今 なにが気になるかって
ハーフタイム中のコンサドーレほど
気になるものはない。
■札幌2-1福岡
この試合 前半は完全な福岡ペース。
リンコンの素晴らしいシュートで先制すると 攻撃は一気に加速した。
中央ではアレックスとリンコン サイドでは両SBの上がりも含め
不調が嘘のような攻撃力を見せた。追加点は時間の問題と思われるも
時折見せる札幌の鋭いカウンターが牽制となり 前半は福岡の1点リードで終えた
そしてハーフタイム。
後半からのコンサドーレは 全く別のチームへと変貌していた。
前後半で見違えるほどの 攻撃力 積極性 勢い
あの僅か15分足らずのハーフタイムに 何が起こっているのか?
そのロッカールームでは いったい何が行なわれているのか?
それが気になってしかたがない。
カミさんの実家へ行くと 煮物や味噌汁など 「おふくろの味」 が出てくる。
これが美味い。これといって特別なものを使ってるわけじゃないが とにかく美味い。
カミさんが ダシや 具材や 手順を全て同じように作っても どこか違う
つぶさに調べて作ってみても やはりどこかが違う。そこで我々は怪しんだ
おそらく 我々の見てない間に 何か入れてるに違いない と。
そう たぶん 我々がちょっとテレビとか見ている隙に
あの鍋の中へ パラパラっと 「秘密の何か」 を入れいているのだ。
それが あの味の秘訣なのだ と。 そうに違いない と。
いいですか皆さん。騙されちゃいけませんよ。
「おふくろの味」ってのは ある年齢に達すると貰える 「
おふくろの味のもと」
ってのがあって それを入れてるんですよ。 そうなんですよ。
じゃなきゃ 「ちょっと違う何か」 が解明されないわけがない。
おふくろの味が 実は 「おふくろの味のもと」 で出来ているように
監督にも 「監督指示のもと」 というのがある …はずだ。
でなければ ハーフタイムの僅かな時間でチームを豹変させられるわけがない。
ただ なぜ三浦監督が 「指示のもと」 を入手できたのかは定かではない。
年齢やキャリアで貰える資格があるとは考えにくく かといって買ったわけではない
どこかに独自のルートを持ち 秘密裏のまま入手しているに違いない。
また それが錠剤なのか粉末なのかも分からないが
あれだけ即効性のあるものだ 相当 純度の高いものに違いない。
だが 本当にそれだけで あの豹変は可能なのだろうか?
もしかすると それだけではなく もっと
強力な何かを使っているのではないか?
例えば
魔力的な何か のような。
これまで コンサドーレと言えば
後半に弱い。 ロスタイムに最高弱い。 というお家芸があった。
前半に何点リードしていようと このままでは終わらない雰囲気はビシビシあった
また ロスタイムともなると それはもう地獄の時間と化するほど悪夢が起こり
何度も何度も 腹がグツグツ沸騰するほど 煮え湯を飲んだのだ。
いや そのまた昔は 「Vゴールの札幌」 と言われた時代もあったが
その栄光の期間より もっと長く もっと深い 「暗黒の後半」 時代が続いたのだ。
それが どういうわけか 今年 一気に変わった。
後半に追いつかれたのはアウェイでのベガルタ戦だけ ホームのヴェルディ戦は
追いつかれるも また勝ち越す という
後半の強さを見せつけた。
この変貌ぶりは ただ事ではない。選手が変わったわけでもないのにだ。
やはり ハーフタイムに何かある。
パラパラっと振り掛ける的なものと それ以外にも何か強烈な精神作用させる
何らかの
儀式があるはずだ。
調べてみたい。ハーフタイム ロッカールームに潜入してみたい。
そして この目でいったい何が行なわれているのか 見てみたい。
だが それは叶わぬ願いだ。あの監督が 秘密の儀式を見せるはずがない。
それは 障子の向うではたを織る鶴のように 決して見てはいけないのだ。
でも気になる。だがダメだ。いや気になる。いやいやダメだ。
やはり 今 気になるのは
ハーフタイム コンサドーレのロッカールームだ。
そこで行なわれている 知りたいが 知ってはいけない 儀式。
だが このまま知らない方が 幸せなのかもしれない
世の中には 知らない方が良いこともあるのだ。
ただ これだけは断言できる。
三浦 俊也は
羽毛布団を売らせると
日本一だろう。 たぶん。