男子はW杯予選 女子は五輪予選が 始まってるわけなんですが
本気モードの試合は メチャクチャ面白く やっぱり厳しいなーと思いますね。
■ 女子五輪予選
女子W杯で優勝した 「なでしこ」 ですが 世界一になったからといって 予選を楽に
戦えるわけじゃなく これまで行われた3試合はいずれも 接戦をものにしたって感じ
ですね。中国という完全アウェイな環境ですし 対戦構図も これまでと180度違い
王者vs挑戦者という立場になっています。それらのプレッシャーは 見た目にあまり
分らないかもしれませんが 相当な負担になってると思いますよ。
それでも3戦3勝と結果を出してる所は凄いと思いますね。今はまだ王者の風格は
備わっていませんが この厳しい予選を戦い抜けば また新しいプライドが生まれると
思います。次の北朝鮮に勝って ロンドンへの切符を手にしてほしいですね。
【女子の五輪予選を見ながら気づいた事】
〇 なに この日程? W杯から1ヵ月半で五輪予選。しかも 中1~2日の連戦。
過酷というより常識外ですよ。でもこれで戦うんだから 男は疲れたとか言えない。
〇なでしこのGK もの凄くキックが巧い!飛距離もあるし コントロールも良い。
ホスンにコーチングしてほしいっす。
〇川澄・鮫島が好調。澤・永里が不調。宮間・大野が微妙。…結構 名前覚えました
■ 男子W杯3次予選
いよいよ始まりましたW杯予選。初戦・北朝鮮戦はロスタイム 吉田麻也のゴールで
ようやく勝利。この初戦だけ見ても W杯予選がいかに厳しいか 表れてましたね。
親善試合で どれほど自分たちのサッカーが出来ようと W杯予選ともなれば
相手のモードが変わって来ますし アウェイならスタジアムのプレッシャーが違う。
今回の日本代表は その辺の所を少し甘くみてたんじゃないかって思いますね。
昨年のW杯 散々な前評判を覆してベスト16に進出してから 代表を取り巻く空気が
ガラっと変わりました。更にザッケローニ就任後は 人気も評価も うなぎ登りで
ある種 バブル状態にあると思うんですね。そうした変な自信や高揚感を持ったまま
今回のW杯予選に臨んでるように思うんですね。確かに日本は強くなりましたし
好調も維持しています ですからムードは良いと思うんですよ。ただ 他国は違って
ムードとか調子など度外視した 真剣な戦いの場として 臨んで来ますから 熱の質が
全然 違うと思いますね。実際 北朝鮮はガチガチに守って カウンター1本で勝負して
来ましたし 球際には それこそ命がけの気迫がありました。そうした相手に対し
日本は 「なんとかなるさ」 的な 若干 緩い姿勢で臨んだように思いましたね。
それでも勝てたんで 結果オーライでしたが 個人的には どうかなと思いましたよ。
で 昨日の2戦目。アウェイ&ライバルのウズベキスタンという事で ザッケローニは
ボランチに阿部を入れて 守備強化を図ったわけです。阿部の経験値は こうした
難しい試合で活きるでしょうし 慎重な試合運びをするという意図だったと思います。
ですが 日本は 開始から攻めに出たんですね。前線からハイプレッシャーに行き
奪えば 急いで前に入れる。で クリアされる。そして カウンターを喰らう。
その繰り返しだったんですね。で 何でだろ?と不思議に思ったんですが 多分。
1つは 代表のムードが そうさせたと思うんですよ。
ここまで順調すぎるぐらい順調に来た代表のムードは イケイケだったと思います
また多少 手強い相手でもやっぱり なんとかなるみたいな過信もあったと思います。
ただそれは 監督の意図と違いますし そこを理解してる選手と してない選手の差が
チームに歪(ひずみ)を生んでたと思いますね。バランスを崩してたと言うか。
もう1つは アウェイのプレッシャーかな と。
それは想定内であったと思いますが ムードが甘かっただけに 重圧感も倍増したと
思います。ウズベキスタンがボールを持てば大歓声が起りますし それに反応して
カウンターが力強くなってました。そうした重圧に 前半の日本は飲まれましたね。
駒野や 遠藤でさえ判断ミスを繰り返して 内田のクロスは置きに行くボールばかりで
アウェイのプレッシャーは 日本の様々な力を押し潰してるなーと感じましたよ。
中でも 1番の武器である 日本の 「俊敏性」 を奪っていました。
その結果が 失点。相手のシュートを一度 防いだにも関わらず 次のボールに
反応できなかったんですね。あれは アウェイの重圧感から 精神的に腰が引けて
足が動かなかったのだと思います。この辺が 本気の試合の怖い所ですよ。
いつもなら なんちゅう事ないプレーさえ 出来なくなる。重圧は魔物であります。
失点し 精神的余裕も無くした日本が 今出来る最善策は 前半を凌ぎ切る事でした。
崩したチームバランスと 精神的重圧感のまま また半端な攻撃に出れば 失点は
免れなかったと思います。その辺は 日本の耐える力で 何とか凌ぎ切りましたが。
さすがだなと思ったのは ハーフタイムでの修正。
慎重に行くための阿部起用が裏目に出て 半端な攻めをしてしまった日本。
また意思統一が成されてなかったため チームのバランスも崩してました。
その修正のため まずは阿部を外す事。 そして得点のために 攻撃の手を加える事。
更に 精神的なリセットも このハーフタイムの短時間で行ったと思いますね。
その辺の修正力は さすが百戦錬磨のザッケローニだと思いましたよ。
清武を投入した後半は 積極性を持ちましたし 精神的にも優位になりつつありました
ただ問題は決定力で あのアウェイの空気の中 決め切るのは大変だと思いましたね
まして今大会は本田・長友を欠き 大きな仕事が出来る選手を失ってますからね。
そんな中 まだ置きに行くクロスを上げてた内田でしたが 連続して上げたクロスの
2本目。ようやくの とうとう 本気のクロスを上げたわけですよ。バシッッーーっと。
それに飛び込んだ岡崎。足の方が簡単だろって高さのボールを ダイビングヘッド。
これで なんとか同点に漕ぎ着けたわけです。
その後は危険なシーン ビッグチャンスなシーン それぞれありましたが引分で終了。
個人的には 引分で上々だと思いましたね。ガチの予選 アウェイの試合ですし
まずは負けない事 特にライバルが相手なら 勝点をやらない事が大事ですから。
ただ これからの試合は ムードに注意してほしいと思いますよ。
日本国内に漂うイケイケムードの大多数は軽い無責任なものですから そんなものに
流されず W杯予選の厳しさを もう一度思い出しながら 戦ってほしいですよ。
この予選は大丈夫でしょうが 脅(おびや)かす敵は 自分達の中にあると思います。
【W杯予選を見ながら気づいた事】
〇清武が良い!利いてるし 効いてる。だけど両SBが 特に駒野が 困ったのぉ…。
〇李よりマイクの方がイイんじゃない? だけどマイク 髪切れ ヒゲ剃れ 頼む。
〇チョン・テセのピークって 国歌の時?