さて 今週の土曜は最終戦。
J1昇格の夢は消えたものの 有終の美を飾って 是非5位を掴んで欲しい。
今年は例年と違い12月までシーズンがあって
出場選手と契約更改の兼ね合いが ちょっと複雑な状況かと思います
例えば 契約をしない選手が 最終戦とはいえリーグ戦に出場する
これはプレーする方も 応援する方も複雑ではないでしょうか。
天皇杯は12月ですが それは短期のトーナメント戦
事情がちょっと違うので モチベーションも保てるのでしょうが
今回の場合は異例のように思います。
それでも 試合は試合。
出場できる選手は 来年の事など関係なく
全力を尽くして試合に臨んで欲しいものです。
最終戦 もうひとつの楽しみなのは サンクスウォーク。
凄く思い出に残っているのは
一昨年 03シーズン ホーム最終戦の対山形戦。
その前年を最下位で終え J2に舞い戻ったシーズンでした
ジョアン・カルロス監督 元セレソン2名 ウィルといった大型補強があり
開幕前は「J1昇格は確実」の戦力であったことは違いなかった
が始まってみると 怪我・帰国とどれも噛み合わず 成績も一向に上向かない。
代わりの補強も成績を上げるまでにはならず 下位のまま迷走します。
サポーターにとっては暗雲が漂うようなシーズンでした。
その年のホーム最終戦。
来年 何に期待したらいいのか。何を糧に応援して行けばいいのか。
そんな思いを抱きながらの観戦でしたが
試合にその答えがあったような気がします。
アンドラジーニャの先制 その後追いつかれるも 砂川のゴール 2-1
後半に入ると CKから曽田のゴールで3-1。
そして最後は 途中出場の岡田から 相川へ渡り 新居が決める得点。
この得点は嬉しかったですね。
1点がただの1点ではない重みがあって 大きな希望を与えてくれました。
11月の末 季節は冬に向う時期に 春を思わせるような
雪の下 土の中で 芽吹く雑草のような そんな力強さと希望を持ちました。
この時でしょうか
完成された強いチームを見ることだけが プロサッカーじゃないんだ
と思えるようになったのは。
その余韻も消えぬまま 照明が落とされます。
入場の際 手渡されたリストバンドがキラキラと光り出す
ドームの場内がプラネタリウムのように 美しく幻想的でした。
そして華やかなライトに照らされ 選手たちが歩く。
興奮と静寂。
失望と希望。
そして幻想的なクライマックス。
暗闇の中 手探りで ようやく掴んだ 僅かな光。
それが03シーズンの終わり。
あの時 漠然と持った希望が 今年 形になって表れていたような気がします。
今年一年 楽しく応援出来ました。
そんな喜びがあります。来年への確かな手応えもあります。
そんな感謝の気持ちを込めて 大きな拍手を贈りたいと思っています。
選手たちも 胸を張って 誇りを持って 歩いてほしい。
そして 感謝の気持ちを どうか忘れずに。
サンクスウォーク それは 感謝の共鳴なのだろう。