方言なのか 一般的なのかは分からないが
”カンカン”と ”ガンガン” というものがある。
両方とも ”缶” を表す言葉だが その大きさによって呼称が異なるのだ。
ガンガンとは いわゆる一斗缶を差すもので 業務用の醤油などが入った
大型の缶やその昔は灯油缶を ”ガンガン” と呼んでいた。なぜ 一斗缶を
ガンガンと呼ぶようになったのか不明だが おそらく叩いた時に鳴る音が
「ガン ガン」 と鳴るからではないかと思われる。
一方 ”カンカン” は もっと小さな容量の缶を表している。
小さな缶だから叩けば かん高い音が出て 「カン カン」と響くのだ。
種類としてはジュースの缶などは ”カンカン” と呼び アルミであろうと
スチール製であろうと 材質や形状ではなく その大きさで ”カンカン” と
呼んでいたように思う。少し 変わったところでは ドロップの缶なども
カンカンに部類する。更にドロップの缶と言っても 多種あるのだが 中
でも ”サクマドロップ” の缶は
サクマドロップの缶は…
ん?
サクマ
ドロップ?
サクマドロップと言えば
節子ではないか。「なんで ホタル すぐ 死んでしまうん?」
…うぇ~ん ・゚・(つД`)・゚・
あ いや 申し訳ない。話しが逸れた。
カンカンもガンガンも空いてしまえば ただの空き缶だが
ガンガンには再利用の途があった。
秋になると 木の葉が落ち 家の周りなどに散乱する。
それを集めて燃やす時に このガンガンが必要だったのだ。
使用済みのガンガンを洗い 上部を切り取って空ける
そうすると簡易な焼却炉が作れるのだ。
秋の訪れと共によく見られた光景 それが ”ガンガンでの焚き火” だった
庭先や家の前 ガンガンから出る煙りが あちこちの家から立ち上っていた
今は出来なくなってしまったが その光景を見るたび 秋を感じたものだ。
今年も もう9月の終りに差し掛かった もうすぐ…
ん?
9月の終り?
は! 今日は何日だ?
く 九月 に 二十一日 ではないか。
9月21日と言えば
清太の命日ではないか!清太 「何が食べたい?」
節子 「また ドロップ なめたい」
…うぇ~ん ・゚・(つД`)・゚・
いや またまた 失礼した。
要するにだ カンカンとガンガンは 何だ アレだ
悲しい話しだ。
まだ年端もいかない兄妹が 精一杯 生きた
それでも耐え切れなかった 悲しい話しだ。
あまりにも悲し過ぎる話しだ。
どうぞお見逃しなく。
映画 「火垂るの墓」 は今夜9時!
ハンカチのご用意を。
「4歳と14歳で、生きようと思った」
…うぇ~ん ・゚・(つД`)・゚・
PS: 今回のエントリ カンカンとガンガンの話しに何の意味もない。