さて。 選手権決勝進出チーム 決まりましたね。
今日行なわれた準決勝 鹿実3-0遠野 野洲1-0多々良
鹿実に関してはさして語るべくもないですが
野洲vs多々良。 この試合は ある意味 驚きでした。
選手権を制するチームと言えば 国見や市船 昨年の鹿実もそうであるように
「高校サッカースタイル」みたいなのが あると思うんですよ
それは例えば フィジカル勝負だったり ストライカーの有無だったり
ある程度 守備を強化した上で 単純化された戦術を行なうみたいな。
ただ今回の準決 野洲vs多々良に関しては
そういった「高校サッカースタイル」の概念がぶっ飛びましたね。
これまでも静岡県勢などが 個人技優先や
自由な発想で行なうサッカーはありましたが
ほとんどの場合 独自の路線を敷くチームが
勝ち上がることは少なかったように思います。
ですが。
野洲・多々良 このベスト4まで勝ち上がった両チーム
違ってましたね。既存の勝ち上がるスタイルとは。
両チームとも組織化された良いチームであることに違いはないんですが
多々良は組織+個人技が垣間見れました
そして野洲には それにプラスしてコンビネーションがありました。
似通ったスタイルの2チーム。
僅かなプラスアルファが勝敗を決めたように思います。
それにしても クリエイティブで 面白い試合でした。
特に野洲高 相手を抜く技で後ろ足を使い ヒールパスをガンガン通す。
ひと昔前なら 監督からドヤされるプレーばかりですよ。
それがファイナル進出。センセーショナルですよ。おっさんには。
明日の決勝 気合入れて見ますよ。この野洲と言う高校を。
言い方は悪いかもしれませんが 旧スタイルの鹿実と新スタイルの野洲。
豪と柔。高と円。強と鋭。そして旧と新。
最高の組み合わせ 最高のファイナルかと思います。
残るは一試合。
3年生は負けた時点で 高校サッカーが終わるという大会。
クリスマスもなく 正月休みもない。
年が明け 次の準備もままならぬ中 続けるサッカー。
犠牲にしたものは多かったと思う。
それでも。頂点を目指せ。
だからこそ。全力を尽くせ。
残るは一試合。
決勝戦。