●オシムジャパン初陣 日本2-0トリ
まず「どんな選手選考をするのか?」 そして「どんなスタメンにするのか?」
非常に興味深かったのですが 浦和を軸に作って来ましたね。
本来ならオシムサッカーを理解している 千葉の選手で作るのが
やり易い方法なんでしょうけど 今回は致し方ないですからね。
チームの体は崩さずチャレンジもさせる そういった選考だったかと思います。
で 試合はまだ「チームとしてのサッカー」をどうこう言えるもんじゃなかったですが
「走る」という意識は感じましたね。特に前半は 田中達也を始めとして
全体がよく走ってたかと思います。バランスは無茶苦茶でしたけど。
でも今はそれで良いんじゃないでしょうかね。
「走る」という意識と「チャレンジ」が今日のテーマでしょうから
そういった意味では良かったかと思います。
闘莉王・長谷部・達也(前半のみ)・佐藤は良かった。
今後は阿部が軸になるべきだと思うのですが その時に鈴木啓太がどうなるのか
他の選手に闘莉王のフォローが出来るのか その辺りが気になるところです。
あ 三都主も良かったですよ(たぶん) 2点も取ったんだから。
でも左サイド 鈴木慎吾 どうですかねぇ?イイ仕事しまっせ。
●反町ジャパン初陣 日本2-0中国
こっちは「まだまだ×3」ぐらい 出来てなかったですね。
連携がないのは仕方ないとして 動きの質が悪かった。
中国に攻められっぱなしでしたからね。
ただ あの劣勢の中でシュートが枠に飛ぶ。これは見事でした。
特に星陵時代から応援してる 本田のゴールはビューティフルでした。
あとGKの西川もかなり良かったかと思います。
この世代にもまだまだイイのがいまっせ反町さん
千葉の青木 浦和の赤星 札幌の上里 どうですかね?
●インターハイ 広島観音高 初優勝!
選手権制覇の野洲高に続く またもダークホースの優勝。
野洲高ほどのインパクトはなかったのですが
広島観音高も独特なチーム作りをして来たようです
「週に3日しか練習しない」 「ゲームプランは選手たちが考える」と
オリジナルなスタイルでここまで作り上げてきたようです。
今まで東福岡なども 「1日3時間しか練習しない」というような
集中力や自主性を重んじるチームはあったのですが
それも ある程度の力量を持った選手が入って来る ことが前提になるのですが
野洲にしても 広島観音にしても 限られた資質の中で
個性的なチーム作りをし 尚且つ 結果を残した
こういったことは高校サッカー界においても その下の小・中学生にしても
影響は大きいことでしょうね。特に少子化の時代ですから
地域性においても 他のスポーツとの兼ね合いも含めて
如何に魅力的なチームにするか ってのが今後の鍵かと思います。
と同時に最近感じるのが 古豪が強豪ではなくなってきた ということ。
今回のインターハイも ベスト4に九州勢や市船が入ってなくて
帝京がかろうじて残ってましたが 強さはそう感じませんでしたね。
フィジカルサッカーは あれはあれでありなんで
やっぱりそのスタイルのまま プライドを賭けて強くなって来てほしいですね。
新しい波と古豪の対決 この切磋琢磨が より強くなるんじゃないでしょうか。
と ここ数日で各年代のサッカーを見たのですが
高校も五輪もフル代表も 今 過渡期を向かえてるじゃないかと思います。
どの世代も これまでの流れの転換期ですし 新しい波もあります
良い所は残しつつ 新しいもの 新しい考え・選手を取り入れ
脱皮をする時期なんでしょうね。そんな風に感じました。
この時期をしっかりとした競争の中で鍛え上げれれば
もうひと回りも ふた回りも強い日本になれるかと思います。
そして 何より今日 一番強く感じたこと。
田中 マルクス闘莉王(25)さん
おまえ ホントは 何歳だ?