固なものにする。少ないチャンスを 集中力高く活かす と。
これらの戦いを進めながら 状況によっては 最悪 「得失点差を少なく負ける」 という
選択もするんじゃなかろうかと思われます。その考え方が 好きか嫌いかは別として
現実的である事は間違いないですからね。それが岡田スタイルでもありますし。
ただ 日本がオランダ相手に守備的なサッカーをするのは 危険じゃないか?
とも思うんですね。日本は決して 「守備のチームじゃない」 わけで
守備を頑張るチーム だけども 守備の強いチームでも 守備が特長のチームでもない
結果を出すための最善の選択として 守備的なサッカーをしただけなんですね。
となれば そのメッキは簡単に剥れ落ちる 可能性があるわけですよ
でまた もしそうなった時が痛いんですね。結果を求めに行って 結果が出ない時が。
もしも最悪の状態 精神的にまで大きなダメージを食らった場合 3戦目に大きく影響
する可能性も無きにしも非ずって事なんですよ 危惧しているところは。
と こうして考えると 日本がやる守備的サッカーというのは ローリスクであるけれど
ノーリスクではないんですね。結構 危険な要素も含まれてるわけであります。
それと もう一つ。
オレは もったいないと思うんですよ。
せっかく ワールドカップっていう最高のステージに立てて
オランダっていう強いチームと戦えて 世界が ちゃんと見ててくれる試合で
個性を出し切らない ってのは。
W杯には 「世界サッカー博覧会」 的要素があるわけです。
どの国が どんなサッカーしてるか 一堂に見れる そうした面白さがあるんですね
日本は まだ日本のサッカーを確立してないんで 日本のサッカーってものを
披露できないんですけれども せめて 選手個人は 個性を発揮してほしい と
そんな願望があります。このオランダ戦は 注目されるだけに なお更 ですね。
決して現実的な考えは否定しませんが
この一戦は 何かしらのロマンは見せてほしいと思います。
それが 勝ちを目指す姿勢なのか 選手個人が世界と戦う事なのか
どんなものでも構わないんですよ。例え小さなものであっても
何か世界に対して 見せてほしいと思いますね。
そうする事で 次代への財産も生まれるわけですから。
現実的に戦うも良し ロマンを求めて戦うも良し。
どう戦うにせよ 明日の試合が楽しみです。
ちなみに。
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