サッカーも 映画も 監督に大事なのは 芯念だ。
ここ数日間 EUROでのロシアに すっかりハマってます
あの徹底した攻撃スタイルと それを貫き通す感じに 完全にやられてます
試合を見てて 震えるような興奮があるんですよ 今のロシアには。
で この魅了するロシアを司るものは何なのか?が非常に気になりまして
自分なりにあれこれ考えたわけです。本来の力なのか?アルシャビンの好調が
大きいのか?それともただのフロックなのか?あらゆる疑問と憶測をしつつも
やっぱり 行き着く果ては フース・ヒディンクだったわけです。
監督が持つ信念を 選手たちが受け止め 全身を以って表現している
そういう事ではなかろうかと。で この場合 「信念」 と言うと概念っぽい感じがして
ヒディンクの場合 もっとハッキリした形のあるものと言うか バトンみたいな
分りやすいものを選手に受け渡してるのかな と思ったりするんですよ。
監督自身の中に 「こういうサッカー」 ってのがしっかりあって それを選手に渡す
選手はそれを理解し体現する そういう事が出来ているんだろうな と思うわけです。
で ここら辺の事を自分の頭では考えついたんですが 表現となると どうも曖昧で
信念やバトンと言うより 「芯」 の方がしっくり来るんですね
監督がいくら 「攻撃は重要」 なんて言っても 芯から思ってなければ
選手に伝わるはずもなく まして貫き通す事などあり得ないわけですよ。
ロシアがあれ程までに攻撃的な姿勢を貫けるのは 監督の芯がそうなんだろうな
と理解出来ますし また その芯をしっかり選手に渡せる監督なんだな と思いますね
その辺りがヒディンクの 「ヒディングマジック」 たる所以でしょうね。
と そんな事を考えてて 何か最近も同じ様な事 考えたな と思ったんですよ。
で何だったかと辿ると 映画でした。この前 観に行った 「ザ・マジックアワー」
その映画でも 三谷監督の芯のようなものが見えて それが映画全体を司ってました
「映画が好きだ」 「こういう映画を撮りたい」 そういった意志を感じたんですね
で やっぱりそれは 「芯」 かな と。
つまりは 監督そのものに芯があって それを選手なりキャストなりに
しっかり渡す事が出来れば 「自分の信念が表現出来る」 と言う事なんですよ。
サッカーも映画も 表現するのは自分じゃないけども 自分が映る みたいな
反映されるものってあるんじゃないですかね。いや逆にそうでなきゃ と思いますし。
だからこそ 思いますね
監督は 「芯」 を持つべし と。
芯を持って 芯を渡して 芯を伝えるべき と。
ヒディンクも三谷幸喜も それが出来る監督さんで だから魅了するのかなと。
アルシャビンが活躍するのも 佐藤浩市が弾けてるのも 監督の芯を受け継いだ証明
じゃないかと思いますね。互いに貫いてる感じがあります。
で ここまで来ると その裏っ側にある 「日本代表」。言いたい事は山ほどあって
ただ言ってしまうと 日本代表に対して冷めた気持ちが形になっちゃいますし
今は 「とにかく予選をしっかり戦ってほしい」 という気持ちで抑えています。
それでも監督さんには言いたい 芯を持って 芯を伝えよ!と。
まぁ代表の話しは明るくならないんで。
それより 明日・明後日の深夜に行われる EURO準決勝ですよ。
特に木曜の 「スペインvsロシア」 これは見逃せない。攻撃vs超攻撃の対戦です
どちらが貫き通せるか?最後まで貫き通した方が勝ちですよ。
ここまで来たら戦力じゃなくて より強い芯を持ってる方が勝ちますよ。
そういう意味で ロシア!勝ちます。彼らは本物です。ヒディンクの魂 持ってます。
とにかくペナルティエリアの勝負に行く その姿勢 その魂 萎えない力
サッカーの魅力を存分に魅せてくれてます。絶対 勝ってよ。頼むよ。
そして決勝は ドイツとロシアで。
守りの芯と攻撃の芯 の戦い。これが見たい。
人は 芯のあるものに魅了される
やはり 「芯」 念が大事なのだ。