■ナビスコ決勝 G大阪 1-0 川崎F
大会の大小に関係なく 「ファイナル」 ってのは 良い試合になりますね。
集中力を高く 慎重に それでいて アグレッシブに
そういったサッカーの醍醐味が散りばめられた決勝になりました。
で この ガンバとフロンターレ 攻撃力を誇る両チームなんですが
メンバーを見て 「よく似たチームだなぁ」 と思いましたね。
遠藤と中村(憲) マグノとジュニーニョ バレーとチョン・テセ 二川と大橋
シジクレイと箕輪&寺田 各ポジションが似たタイプ&同等な力量の選手。
もし差があるとすれば ガンバには両サイド 加地と安田がいて
ここの攻防で フロンターレが不利か と思って見てました。
立ち上がりはフロンターレの方が勢い付けてたんですがね
安田vs森 サイドでの攻防も森が先手を取ってましたし 惜しい場面も多々あって
あと僅かな所まで追い詰めたんですが そこはガンバも強かった
押されても押し返す またフロンターレも押し返す 両チームの特長を出し合って
実に見応えのある 引き締まったゲームでした。
決めた安田は 前半やられた貸しを返しましたし 森の意地も十分見れた
ただ残念なのは 失点してからフロンターレが勢いを取り戻せなかった事ですかね。
あそこから もう一回 強く行けたら タイトルを取れるんだろうけど
そこが川崎Fに足りないもので そうはさせなかったガンバの強さかと思います。
でも 本当に良い試合でした。
思えば つい数年前 川崎FはJ2で 我らコンサドーレとも戦ってたはずなんですが
今や あのガンバに引けを取らないチームですからね。
「チーム作り」 をしっかりやれば不可能な事じゃないわけで ある意味 お手本として
コンサドーレも強いチームにしてほしいと思います。
それと 天皇杯。
昨日は 清水vs明治大の試合を見ました。用事から帰って 前半途中からでしたが
パッと見た瞬間 「清水 負けるんじゃないか」 と思いましたね。
と言うのも 天皇杯にありがちな 「緩み」 が見えたんですよ
あれは何ででしょうね。 J1 現在4位 と 大学。 しかも清水のホーム。
この対戦は どこをどう考えても 清水なんでしょうけど 実際戦ってみると 違う。
清水が押してはいるが 決まらない。
それでもチャンスは山と言うほどあるから 「その内 決まるだろう」 的な感じがある。
これが 「緩み」 なんですよね。
選手たちは 懸命にやってると思います。余裕なんか持ってないでしょうし
決めに行く時も 本気でやってるでしょう。ただ ちょっとした余裕みたいなのが
各個人にあって それがチーム全体に万延するんじゃないでしょうか。
例えば 中盤辺りで ちょっとしたミスがある。 J1のリーグ戦だと それが即 失点に
繋がったり かなりなピンチを招いたりして その瞬間 引き締まるんでしょうけど
各下との対戦だと 多少のミスも 何とかなってしまう。 で ミスを致命的にしないまま
またチャンスが来る。そうする内 段々とチーム全体が緩むんじゃないか と。
やっぱり 一つのミスに対してシビアに捉えて 常に引き締めて臨まないと
勝てるものも落としてしまうんじゃないでしょうかね。
ただ 天皇杯はそれがあるから面白いんでしょうけど。
去年の今頃は あの 「めくるめく日々の第一歩」 だったんですが
今年は 「リーグ戦 1本」 ってことで十分でございます。
他に一切の願望も煩悩も捨てたわけでございますから
選手の皆々さまにおかれましては どうかその辺りをご理解ください。
分かってますね。目標は ただ一つなんですから
決して緩まず 恐れず ただひたすらに 目的に向って まい進していただきたい。
いや 勝てよ。 絶対 行けよ。
ナビスコも天皇杯も 俺たちに関係ない試合にさせんじゃねぇ!
そう思う 週末の午後でございました。