大丈夫。開幕までに なんとかするから。
by チアゴ
開幕まで10日を切りましたが コンサドーレの仕上がりは順調なのでしょうか。
今年はDF陣が ほぼ総入替えで 守備に不安があるのですが 獲得した選手が
年齢的にもキャリア的にも 即戦力になるので 若干 安心しておりました。
が。守備の要であったはずの 日高が骨折。開幕には間に合わないようですね。
で。もっと痛いのが チアゴさん。ウェイト的なものが オーバー的だったようで。
これは大きな誤算だったと思いますね。元々ご新規の外国人さんを獲得する場合
色々リスクがあるわけで 資料で見たり 代理人が上手に売込んだり 現地に行って
実物を見たとしても 「来てみなくちゃ分らない」 というリスクがある。でまた チアゴに
関して言えば Jリーグで1年やった実績があっても やっぱりリスクはあるんですね。
ではなぜ このチアゴさん ウェイト的なものが オーバー的になったかと言うと。
調べますと 前所属が中国のリーグなんですね。現在 猛烈に発展中の中国サッカー
ですから それはそれでプレーする意義もあったかと思われます。ただキャリアとして
ブラジルの後の中国となれば テンション的なものは下がってたのかなと思いますね
また 中国のリーグも春秋制らしく 昨年12月にリーグを終えて オフに入った と。
それまでの色んなストレスや寂しさ何かも含めて このオフに爆発させたんでしょうね
で 弛(たる)んだ と。ポチャポチャのムチムチのチアゴさんになった と思われます。
ブラジル人には往々にして ありがちなパターンのやつですね。あとリオとか。
ただ ブラジル人はこういう緩い所もあるんですが プロ意識も それ以上に高く
特にサッカーに対するプロ意識は DNAに含まれてるレベルですから 僕らが余り
心配するもんでもないかなーと思っております。開幕までには 何とかするでしょう。
いや してくれなきゃ困りますけどね。なんせ 「今年の要」 と言える人ですから。
J2のチームが昇格を狙う場合 手っ取り早いのが 守備型チームなわけです。
コンサドーレも岡田さんや三浦さんの時に その方法で昇格したのですが
得点源と守備の要さえ居れば そう難しくなく勝点を手にできるリーグであります。
コンサドーレの歴史を振り返ってみても 97年にはバルデス・マラドーナにペレイラ
00年はエメルソンと10人の守備 07年はダヴィとブルーノ という分り易い結果に
なっています。ただ こうしたやり方だと エレベーターを脱皮できないという事で
チームの方向性を変えると共に 石崎監督を招聘したわけです。
それでも サッカーにおいて 守備の重要性は言うまでもなく。
どんなチームだろうと 守備が不安定なチームが勝点を積み重ねられるわけもなく
また チームを作っていく上での戦術の浸透も ままならないわけです。ですから
まずは守備構築というのが チーム作りのベースですし セオリーかと思いますね。
そうした中で 特に重要なのが 「守備の要」 センターバックの選手ですね。
このセンターバックへの信頼感が 守備力の源になるかと思われます。
ペレイラにしても ブルーノにしても プレーそのものよりも 信頼感が大きかった と
思うんですよ。例えば中盤で誰かがミスをしてピンチを招いた と そういう時に多くの
選手は動揺しますね これが失点の原因だと思うんですよ。1つのミスでその選手が
「あぁしまった」 と動揺する その動揺が連鎖して ほとんどの選手が 「ヤバい」となる
それがミスを生み 失点になるわけです。ですから 起ったミスに動揺しない選手が
1人でも居れば 特にそれが守備の要の選手ならば 動揺の連鎖も防げるわけです。
ペレイラもブルーノもミスはありましたし 俊敏さも反応力も 正直 衰えはありました
ただ その落ち着きから信頼感は高かったと思いますね。だから 守備陣に動揺を
与えずに済んで 結果 失点が少ないチームになったわけです。
チアゴに求めるのは 信頼感。
どんなに強いチームであろうと 相手に崩される場面はありますし 失点もします。
ただ その時に どれだけ動揺を抑えられるか?それがチアゴの役割かと思います。
正直 今の所 たるんだ体のまま日本に来た事で 信頼感はない と思います
ただ ここから プロ意識の高さを見せて 体を絞って 開幕に間に合わせたなら
少しの信頼は回復するでしょうね。そして プレーで更に信頼を得たなら
その時に初めて 守備の要として頼られるかと思います。そこからですよチアゴは。
マイナスからのスタートだからこそ 得られる信頼は大きいと思います。
大丈夫ですよ 多分。
チアゴならきっと あのムチムチの体を変えてくれる!
はずです… たぶん きっと…
頼むよ あんたに懸かってるところもあるんだから。
だけどなぁ… ノナトの前例があるからなぁ… 頼むよ ほんと。