「ある」方のブログを読んで 思うことがあった。
取り上げていたのは
レラカムイの企画で それに対して意見を書き
また 様々な方からのコメントもあった。で それらを読んで 自分なりに考えて行くと
プロスポーツ ってなんだろう?
という疑問に突き当たった。いや疑問ってほどではないんだけども
自分は サッカーやコンサドーレをどう捉えているか?って言う認識みたいなもの。
例えば 「もし 自分がプロスポーツ選手だったら」 と考えて 自分は何者か?とか
ファンやサポーターの第三者として どう捉えるべきか? などと哲学的なことをね。
そういった認識を自分の中でハッキリさせてから 考えるべきかなと思いましたね。
まぁ疑問自体がよく分からない感じはありますけど。
自分が思ってるのは サッカーには3つの見方があって
1つは 「スポーツ」 としてのサッカー。
もう言うまでもなく サッカーはスポーツですから 理屈はないんですが
サッカーにはスポーツとしての魅力が十分にあって 世界中で証明されてます。
だから 単にスポーツとしてのサッカーを楽しんでいる または 好んでいる
と言う事ですかね。また選手もスポーツとして鍛錬しているという事。
2つ目は 「戦い」 としてのサッカー。
何かに対して 競い合う または 競うのを観る というのは 「苦しくも 楽しい」 ものが
あって そのれはもうDNAレベルと言うか 古代ギリシャでもあったように
「競技の中の闘志」 は やる側も 見る側も 熱狂するものがあります。
でまた 戦う気持ち無くして勝ちも無ければ 価値もない と思ってましてね
選手や応援する者の根底には 絶対必要なものじゃないか と思いますね。
で 3つ目は 「エンターテイメント」
実はこれが一番大事じゃないかと思ってます。プロサッカーには。
上の2つはプロアマ問わず サッカーをやる上で大事なことなんですが
これがプロとなると 「何を生業 (なりわい) としてるか?」 って事になるわけです。
例えば 絵が上手い人がいて いくら上手に描こうとも 売るか見せるかしなければ
金にはならない。要するに 「金を貰って始めてプロ」 と言えるわけです。
だから ただ上手いだけじゃプロじゃないんですよね
見せて または 魅せて そして売ってこそ プロ。
そういった意味で プロとアマは全く別次元のものだと思ってますね。
ただ ここで言う 「何を売るのか?」 が問題で 何を売って生業としてるのか?と。
素敵な言葉で言えば 「夢」 とか 「希望」 とか出てくるんでしょうけど
実際 スタジアムまで行って 夢や希望だけで満足する人は 少ないでしょうから
やっぱり 「卓越した技術」 なり 「キャラクター」 なりの
常人にはないものを見せてこそ プロの仕事じゃないかと思いますね。
「自分自身や技術を切り売りする」 と言うと聞えは良くないですが そういう事かと。
と個人的には3つの視点があって その優先順位は その時々によって違います。
例えば 選手権などアマチュアの試合には スポーツが最優先ですし
代表のW杯予選なんかで 戦ってなければ 激怒しますしね。
ただ 基本的な優先順位は常に同じに持ってます。サッカーをこう見てる みたいな。
以前も書いたんですが 一番下にあるのが 「スポーツ」 これがなくては始まらない
次が 「戦い」。これが無くても何とかしてる選手もいますが 絶対に必要ですね。
で 一番上にあるのが 「エンターテイメント」 これはプロだけに求めます。
こうして 「スポーツ」 「戦い」 「エンターテイメント」 と 視点は複数なんですが
優先順位を付ける事で サッカーをスッキリ見る事が出来るかな と思うんですよ
例えば大まかな分類分けとして
アマの試合はスポーツ。代表には戦い。リーグ戦はエンターテイメント
のような分け方で 据えとくのも一つの手じゃないでしょうか。
で プロスポーツ=エンターテイメント として捉えた場合
今回のレラカムイの企画を どう見るか?って事になるんですが
「売り物は 自分」 として ありっちゃあり だと思いますね。基本的には好かんけども。
ただ 双方の理解があれば それはそれで 「企画として」 ありじゃないですかね
でまた 選手は ここまでじゃないとしても ある程度 「商品としての自覚」 は必要だ
と思いますね。人前 (ひとまえ)に出るのが商売な以上 そういう意識を持つべきと。
上にも書いたように 「ただサッカーが上手いだけじゃ プロではない」 と思いますから
何をプラスαに持つか 例えばバカ明るさ とか 鬼形相守備とか ファンタジーとか
何らかの個性を持って 更に それをスタジアムで発揮してこそ
商品価値が出るんじゃないかと思ってますね。
で よく聞かれる 「プロは結果が全て」 ってのも 自分の認識は少し違ってて
勝利が結果ではなくて 「客が入る事=プロとしての結果」 じゃないかと思います
勝敗の結果は大事なんですが 例え負けでも エンターテイメントとして成立してれば
または 来た客を喜ばせたなら それはプロの試合だと思ってますね。
極端な話し 年間1勝もしないチームがあってもいいんじゃないですかね。
激弱なチームだけど その負けっぷりがイイ!とか 毎試合後 全員 号泣!とか
そういうのが見たくてサポーターの数が多いチームなんてあってもいいかな とね。
見てみたいなー 毎試合号泣チーム。でまたサポーターもサポーターで
「テメーら! このや…… ま まぁ 次 頑張れ 次な…」 みたいなのを毎試合やる。
こうなれれば もうエンターテイメントですよ。正真正銘のエンターテイメント。
応援するのに理屈はいらないんですが 何となくこうした事を考えて
自分はどう捉えているのか みたいなものを整理して置くのもいいかと思います。
そうする事で 何かに対して嫌悪した時や 異常に喜んだ時
その理由が多少なりとも分かるんじゃないでしょうかね。
一人で壁に向って蹴るのもサッカーで 7万人の前でPKを蹴るのもサッカー
同じ行為でも その時々で据えるものが違う。そこを理解してるかしてないかで
プレイヤーとしての進み方も違ってくるんじゃないでしょうか。
プロならば エンターテイナーであれ。
そう思っています。見せることを意識した仕事をせよ と。
その意識を持つからこそ 人を魅了するんじゃないでしょうか。
ただ 「選手と食事 企画」 は微妙なところだ。ね 「ある」方さん。