行ってきました横浜。 帰ってきました札幌。
と言っても 行ったのはニッパツ(コンサ)ではなく 日スタ(サザン)ですけどね。
せっかく横浜まで行きながら その日その時刻 裏天王山・マリノス戦がありながら
サザンを選んだ裏切り者には やっぱり当然の報いがあるもので
2日間とも 雨。 しかも2日目の最終日は どしゃ降り。
晴れ男の呼び声高いオレの力をもってしても 雨続きの2日間でした。
でも それはそれで良かったかなぁ と思うんじゃないですかね。コンサの試合でも
大雨(06・厚別・徳島戦)とか 雪・風(03・室蘭・静産大戦)とか 強烈に印象に
残ってますから 超マイナスなシチュエーションは しっかり心に残りますからね。
ま 今は 「痛み」 がありますけどね。
今回 横浜に行って来て いろいろと思う事があるんですが。
サザンの事も コンサの事も その内 書くでしょうから その辺は全部 すっ飛ばして
「趣味とは何なのか」 みたいな事が 今 一番 強くありますね。
例えばコンサドーレは自分にとって 生きがいなんだけど 「命を賭けて」 みたいな
大袈裟なもんじゃなくて やっぱりそれは 「趣味」 の領域なんですよ。
サッカーも同じ。自分の中にある質や分量は重いですが あくまでも楽しむもの。
今回のサザンも 「これでしばらく見納め」 という寂しさとか切なさはありましたが
そういう感情まで含めて 「楽しむ」 ってのが趣味なのかなぁ とね 思いましたね。
ずっと泣きながらとか 怒りながら 眉間にシワ寄せながら じゃ楽しめないわけで
だったら 自分でそうならないように工夫しなくっちゃならないんですよね。
その瞬間は 悲しかったり 腹が立ったりする事ってあると思うんですけど
どのみち離れずにいるわけだから 「なら 楽しもうや」 って そう痛感しましたね。
ゆえに 「趣味=楽しむためのもの」 を再認識した横浜でした。
サザンは これでしばらく観れなく 聴けなくなりましたけど
ライブの録画を見たり CD聴いたり カラオケで歌ったりして これまでもこれからも
そうやってサザンと離れずに付き合って行くわけです。
今さら 代える事も出来ず 捨てるわけもなく そうやって楽しみますよ。
コンサドーレは 今 存在しますからね。明日 厚別に行けば試合があるわけです。
それは やっぱり幸せな事じゃないかなぁ と思うんですよ。
今回 ひとつの終りを見てきただけに なお更 そう思うんでしょうけど
あって当たり前じゃなくて 「まずは ある幸せ」 を感じるべきかな と思うんですよ
慣れがあるから そう思うのは難しいのですが 文句だけじゃもったいないな とね。
とにかく今回 行って 痛烈に思ったのは 「趣味は楽しむため」 のもの。
ただ楽しむったって 何でもかんでも楽しめるわけじゃなくて
こうやって 「しばらく見れなくなる」 みたいな痛みはあるわけです。
でまたそんな大袈裟なもんじゃなくても 今回のように 雨もリスクっちゃリスクで
それが原因で楽しめなかった人もいるかと思います。
何の障害もなく ただ楽しめるのが一番ですけど そうじゃない事が多くて
むしろ障害の方が多いんじゃないか って思うチームを応援する身としてみれば
「ニガさも また美味」 ぐらいの気持ちで応援しなくっちゃならんのですよね。
何かに熱くなるって事は その分量だけリスクもあるわけで
そういう覚悟を持って その上で応援して そして楽しみたいなぁ と
あの雨に打たれつつ そんな事を思ってました。
「休業宣言」 も 「どしゃ降りの雨」 も 「連敗」 も 「最下位」 も 「降格の恐れ」 も
応援するがゆえの痛みであって ある事自体が幸せなんだな と。
横浜に降った雨は
そこに居る人たちの 切なさを洗い流すためのもの。
寂しさも 悲しさも その雨が洗い流し
流し切れば また笑える。
きっと空が そんな配慮をしてくれたのだ。
だからだろうか
ずぶ濡れでも 体が冷え切っても 切なさが深くても
それでも
楽しかった
それでいいのだと思う。
ありがとう サザンオールスターズ。
ありがとう 横浜涙雨。