2年ぐらい前だったかなぁ。コンサドーレの試合の帰り スーパーに立ち寄って
レジまで来ると カミさんが誰かと話し込んでた。どうも中学の時の友達のようで
しばらくワーワー話してて。で 店を出て ちょっとビックリの報告を受けました。
「彼女の息子さん コンサユースなんだって」 と。
どうやらカミさんの格好(試合帰りなもんで コンサのグラウンドコート着用)を見て
「あれ?コンサ 応援してるの?」 と聞かれたらしい。そこから始まった話題で
「ウチの息子もさ ユースってのに入ったのよ」 と言ったと。U-15に入ったらしい。
それを聞いてカミさんは えらく感激したんだけども 友人自体は事の重大さに
気づいてない感じだったとか。「いろいろタイヘンでさぁ」 みたいな。
その報告に一番 衝撃を受けたのは このオレ。
身近な所にコンサユースの選手がいる。この事実はかなりな衝撃でしたね。
それからというもの ちょくちょくU-15の大会を調べては 出場できているのか
活躍してるのか こっそり調べてはニヤニヤしてましたね。
ただ気になっていたのは その上(U-18)に上がれるか って事でした。
小学生のクラブチームや少年団でもそうですが 同じチームのカテゴリーを
上に上がるのが これ結構 たいへんなんですよね。セレクションでの途中入団も
あるし カテゴリーが変わる時には 大半の選手が上がれないのが現状だそうで。
そうした厳しい篩(ふるい)を繰り返しつつ 残った僅か1名か2名がプロになれる。
言わば 智樹や石井や藤田・西はエリート中のエリートなわけですよ
また逆に言えば 熾烈な争いを勝ち抜いて プロの称号を手にした戦士なわけです。
そう考えると 今 彼らがピッチに立っているのは 本人の努力や才能は勿論の事
色んな人の力添えがあってこそなんだな と思えますね。
そして友人の息子さん。
今年 U-15を卒業しました。この春からは高校の部活で頑張るそうです。
それを聞いた時 残念な気持ちになったんですが 本人はすでに動き出してるようで
今は本州に遠征に行ってるらしいです。それを聞いて 何か嬉しかったですね。
そりゃ落ち込まなかったはずはないでしょうけども 次の目標を持って 立ち止ってな
い感じがして そういう所に清々しさとか 力強さとか スポーツの良さみたいなものが
あるのかなと思いますね。とにかく頑張ってほしいですよ。本人も その親も。
影ながら応援してますよ。
そして コンサドーレ。今年 J1という表舞台で戦えてます。
そこでどんな試合をしようと 例え大差の負けをしようと そのピッチに立つ11人は
やっぱり 「選ばれし人」 なんだなと思いますね。サブのメンバーや そこにも入れ
なかった選手や いや もっと言うと そこに立ちたかった 立つはずだった何千何万の
選手の上に成り立ってるんですよね。
それは自分なんかが言うまでもなく 選手はもの凄く実感してる事でしょう
自分が勝ち上がる分 その数倍の落ちる人間がいる事を 知ってるでしょう
それでも言いたい
やっぱり 「そいつらの分も頑張れ」 と。
そのピッチに立って 強い光を浴びてほしい
出れなかった選手の分も 強く強く浴びてほしい。
一昨日の佐藤優也の分も 和波の分も 金子の分も 友人の息子さんの分も
今 影に居る数え切れない選手の分も 浴びてほしい。
そして その分の重責を背負ってほしい。 そう願っています。
それが 「光の当る場所に立つ資格」 のように思います。
友人の息子さんへ 金子へ 和波へ そして岡田へ 捧ぐ。