団体競技は 「持ちつ持たれつ」 だが
高木貴弘は 「持ちっぱなし」 である。
選手全員 高木に オゴるべきだ。
■札幌1-0山形
昨日はカミさんと スピカ 行ってきました。
本当はシネマフロンティアで 「Life 天国で君に逢えたら」 を観てから行く
予定だったんですが 昼メシに串揚げ食ったら 何かメンドーになって
結局 ブラブラ時間潰しながら スピカで試合開始を待った次第です。
串揚げ 手強いな。
で 試合はと言うと 試合開始から山形が 札幌の左奥 要するに池内の所を
執拗に狙って来ます。何とか凌いではいたのですが やや危なっかしさのある池内。
この時 スピカ会場にはゲストで西嶋が来ていて もう1人のゲスト川合が言う
河合 「なぁ 西嶋君 あの池内の守備はどうなの?」 と。
すると “良い人・西嶋”は
西嶋 「…そ それは …コメントに困ります」
といった具合に かなりキワどい質問とトークが会場内ではされていました。
ただ「なるほど」 と思う質疑もあって 例えば 「開始から15分の失点なし」について
西嶋 「監督から “立ち上がりは慎重に” と強く言われてる」 と。
これは「なるほどなぁ」と思いましたね。
昨日のようにアウェイなら特に 相手はモチベーションが上がってるわけです
立ち上がりから積極的に来る事を見越して 「とにかく安全に」 を優先させれば
相手としてみれば肩透かしを食った形になる その内 攻め疲れとモチベーションの
低下が襲う そうなってから主導権を握ればいいわけです。
昨日の試合がまさにそうで 立ち上がりから15分 ほぼ一方的に攻めた山形と
左サイドを突かれながらも 何とか凌ぐ札幌 と想定内の試合運びでした。
で 山形の攻め疲れが出た所で 「得点」 と これまた プラン通りの運び
後は 追加点が狙えれば行きますが 全体的には 「慎重に守る試合」で
勝点を狙うわけです。言い換えれば 「巧く試合を潰す」 ってことでしょうか。
ただ このプランも そうそう上手く運ぶものでもない。
思わぬスーパーゴールもあれば 思わぬ 「やらかし」 もあるわけだ。
西澤淳二。
いや 昨日に限って言えば やらかしたのは淳二ではなく 主審・北村っちだ。
この北村っち あんまりにも波風の立たない試合に 業を煮やしたのか
自分から 波風 立たせに行った。PK献上。実に素敵な演出だ。
そしてこの “さぁさぁ 盛り上がってまいりました” 状態に 本気で盛り上がったのが
高木貴弘。
今や ただのGKではない。安定感抜群。集中力抜群。
だてにエラ張ってるわけじゃない。エラ呼吸もしてない。
この高木が絶体絶命のピンチを防いだ。さすがエラだ!いやエラい!
ちょっと余談ですが
どうもこの 「疑惑のPK」 ってのは 「入らない」 傾向があるような。
想像ですが キッカーがちょっと引け目を感じてるんじゃないか と思うんですよ
「本当にイイのかな」 みたいな。そういう心の隙って意外と出るもんで
GKも読みやすい また キックも弱い とか そうなりがちなんじゃないでしょうかね。
だから 昨日も 「あ これ大丈夫だな」 と思ってました。完全に読み切りましたよ。
止めたのは 高木だったが。
と言う事で PKも止め 予定通りの勝点3。
途中 「いつ退場になってもおかしくない池内」 とか 「2空振りの元気」 とか
「キレキレの西谷」 とか 「消え消えのカウエ」 とか ちょいちょい見所はありましたが
大まかには 危なげない勝利 と言えるんじゃないでしょうか。
何より 連敗しなかったのは大きいでしょうね。この辺は さすが首位チームです。
ゲームプラン通りに 波風の少ない試合にしたコンサドーレ。
あえて 波風を立たせた 北村っち。
それを静めた 高木貴弘。
淳二は 高木に よくよく感謝するように。
そして オゴれ。オゴりまくれ。
いや 淳二だけじゃない 選手全員 高木にオゴれよ。
でも串揚げは止めとけよ。手強いぞ。
ただ あのPK阻止 誰よりも悲しかったのは
山形FW 横山に違いない。
全員に削られ 倒され ようやく貰ったPKだった。
横山… お疲れさん。