マグノ 怖い。
しかし外国人がクリスマス休暇を取らんってのは いかがなものか?
ウチには曽田雄志がいるから フッキを快く帰す事ができたのだが
ガンバにはまだそんな余裕はないのか。曽田雄志は1人しかいないからなぁ。
にしてもガンバ。 シジクレイも残ってる 遠藤は完全復帰した
加地は時々スーパーな選手になるし 不敵な家長に 不気味な二川
それにプラスして 宮本ツネさまの移籍決定 そのモチベーションもある
更に更に 今年はノンタイトル。意地に懸けて天皇杯は取りに来る。
ざっと考えても ざっと考えたくなくなるぐらい 考えたくない相手だ。
対するコンサドーレ。
まー満身創痍。居残り組あり・フッキ帰国・相川捻挫・大塚藤田出停・西谷ケガと
ひとつ勝ち上がるたび ボロボロになっていく様相である。
アクション映画なら 敵のアジトに入って 向かって来る手下を
バッタバッタと倒した感じだろうか。弾3発ぐらい喰らってフラフラだが。
で ラス前 目の前に立ちはだかるはボスの用心棒 狙撃マシーン・マグノ。
これを倒さにゃ ラスボスとも闘えない。全米も泣かない。
面白いじゃないですか。ここ最高潮の場面じゃないですか。
シュワもスタローンも一番燃える所 ジャッキーならスタントなしの見せ場だ。
まぁ映画のようにウマく行くもんじゃないだろうが 可能性はないことはない。
そうこれは勝負事なのだ 可能性なんてないなんて言わないよ絶対。
…
真面目な話し いくらガンバが強いと言えど どこかに活路があるはず
前向きになるためにも 勝機を見出す展望をしてみた。
ガンバは各人の能力が高く 誰もがドリブルなりタメなりの「時間」を作る事が出来る
プラスしてマグノのスピードがあるわけだから 必然的に緩急がつく
コンサのDF陣が 上手く人もスペースも抑えたとしても
僅かな隙から 攻撃の形が出来る。しかもマグノの決定力が高い。
この攻撃力を抑えるのは容易ではないのだが 今の札幌の守備意識ってのも
そう侮るもんじゃない。非常に集中力が高く しかも全員が統一 出来ている。
こういったチーム一丸というのは 想像以上に大きいのではないだろうか。
新潟戦も甲府戦も 90分ほとんどの時間帯 相手を自由にさせなかった
ボールは持たれたし パスも通されたが 多少遅れても よく追って
少しでも自由にさせない守備をしていた。
こういった守備はJ2特有とも言えるのだが 普段 距離間のあるJ1勢からすると
非常に「やりずらい状態」になるんじゃないだろうか。
そこは一つ狙い目 と言うか 勝機につながるところかと思う。
勝機へのポイント① 粘り強い守備。
ボールサイドへは常に1人もしくは2人行き 体を寄せ 足を出す。
相当なテクニックの持ち主でも 体を寄せられれば 力は半減する
自分の力が出せなければ J1もJ2もない。
とにかく一瞬たりとも気を抜かない事 とことん相手の嫌がる守備をして
例え抜かれても もう一度 それがダメなら 次の選手が と
何度でもトライして 終いには相手の気持ちを折らせるのだ。
逆にどんなに攻撃されても 気持ちが折れない事も重要。
ここで大事なのはサポーターの声ではなかろうか。
例えば 2度3度と危険な場面が続いた時 選手も腰が引き出した時
そこでこそ でっかい声のサポートじゃないだろうか。
切れ掛かった集中力を引き戻す声 何度でもやってほしい。
もうひとつ。試合の中で どちらの流れでもない時 まったりする時間帯がある。
ここが危険なのだ。選手も応援も一息つくと言うか スッと抜ける時がある。
ガンバはカウンターも上手いチーム 一瞬の隙が失点になる。
空気がフッと抜けた時 とにかく声を出してほしい。必ず選手は気がつく。
次に攻撃。コンサがガンバに対し 決定機を何度も作る事は まずない。
必然的に これまでと同じくカウンターが中心になる
西谷がどれ位出来るかが気になるが 攻守の切り替えでどれだけ大胆に出来るか
それが攻撃の鍵ではないだろうか。
勝機へのポイント② 攻撃は躊躇(ためら)わない事。
例えば ボランチかDF辺りでボールを奪ったとして
そこから砂川-西谷と渡ってチャンスを作り出す所までは想像も出来る
問題は そこから得点に繋げるための工夫。サポートの人数と精神力。
ビビって上がる事も出来なければ ノーチャンスかもしれない。
だが勇気を持って 2人3人と攻撃に絡んで行ければ必ずビッグチャンスになる。
後は決めるべき時に 決められるか。
そこはもう祈るしかないところだが 追い風は確実に吹いている。
何かしらの幸運もきっとある。応援の力も確実に乗せられている。
これまで何万何百万と練習したシュートは この時のためと思ってほしい。
特にFWは 「ゴールが見えたら 絶対に躊躇わない」 それだけは持っててほしい。
強敵ガンバとの一戦も
「何とかすれば何とかなる」とラテンの血が言っている。
「粘り強い守備」と「躊躇わないカウンター」で 勝機は必ずある。
選手も応援も90分集中力を持続させる事は難しいと思う
だが こんな良い場面は一生の内 そうあるものではない。
一生の内の90分だ。それも至福の90分だ。
1秒たりとも無駄にしないで 今出来る全てを懸けてほしい。
そのバトンは 必ず受け継ぐから。
国立で でっかい声で でっかい魂で
オレの全部を 懸けてくるから。
どうか どうか もう一度 あいつらに力を。