コンサドーレサポーターには 「柱谷」 と聞くだけで いまだにアレルギーを起す人が
いる様ですが 個人的には そんなにヒドかったとは思ってなくてですね。
まぁ確かに96年の誕生から グイグイ右肩上がりで来ていたものが 2002年の
柱谷(哲)氏監督就任を境に 見事な落ちっぷりを見せていますから 恨みつらみを
持つのも分からないでもないですけどね。ただ いくら何でも たった1人の それも
僅か半年足らずの時間で 全てをブチ壊せるほどの力はないですよ。
当時は 前監督が残した負の遺産や クラブの稚拙さ サポーターも含めた北海道の
サッカーの未熟さ などが加味されて なるべくしてなった崩壊と思ってましたね。
とは言え 柱谷氏が優れた監督だったとは言いませんよ。評価も何も 出来ない内の
更迭でしたから。だもんで 柱谷氏には 良いも悪いも特に思っていませんでした。
そんな柱谷哲二氏が 今年から水戸の監督になったそうで。
監督歴としては 札幌・東京Vに続く3チーム目ですから ここからが本当の評価に
なるんじゃなかろうかと思っております。その手腕はどんなものか注目してますよ。
岡田佑樹 水戸ホーリーホックに加入
栃木を退団となった岡田が このほど水戸に入団しました。その経緯は色々あると
思いますが 「柱谷と岡田」 の関係は 今回が初めてじゃないんですね。
札幌の時の入団は03年で 柱谷氏が退任した翌年ですから 関係はないのですが
07年末 札幌を退団となった時 真っ先に声を掛けたのが 当時 JFLの栃木SCで
監督をしていた 柱谷幸一氏でした。言うまでもなく 柱谷哲二氏の兄。そして今回は
その哲二氏が監督になる水戸に加入と。岡田にとって2度訪れた転機 いや危機を
柱谷兄弟が救った という事になるわけです。こうなると深い 「縁」 を感じますね。
ただ 最初に不思議だったのは 柱谷兄と岡田の接点だったんですよ。
学校関係や所属チームで接点がない2人なのに なぜ岡田を引き入れたのか?と。
で 思い出したんですが 柱谷兄が山形か京都の監督をしていた時 何かのコメントで
「右サイドの岡田が良かった」 と誉めていたんですね。当時は 監督ってのは相手の
選手であっても 見てたり 誉めたりするんだなーと思ってましたが おそらく柱谷兄の
中では 評価の高い選手だったんでしょう。で 退団になったのなら 引き入れようと。
そうした経緯で栃木に加入した岡田でしたが その年 J2昇格を果たしたにも関らず
監督の柱谷兄は解任されたわけです。こうした場面で よくあるケースなのですが
前任の監督が直接 引き入れた選手は 使われなくなるか 戦力外になる事が多く
岡田は大丈夫かなーと非常に気になっていましたね。次の松田監督は その辺は
公平にしてくれたようで 栃木で それから2年プレー出来ましたが。
今回 水戸に入った経緯は分りませんが おそらく柱谷兄から弟へ何らかの話しは
あったんじゃなかろうかと推測できます。選手を1人加入させのは 思ってる以上に
大きな事で 数百万は掛りますからね それなりの後ろ盾は必要になるわけです。
兄の推薦があったかどうかは別にして 岡田と柱谷兄弟の縁は これでより一層 強く
なったわけです。兄弟揃ってJの監督ってのも珍しいですが そのどちら共の下で
プレーするっていうのは もっと珍しいでしょうからね。もはや柱谷ファミリーと言って
過言じゃないですよ。でまた 札幌には逆の意味で 柱谷(弟)への縁もあったりして
この複雑な縁の絡み合いが 何だか面白いなーと思っております。
とにかく 岡田の今年の所属チームが発表になって 一安心しております。
本当は札幌に戻ってくれるのが一番でしたが 水戸も良いチームだと思います
精一杯 全力で サッカーに取り組んで 北関東の星となる活躍してほしいと願います
また今年も応援できる事を 喜びつつ。
頑張っておくれ 岡田佑樹。