コントロールを失った方が負けた っていうこと。
■ 札幌 0-1 鳥栖
まぁ あの強風と あのナイスジャッジメンによるビューティホーレフリングでしたから
ボールも 気持ちも コントロールするのは難しかったと思いますね。
ただ 災難は両チーム平等に降り掛かってましたから 制御不能に陥った方が負けた
って事なのでしょう。鳥栖は 苦しみながらも 制御 出来ていましたし。
昇格争いの天王山って事で 両チーム試合前から相当 気合が入ってたと思います。
その表れとしてコンサドーレは 風上のエンドを取ってましたし 開始から攻めるつもり
だったのでしょう。ライバルの出鼻を挫くという意図は それでいいと思いましたよ
で なんつっても ホームですからね 最初っから積極的にガンガン行くべきですよ。
ただ問題は風上を取ったわりに それを利用してなかったこと。普通なら 風の影響を
受けづらい下のパスを多用したり 逆にシュートは風を利用してミドルを狙うのですが
そんな意図も見られず ロングボールを蹴っては GKに渡すというプレーを繰り返して
いました。その辺がね 対応力も含めて どうなのかなーと思いましたよ。
強風への対応は 鳥栖も手こずっていたのですが ハイボールを多用しなかった所は
若干 上かなと思いましたね。チーム力は互角としても 勝つために何をすべきか?
という点では 鳥栖の方がシビアに考えてましたよ。それが育夫イズムですし。
で もう一つの制御不能になったもの。精神ですよ。心のコントロールを失った と。
まぁ確かにジャッジは酷かったですよ。最初のPKも なしっちゃなしですし その後
ピッピ ピッピ吹かれる笛も 神経に触りました。選手が 頭に血が上るのも分りますよ
ただ それでサッカーが出来なくなるようじゃ プロとしてどうかと思いましたね。
ピッチ上で どんな理不尽があろうと 90分間は我慢して 仕事を続けなきゃ。
カーッとなったとしても 応援の声を聞いたり 家族を思い浮かべたり 勝つ事だけに
集中すれば 自然に落ち着けるでしょうし 精神をコントロールできるかと思います。
それが出来なかった または怠った時点で 相手には勝てませんからね。
鳥栖も同じく 審判のジャッジにストレスを持ってました。ただ PKを貰った事もあって
若干 落ち着きはありましたね。また 気持ちのコントロールでは 鳥栖のGK・赤星は
きっちり出来ていましたよ。前半終了間際 赤星がオーバータイムを取られた時に
普通なら そんな珍しいファール 動揺したり 抗議するじゃないですか ですが赤星は
すぐ切り替えて ポジションに着いてました。両チームの選手ほとんどが判定に対し
不満を持ってた中 ああいうコントロールが出来る事に感心しましたよ。
逆にコンサドーレは どんどん怒りを募らせて 終いにはジオゴの退場ですからね。
その辺の 「制御力の差」 みたいなものが 勝敗を分けたと思います。
昇格争いの中 ライバルとの敗戦は痛いですが 昇格圏内に居る事は事実ですし
「一敗は一敗」 と割り切って考えれば 切り替えも早いと思います。また 選手個々の
プレーで言えば 櫛引が良かったですね。試合毎に 力強くなってますよ。
DFラインから前へ出すパスは ほとんど櫛引がやってて 18歳の選手が責任を
持ちながら パスを出すってのは 凄いなーと思いましたよ。あと 前半ロスタイムの
ミドルシュート。パンチ力もありましたし 軌道も良かった。良いキック持ってますね。
特に前半は風上を利用したプレーがなく 「もっと考えれよ!」 って思ってましたから
櫛引のミドルには溜飲が下がりました。 「そう!それよ!」 みたいな ね。
その他 古田も出してほしかったなぁとか ジオゴの退場時 誰か行けよ!とか
やっぱり天皇杯は休ませるべきじゃなかった とか 言い出せばキリがないんですが
次から切り替えて チームワークをもう一度 強固にして アウェイ連戦に臨んでほしい
と思います。厳しくても この厳しさが昇格争いですからね 良い強化になってますよ。
残り9試合 ここでもう一回 フンドシを締め直して 気合 入れましょう! 以上。
あ 大事なこと 言い忘れてた
池内さんよ ちゃんとサッカーやらせてくれや。