結局土曜は コンサドーレの試合を前半だけ見て 8時からはオリンピックを見ました。
結果的には 明と暗を分けた2試合でしたが どちらにも良かった所はありましたし
残念だったものもありました。あの僅か3時間で 感情がクタクタになりましたよ。
【ピカピカ】 祝!五輪サッカー 日本男女ベスト4進出!
■ 五輪サッカー女子 日本 2-0 ブラジル
まずは なでしこ。ブラジルを相手に2-0の勝利!ほぼ一方的に攻められましたが
耐え忍んでセットプレーとカウンターで得点。あれが なでしこの真骨頂ですよ。
女子は華麗なパスワークを持ってますが それは基本的な形であって 大舞台では
我慢強さと一撃のカウンターが持ち味ですから なでしこらしさを発揮した勝利でした
今度こそ オリンピックのメダルを獲得してほしいですよ。監督は発言に注意を!
■ 五輪サッカー男子 日本 3-0 エジプト
そして男子。心待ちにしたエジプト戦でした。勝てて本当に良かったですよ。
ただ やっぱり11人対11人で90分やってほしかった。大舞台で ギリギリの戦い
だからこそ面白いし 得るものも大きいと思うのですが 今回 日本は4試合やって
内2試合が相手に退場者が出てるんですね。そこは相手の問題ですし 日本選手の
鋭さがファールを生んでるわけですが それでも何か残念なものがありますね。
個人的には 退場者は余程の事がない限り出してほしくないと思ってます。
それでも勝ちは勝ち。ベスト4進出は現実であります。これは快挙ですよ。
このエジプト戦での日本は 凄まじいモチベーションと高い感性とキレがありました。
ここがピークじゃないか?って心配するぐらい全員がキレてましたね。ブラジルだと
決勝にピークを持って来ますが 今の日本は目の前の試合を精一杯 戦う事が大事
だと思います。で 開始からフルパワーで臨む日本に対し エジプトはちょっと焦った
と思うんですよ いきなり全開ですからね その俊敏性に後手に回ったんですね。
主導権を取った日本は 勢いのまま前半14分 永井のゴール。このゴール 永井の
スピードが活きたんですが その永井を活かした清武のパスが素晴らしかった。
清武は 走りながら ボールを持ちながら も 的確な判断が出来る貴重な選手ですよ
世界で言えば リベリーに似てますかね。これから更に良くなると思いますね。
一方 1点リードされたエジプトは そこから本領発揮でした。強い体を活かした個力と
力強いパスワーク そして日本人とは違うメンタルを発揮して 勢いを持ち始めます。
おそらく今までの日本なら 迫力に圧され失点したと思います。が その日の日本は
違いってましたね とにかく全員 内面も体もキレてましたから 失点を防げました。
そして 前半41分 エジプト選手の退場。
そのプレーは故意のものではありませんでした。が 得点機会の阻止で 一発レッド。
正直 ファールはファールですが イエローが妥当だと思いましたね。ただ判定は
覆らないわけで 何か残念でしたよ。それとエジプトの選手に ラマダンの影響かも
しれませんが 消耗が激しかったのも気になりました。後半は倒れ込む選手が多く
万全の状態で 普通に試合するのは当たり前のようで 実は簡単じゃないんですね。
エジプトはその後1人が怪我で退場 一時はピッチに8人という状態になっていました
それでも選手の気持ちは闘っていましたが 3点目を入れられて The end。
途中から 日本には勝ってほしかったですが エジプトにも頑張ってほしい という
複雑な気持ちになりましたね。激しい消耗の中でエジプトの選手が見せた頑張りは
きっと国民の勇気になったと思いますし なってほしいです。
そして日本。大津の3点目が良かったです。普通 あれだけ相手がボロボロになると
気が引けてしまって 決めきれなくなるのですが 大津はシビアにしっかり決めました
それが 闘う者としての正しさ だと思いますね。厳しく言えば とどめを刺す と言うか
そこで終わらせる一撃を入れるのも 勝負の鉄則ですから 良いゴールでしたよ。
で こうなると 必ず決勝に行ってほしいですね。最後の最後まで戦えるファイナルは
全ての選手の目標であります。そこへ臨む権利が あと1試合で持てるのですから
それはもう全力で メキシコを破ってほしいと思います。ただ心配は 永井の怪我。
彼のスピードは世界の驚異ですし 日本の超飛び道具であります。その永井がもし
出れないとすれば 大きな痛手ですね。メキシコ特有のパスワークに対し 日本も
同じリズムのパスで臨むのは危険ですから 何か打開策がほしいですよ。
とにかく。どんな方法でもメキシコに勝って 決勝進出を果たしてほしいと思います。
半端な戦いは絶対しないで これまで倒して来たチームのためにも 全力で闘って
ほしいと思います。それが敗者への敬意ですし 勝つという事は 1つ1つ背負う事
でもあるわけですから。男女とも ピカピカに輝いたまま 帰って来てほしいです。
【ボロボロ】 コンサドーレは またも大差の敗戦。
■ セレッソ大阪 4-0 コンサドーレ札幌
そんな五輪男子の試合を見る1時間前 コンサドーレの試合を見てたのですが…。
んーなんだろ あのベタっとした感じは。気候が完全に違って 体が重いのでしょうが
前半を見る限り ヒドかったですね。走れない 反応できない トラップミス パスミスの
オンパレードでした。セレッソもかなり良くなかったですが 一撃のチャンスをモノに
していましたから そうした精度の差も出たのかな と思います。
で コンサドーレの前半の出来を見て あの状態なら…と 五輪男子を取りました。
試合の重要度はどちらも同じでしたが ちょっと見るに忍びない状態でしたから。
ただ翌日 再放送で後半を見たのですが 予想以上に良かったですよ。多くの選手が
積極的にプレーしてましたし 良い形も数多くありましたし。が ゴールが決まらない。
そして 失点は軽い と。今の状態なら セレッソとそんなに戦力差はないはずですが
両ゴール前の ちょっとの差が大きな差 なんでしょうね。んー苦しいですね。
次はホームですし 相手は絶対に負けたくない仙台ですし 何としても勝ちましょうよ。
とにかく今は 勝つ事でしか活路はないんですから 我々の力で勝たせましょう。
という事で ピカピカの五輪代表と ボロボロのコンサドーレ。
同じサッカーの試合ながら 明と暗のある土曜日でした。ただ五輪男子も大会前は
ボロボロでしたからね。ちょっとの切っ掛けで 一気に変わる事もあるのですから
コンサドーレも そうなると期待してます。必ず変わらなきゃダメですよ。
それと もう一回 今サッカーが出来る事に喜びを感じてほしいですね。
試合だから 仕事だから サッカーをやってるんじゃなく。 普通に走れる体で 普通に
戦える状態で サッカーが出来る喜びみたいなものを持ってほしいですよ。
世界には サッカーがやりたくても出来ない国や選手がいます。サッカーを見たくても
見れない人たちがいるわけです。コンサドーレの選手たちには 恵まれた今の環境を
もう一度 省みて 全力でサッカーに打ち込んでほしいと思います。