おそらく 秋春制への移行実施は 既に決まってる と思う。
ロシアリーグの秋春制移行に伴って 「いよいよ日本も」 という声が聞かれます。
札幌で生活する人間としては 「冬に試合など出来るわけがない」 という意見は
全く変わらないですが ここ最近の流れとして 移行実施は避けられないだろうな
と思うようになりましたね。 避けられないと言うか 「移行は既定路線」 だろう と。
これは全くの予想・妄想の話なんで 事実に基づいてるわけじゃないのですが。
前会長の犬飼氏が強行に秋春制を推し進めた本意は たぶんFIFAからの通達で
「サッカーカレンダーを統一せよ」 と言われたからじゃないかと思うんですね。
日本が欧州と統一する事で 移籍市場が活発になるし 国際試合も組み易くなる
それはJFAにとってもメリットになるわけで だからあれだけ強引に進めた と。
もしかすると 先に通達があって この難航が予測される問題を強引にでも進めら
れるのは犬飼氏しかいない という理由で 協会長になったのかもしれませんし。
要するに サッカーカレンダーを統一するという大きな流れに 日本は従うしかない
という事だと思うんですよ。 で その任命を受けた犬飼氏は異常に張り切った と。
ただ そのやり方が余りにも横暴だったため 反対派から大きな反発を喰らい
結果的にそのせいで 逆に移行実施が難しくなったわけです。
それで 「このままじゃ移行が出来ない」 と判断した協会が 犬飼氏を退任させた
というのが 犬飼氏就任から退任までの流れじゃないかと思います。
あの不自然なほどの強引な進め方も 意味不明な突然の辞任(解任?)も
「移行は既定路線」 というのが根底にあったから と考えれば納得できるんですよ
で もしこの予測が合ってるとしたら 移行実施は着実に進んでる という事だろうし
僕ら反対派は 実施阻止に向けて厳しい状況になった と言えるわけです。
だって 犬飼氏という 言わば “悪の象徴” を 失ったわけですから。
反対派の多くは実現不可能という前提で 犬飼氏の全てを拒絶できたわけです。
あのキャラクターですから 氏が何を言おうと 全て受け付けなかったんですね。
また こうした拒絶反応は我々反対派だけじゃなく 「移行しても しなくてもいい」 と
考えてた人でさえ 「あの人には賛成したくない」 と思ったのではないでしょうか。
こうした ある意味 悪の象徴と化した犬飼氏は 実は我々にとってあり難い存在
というか 賛成・反対の対立図において 非常に戦いやすい相手だったわけです。
その横暴さのお陰で同情票もあっただろうし 冬開催の難しさも広められました。
ただ今回 就任した会長は違いますね。 ある意味 “本当の刺客” です。
現協会長・小倉純二氏は 言わば 「交渉人」 なんですね。
経歴を見ても 現場に携わるより “交渉力に長けた人” という印象を持ちます。
で こうした人を会長に据えた理由に 一つは2022年のW杯誘致があるわけで
表向きの理由として分かり易く 国際的な渉外活動を長くして来た人ですから
その交渉力に疑う余地はありません。 それが就任理由の本筋だと思われます。
ただ もう一つの目的として 「秋春制移行への交渉」 がある と。
就任直後のコメントからも分るように 見た目も物腰も柔らかく 決して人に不快な
思いをさせませんから 前会長のような失敗はないと思うんですね。
となれば いよいよもって この新会長の交渉力が発揮されると思うんですよ
“秋春制移行の実施に現実味を帯びて来る” という事に。
で ここまでの妄想を一度 おさらいしますと。
〇 秋春制は既定路線である
〇 犬飼氏は 移行に向けて強引に取り組んだ
〇 その強引さが災いし 退任に至った
〇 代って就任した会長は 交渉力に長けた人
〇 ロシアリーグ 秋春制移行決定
と こうした経緯&妄想になるわけです。
で ここまで来るとですね 妄想は更に膨らみまして。
この次 どうなるか?と 妄想が始まるわけです。
【妄想 その1】 近い内にサッカー協会から 何らかのコメントがあるだろう。
ロシアリーグの秋春制移行の決定は 日本も追随するチャンスなわけです。
当然 このタイミングで協会側は何らかの動きをする と思いますね。
特に北国の固い牙城をどう崩すか? そこに向けコメントはあると予想されます。
例えば非常に柔かい表現で 「移行したいんですよ ちゃんと対応はしますから」
的に来るんじゃないかと思うんですね で そういう姿勢だと こっちも軟化しますよ
「いや ちゃんと環境を整えてくれるんなら 強く反対はしないよ」 みたいな。
【妄想 その2】 それは嘘! 相手は あくまでも交渉人。
新会長の交渉の上手さから 何となく 「移行してもいいんじゃない」 的な考えに
変わりゆくのですが 実際 “環境の整備は無理” でしょう。 そこが問題なのです。
現実として 北国全部に冬開催できるスタジアムと練習場の建設は無理ですよ
ある程度の対応は検討してるだろうけど それでも観客と選手は かなりな我慢を
強いられると想像できます。 それでも協会側は移行案を進めるために 何らかの
提案とコメントを出し続けます。 ただし それはあくまでも 「交渉」 なんですね。
【妄想 その3】 じゃあ反対派の我々はどう対応すべきか?
移行実施に向けての提案は 犬飼氏の時とほとんど変わってなく 変わったのは
“窓口の柔らかさ” だけなのです。 それでも移行の準備は着々と進められる と。
こうした状況で我々はどうすべきか?を考えますね。 で 考えてみましたよ。
思うに まず 「もう一度 秋春制に反対かどうかを考える」 事じゃないでしょうか。
「絶対 反対!」 と思うのなら どんな交渉にも屈しない強い気持ちを持つべきだし
今のタイミングで 「移行してもいいんじゃない」 と軟化してもいいと思います。
大事なのは 相手はこれから あらゆる手で交渉に来るわけですから
先に意志を固めておく。
それが大事じゃないかと思います。 じゃないと 「流れのまま」 になりますからね。
当事者であるはずの我々が 流されただけってのは 何か悔しいじゃないですか。
だから 秋春制移行に対しては まず決めておく というのが大事かと思いますね。
ちなみに 自分の意見は。 “移行は既定路線” というのが前提にありますから
反対しても決まるものは決まる と思っています。 それは諦めにも近いですが
そういう感情とは別に 決まるなら 他人に決められるんじゃなくて 自分で決める
みたいな意志もありますね。 そうやって気持ちと頭の準備だけはしておこう と。
それと もし秋春制に移行されたとしても 自分はサッカーが大好きですから
ずっと見続けるでしょうし 応援し続けるんですよ。 それが分ってるんっですよ。
“およそ賛成は出来ない けれども サッカーは サッカーとして 楽しむ”
そう決めています。 何か悲しいものがありますが そう思うしかないですから。
また 秋春制自体についても 全てが悪い事とは思ってないんですよ
「サッカーカレンダーを合わせる」 というのは 別に変な話じゃないですし
僕らも 選手も クラブも無理なく出来るのならば 移行に反対しないですよ
ただ 現状では不可能な事も分かってるから 後は少しでも良い条件にしてほしい
と願いますね。 まぁこれも 北国に生まれ育った宿命でしょう。
と言う事で。 ここに書かれたものは あくまでも予測 及び 妄想ですから
実際は全然 違うかもしれませんし 移行の実施プランについては
もっと整備された環境を整えてくれるかもしれません。
決して 「協会側=悪」 としてるわけじゃないですよ。
ただ ここまでの流れと これから予測される出来事を 妄想して行くと
“秋春制移行は既定路線” だろうし 今後は “実施に向け本格的な交渉が始まる”
と思います。 後は それをどう考えるかは 自分次第。
強く反対する事も良し 変わるための準備をするも良し。
ただ 上手く丸め込まれる事だけは したくない と そう思います。