祝!初勝点!(柏戦)
祝!初勝利!(川崎戦)
早くも勝点4 Get!
ナビスコ さまさまだな こりゃ。
■ナビスコ杯 札幌 1-1 柏 札幌 2-1 川崎
そりゃいつかは勝点も勝利も挙げれるでしょうけど こうやって その「いつか」が来て
引き分けれたり 勝てたりして って やっぱり嬉しいもんですね。
しかも2試合とも先制されてからの追い上げって言うんですから 感激もひとしおで。
ただこのナビスコ せっかくの勝点なのに2試合とも見てないんですよ
アウェイの柏戦は仕方ないとしても 室蘭も行けませんでした …残念。
テレビぐらいやってくれてもいいんじゃないっすかね? uhbさんよぉ。
で このナビスコ 2試合の感じを 色々んな方のブログを読んでみたんですが
やっぱり 「リーグ戦とはちょっと考え方を変えてるのかな」 と思ったりして。
J1・ナビ杯 合わせてまだ4試合なんで 色々試してみる期間ではあるんですが
三浦監督にしては 随分 冒険してるのかな と思いますね。
去年の感じで行けば かなり手堅くて 特に序盤戦はスタメンを動かす事はほとんど
なかったように思います。その他 選手交代のパターンもほぼ同じで
よっぽど 「リスクを嫌う人」 なんだなと思って見てましたね。
そもそも戦術そのものが 「ローリスク&ローリターン主義」 の人ですからね。
ところが 今年に入って毎試合 スタメンを変える。特にナビスコではDFに新加入の
柴田を使ってみたり 藤田・岡本・西が当たり前のように出場していたり または
まだ本調子じゃなさそうなノナトを出したりと 結構 冒険してる感じがありますね。
ケガ人が数名いますから 止むを得ない状況ではあるんでしょうけど
それにしても 「意識的にやってる」 感じを受けました。
で これらの冒険と言うかチャレンジの根底に 何があるのかと考えてみたんですよ
監督の意識変化の根底には 何があるのか と。
Progress
今年のスローガン。これじゃないでしょうか。
意味はもうご存知でしょうけど 「前進」 とか 「進歩」 とか言うもの。
実のところ 最初 このスローガンを見た時 「あんまり良くないなぁ」 と思ってました
パッと見て その意味がすぐには分かりませんでしたし 身近な言葉でもない。
そういったワードで統一感が図れるか って疑問があったんですよ。
特にコンサドーレの場合 子供からお年寄りまで幅広いファン層があって
ファミリー的な路線なわけです。であれば もうちょっと分かりやすい方が良かったん
じゃなかろうかと思ってました。見てすぐピンと来るのがスローガンの本流ですから。
でまた スローガンは ただの飾り言葉じゃなくて 実用的でもなきゃダメなんですよ
「常に具現化する努力」 があってこそのスローガンなんですよね。
そういった意味で 「Progress (前進)」 をどう具現化するのか 気になってました。
いや正直に言うと 「Progressを体現する」 なんて出来やしないだろうとね。
でも違ってましたね
「監督の意識変革」 こそが 「Progress」 じゃないか と。
去年 ここで三浦監督に対して言っていたのは 「もっとチャレンジしてほしい」 と
言う事でした。戦術に対しての冒険や 先を見越した上での選手起用など
監督自身がチャレンジしなければ チームがチャレンジする事も出来なくなる と。
そういった意味での不満と言うか 物足りなさがあって 監督自身が成長するための
リスクを持ってもいいんじゃないだろうか と思ってたんですよ。
そこで負うリスクは 例え失敗しても 皆 納得するんじゃないか とも思ってましたし。
そういった物足りなさも 昨年 終盤には岡本や西の起用で変化が見られて
少しは解消されていたんですが そのままJ1でもチャレンジは出来るのだろうかと
疑問を残ってましたね。逆に手堅さが倍増するんじゃないか と不安がね。
ところが この4試合で見られる 監督の意識変革。
戦術も一段階アグレッシブになりましたし 未知数の選手を使う冒険もある。
まだまだ全てが上手くいってるわけじゃないですが 去年の今頃と比べると
監督自身の意識に 格段の変化が見られるんじゃないでしょうか。
やっぱり リスクを負ってこそ 成長があるわけですよ。
引き出しの中にあるものだけを出すんじゃなくて 引き出しそのものを作る
そこには失敗があるでしょうし 時には かなりな痛手を被る事もある
それでもその冒険をしない限り 棚は大きくならないんじゃないでしょうか。
監督は 今 棚を大きくする作業をしてます。
それがProgress(前進)するための努力に思えます。
後は我々が どう後押しするか じゃないでしょうかね。
引き出し作りの作業は手伝えないですけど 一緒にリスクを負う事は出来ます。
監督がチャレンジして 失敗した時 「それでもいい」 と言ってあげれれば
同じリスクを背負った事になるような気がします。
チームを強くするのは 共同作業ですから そういう気持ちでありたいと思いますね。
ナビスコ杯はリーグ戦と違うだけに チームの違った面が見れる。
そこに見た 「監督の意識変革」。
監督の変化と チームが前進する過程を垣間見る事が出来た。
それだけでも 十分 価値はあるんじゃないだろうか。
その上で 奪えた 勝点。そして逆転勝利。
それはチームに大きな力を与えたように思える。
監督のProgressと チームのProgressが重なり合った勝利。
だからこそ ただの 「良かった」 ではなく 心底 「良かった」 と思えるのだ。
J1だからこそ参加で出来たナビスコ。ナビスコだったからこそ出来たチャレンジ。
やっぱり ナビスコ さまさまだ。