今夜から W杯最終予選が始まる
と言うのに
なんだろう この昂ぶらなさ。
まぁ コンサの選手が代表にいたなら 今頃 テンパってただろうけど。
今 国内で 「代表熱が冷めている」 のは分かってはいますが まさか自分まで
そういう流れに乗っているとは思ってもみませんでしたよ。
これまでの予選は かなり熱く見守ってましたし この 「W杯予選こそ燃えるもの」 と
思ってましたから。ただ 最近の代表に期待感がない のは事実で その期待感も
勝てるかどうかじゃなく 他国に対して 「どんなサッカーで挑んで どれだけ戦えるか」
みたいなもので そこら辺に期待感がないわけですよ。
で なぜにこんな感情になってしまったか を考えてみましたね。
これほど急速に熱が冷めた原因は何か と。
まずは 「他国に対する挑戦」。 この挑む気持ちってのが かなり落ちましたね。
W杯もフランス・日韓・ドイツと3大会連続で出場して 「出場する事への新鮮味」 は
薄れたわけです。でまた 出場しても フランス大会・ドイツ大会では惨敗でしたから
「出場しても 現実を知るだけ」 みたいな失望感はあるわけですよ。
それまでは出場する事がゴールに思えてたW杯も 出場してからがスタートに変って
となると 「世界は まだまだ遠い」 と実感するのがね これが結構 効いてますね。
それとは逆に選手個人を見ると 欧州が近くなった感はありますね。
カズや中田が渡った時は 「日本人がどれだけ通用するか」 って見守ってましたけど
それは彼らを 「日本の代表」 として見て そこに 「挑戦する姿」 を映し出して
そういうものに昂ぶる気持ちや 応援する気持ちがあったわけです。
ただ 今は海外へ移籍する選手がぐっと増えて 選手個人の挑戦として 目新しさは
薄れた と言うか 中村俊輔のように海外でも中心になる選手まで輩出した となると
「挑戦」 と言う意味では 以前より昂ぶらなくなってしまうのかな と思いますね。
代表では 「挑戦するも無残な結果」 があって
個人では 「より高いレベルでの挑戦」 が成されてて
そうしたものも含めて 代表への期待が薄れてる原因じゃないかと思うわけです。
で 問題をナショナリズムへ向けるのではなく 「日本代表」 へ向けるとすれば。
この期待感のなさを 「他国との対戦に昂ぶるものがないから」 って言うんじゃなくて
日本代表に問題はないのか?という観点で考えてみると。
やっぱりそれが大きいと思うんですよ。日本代表自体の問題が結局の所大きい と。
で この代表が抱える問題の最初にあるのは
魅力がない。 高揚感がない。
そういう厳しい言葉に尽きますね。最初と言うか それが全て みたいな。
やっぱり代表って 「無条件に応援できるもの」 じゃなくっちゃならないと思うんですよ
代表は常に 「日本サッカーの指標」 であるべきで そこに将来性や期待感があって
だからこそ無条件に応援するし 進むべき先を見せてくるものだと思うんですよ。
ただ 今の代表にそれがあるかって言ったら ないですね。
期待感がないし 「日本が進むべきサッカーの在り方」 も出してはいない。
そういうのがね 何か非常に 腹立たしいんですよ。
自分としては 「代表はサッカーの象徴」 と見てて それに対する思い入れがあるから
応援する気持ちも強かったんですが その辺が見えないとね。結構 キツいですね。
その辺は肌で感じる部分なわけだから 理屈じゃなくて やっぱり代表には
「もっと期待させてくれよ もっと昂ぶらせてくれよ」 と憤るわけであります。
ただ 「昂ぶらせてくれない代表」 には それなりに原因もあるはずで
その辺が 何故か?と考えてみると まず最初に来るのが
岡田武史監督
この監督が 「代表をどうしたいのか」 全然 見えて来ない。
その辺の不明さがね 自分としては大きく起因してるわけであります。
出来る出来ない 合う合わないは別として やっぱり何らかの指針ぐらいは見せて
ほしいと思うんですよ。それが見えれば 「日本はこういうサッカーに進むんだな」 と
分かり易くなりますし そうなれば後は 「積み上げられているかどうか」 を見れば
いいわけで スッキリと代表を捉える事が出来るわけです。
そういう意味では これまでの監督にそうしたものが見えていて 大雑把に言えば
トルシェは組織 ジーコは個人 と分かり易さがあったわけです。
オシムの 「考えて 走る」 にしても 最初は難しくて やる方も見る方も かなり難解で
はありましたけど それが形になり始めてて ようやく面白くなって来た所でしたから。
で そうした代表の流れの中で 今回 どうかと言うと
基本は 「組織としてのサッカー」 なんだけど 海外組を多く呼んで 「個の力」 に頼る
基礎は 「守備重視の慎重なサッカー」 なんだけど 「攻撃的な選手」 を多く入れる
こうした傍目に見てもチグハグなものがあって スッキリしないんですね。
その辺は 「理解度が低いから」 なんでしょうけど どう考えても見えて来ないわけ。
ただ一つだけハッキリしてるのは 「勝負にこだわる」 こと。
これでしょうね 「岡田オリジナル」 があるとするば。で それは大事だと思うんですよ
W杯予選は 「勝負の場」 ですから そこにこだわってこそ 日本が強くなる わけです
ただ 「見るべきものは 勝敗しかない」 ってまでになると それはどうだろう とね
例えば今日の試合 何か見えてくるものがあるか?って考えたら ないと思うんですよ
「大事な初戦だから とにかく勝ちを目指す」 みたいな姿勢はあると思いますよ
でも 「これが日本のスタイル」 ってものが見えてくるか と言えば それはないだろな
と 思っちゃうわけなんですよ。つまりはそれが 「期待感のなさ」 になるわけ。
そこなんですよ 腹立たしさの根っこは。「ないんだろうな」 という思う虚しさ。
で この考えを もうちょっと広めると サッカー協会にも不満が出るわけですよ。
「なんで 岡田さんを監督にしたんだ?」 って。オシムのアクシデントで緊急では
あったんですが そこで焦らなくてもよかったんじゃないか って思うんですよね。
そもそも日本は まだ 「W杯出場に こだわる段階じゃない」 と思うんですよ。
3大会連続出場は凄い事ですが そこに出るのが当たり前の国じゃない
まだまだ 「成長を優先させる国」 だと思うんですよ 日本は。
だから オシムが倒れた時 一時的な代理を立てて オシムの回復を見て
そこで無理そうならば まったく新しい選出をすべきだったんじゃないか と思いますね
そこで 「日本サッカーがどうあるべきか」 を検討して その結果から選ぶのが
正しいんじゃないか って思ってました。あの時期なら 焦る時じゃなかったですし
W杯出場自体にも まだ焦る国じゃない と思ってますから。
ただ 協会とかにモンク言っても それは結局 「お上が悪い」 つってブーたれてるだけ
になりますから そういうのはね あんまり好きじゃないんですよ。協会に対して
人選や焦り方には疑問はありますけど 不満は結局の所 現場に持ってますね。
現場が どんな人選をして どんな事をやろうとしているのか そこら辺に。
とまぁ 長々と代表に対する不満を書きましたけど 一番 不満なのは
「自分の気持ち」 ですね。監督が誰だろうと どんなサッカーをやろうとしてようと
やっぱり代表には 無条件で応援したいし 最終予選なら何が何でも昂ぶりたい
だけど そういう気持ちになれないって言うのは 結局 「自分」 なんですよ。
モチベーションを上げるのも上げないのも 自分次第なわけだから
それが出来ない時点で 自分の責任なんですよね。それがね 何とも歯痒いわけ。
先日の札幌ドームでのウルグアイ戦も 「行こう」 って気になれなくて
今までは全部行ってたんですが 何だろうな 特に行きたいって気持ちもなく
「テレビで見ればいいや」 って思ったんですよね。
ただ この試合 カミさんだけ行ったんですよ 何かチケット貰ったらしく
「行ってくるから」 ってメール入った時は もんんんのスゴく 悔しかったですよ
帰ってから かなり嫌味 言ってやりましけど。
まぁ何らかの切っ掛けさえあれば こうやって燃えるものがあるわけですから
今回の最終予選も 戦いが進んで行けば 「昂ぶるだろうな」 と思います。
同然 今日の試合も ちゃんと起きて見ますし 応援もするでしょう
でも やっぱり もっと昂ぶりたいですよ。もっともっと燃えたいですよ。
そこにエネルギーがあって 漲ってて それが原動力でもあるわけですから。
それと W杯に対するモチベーションも もっともっと持ちたいですね
そこで披露する日本代表のサッカーを 誇りにしながら 応援したいですよ。
そういう熱が 結局の所 日本サッカーを高みに持って行くわけですから。
そのためにも もっと頑張ってほしいですね 代表。
もっともっと燃えさせてほしいですね 岡田監督。
だから ぜひぜひ今日は頑張っておくれ。
と ここまで読んでくれた方 もう一度 最初の絵をご覧ください。
そう言われそうな気がするエントリーであります。