一昨日のキリン杯 昨日の五輪予選と 2日続けての代表戦でしたが
思うことは多々あります 例えばオシムの気難しさや イマイチな反町さんなど
まぁ あることはあるんですが そんなことより気になったのは
増田 誓志
この実に 少女マンガに出てきそうな ハンサム君について。
昨日の五輪予選 後半に彼が出てくるや否や 緊急会議が開かれたのだった。
【増田 誓志】
鹿島アントラーズ MF
宮崎県出身 21歳 北京五輪代表
カミさんは この増田誓志が出てくると 必ず 「おっ」 と言う。
その 「おっ」 の意味するところは いまだに不明なのだが 必ず 「おっ」 と言う。
たぶん お気に入りの選手ではあるが 所属がどこなのかも定かでなく
J1の試合や五輪代表戦で出てくるのが 思いがけずなため 「おっ」 となるのだ。
何度も 「増田はアントラーズだ」 と教えても その度 「ほー」 と言っては 忘れる
で 出てくるたび 「おっ」 だ。 毎回 新鮮な喜びがあってうらやましいな。
そして昨日も同じ。
試合も終盤に差し掛かった頃 例の増田君がピッチに入った。
「増田が入ります」 と実況が言うと同時に
「おっ」
そして 「おっ」 の後に必ず言うのが 「増田って あの増田君だよね?」 だ。
カミさんの言う 「あの増田」 の 「あの」 とは 3年前の宮の沢を指している
04年8月に行なわれた サテライト・リーグ 対鹿島戦である
その日 早々と宮の沢へ着き 最前列 かぶりつきで試合を見ていた
カミさんに 「10番の増田君はハンサムだぞ」 と教えたのだが
双眼鏡では今ひとつ見えづらかったらしく 反応は薄かった。
がしかし 我々のすぐ前で 鹿島ボールのスローインがあった
走り寄って来る 増田君 すぐ目の前 彼が瞬(まばた)きすれば
マツゲのパタパタで風が来るぐらい近くまで来た。
その瞬間 カミさんは固まった。ピララ~ンとハンサムビームを浴びたのだ。
その日から 増田君が映ると 「おっ」 が出るようになった。
所属チームは 今だに覚えてないが。
昨日も 「おっ」 の後に 「あの増田君だよね?」 ときた
もう慣れたので 突っ込むこともせず 「そうだよ」 と返す
と その時だ。 今まで気にする事もなかった言葉が耳に入る。
「増田 誓志が入ります」
ん?
なんだって?
今 なんて言った?
増田君の 下の名前
マスダ 何?
ちかし?
ちかし?
チカシ!
いや 名前をバカにするつもりはない。
どんな名前だろうと 一生懸命に考えた末のものだ
まして 良いも悪いもあるわけない。
がしかし イメージに そぐか そぐわないか はある。確実にある。
現に テレビから聞こえた 「マスダ チカシ」 の名前に
瞬間 違うな と感じた。 その違和感はカミさんも同じだった。
カミさん 「増田君は チカシじゃないな」
そう断言した。私もそれには同意せざるを得なかった。
だが 違うと言ったってチカシはチカシだ。違うも何もない。
我々にはどうすることも出来ないのだ。 チカシ君と認めるしかないのだ。
カミさん 「 いや こうなったら 考えるしかないな 我々で」
我々で って何を考えるのだ?名前をか?勝手にか?
カミさんは そうだ とばかりに フムと うなづいた。
お気に入りの選手だけに イメージは大事にしたいようだ
ならば 増田君らしい ハンサムな名前を付けてあげようではないか そう思った。
k 「じゃ どんなのがイイんだ? …例えば ケン○○とか」
カミさん 「ん~ もうちょっとシュっとしてるのがいいな」
k 「シュっとしてる… ショウ○○とか シュウ○○とか」
カミさん 「おっ いいな その辺だな」
イイと言いつつ 合格にはしない。中々厳しい女だ。
しばし考える。ハンサム風でシュっとしてて なおかつ精悍な感じなのが良い。
かなり難解な注文だった。私がウンウン唸ってる横でカミさんは試合を見ている。
しかも見ながらクラシック3本目だ。1・5ℓの量が体内に収まっていた。
しかしよく飲むな 1・5ℓの量が …量 …りょう …リョウ
お ひらめいた!
k 「リョウ どうだ?
リョウタ とか!」
カミさん 「おっ それだ!」
マスダ リョウタ
おお 何となくイメージに合うではないか!
と言うことで 昨日 増田君は誓志 改め リョウタ と決定しました。
いや正確には 改めてはいないが 芸名ならぬ 雰囲気名として
マスダ リョウタと命名致しました。
今後もカミさんは 増田が出るたび 「おっ」 と言い 「リョウタ」 と呼ぶだろう。
もしも あなたの近くに そういう人がいても そっとしてあげて下さい
彼女の中の王子様像が崩れないように どうかお願いします。
それにしても オシムも 反町も 霞んでしまうほどの増田君
人気に陰りの見えてきた代表だからこそ 大事にすべき素材ではなかろうか。
これからの時代 日本を支えるのは 俊輔でも 高原でもない
細貝 萌 と 増田 リョウタ である。
そして もう一人。
増田君から 土偏(つちへん)を取った あの人
そう あの男が 出てくるのだ。