祝!岡田佑樹 今季初ゴール!
ここを初めてご覧になった方は 「岡田佑樹って誰?」 と思われるでしょうが
岡田佑樹とは 昨年まで札幌に在籍し 今はJFL・栃木SCで活躍する選手です。
ポジションは右サイドもしくは右SB。スピードとスタミナに優れ エリア近くになれば
「果敢に勝負する」 という特長と魅力を持った選手であります。
彼を応援するようになったのは 札幌入団 間もなくの03年からですから
もう6年近くになりますね。カズや小野など 好きな選手は数多くいますが
応援する選手は 後にも先にも岡田佑樹 ただ一人で それは今後も同じでしょう。
それほど目一杯 応援してきた選手ですが 昨年末 契約更改ならずで あの時は
本当に悔しいやら切ないやらで。ただそのリスクを含め 覚悟の上の応援でしたから
現実は現実として 何とか受け止める事は出来ましたね。
で あれから10ヶ月の時が過ぎて。
札幌を退団した岡田は 柱谷幸一監督 自らのオファーで栃木SCへ移籍し
今季 レギュラーとして JFLのリーグ戦に出場し続けています。
栃木SCは昨年夏 J準加盟が決定して 本格的にJ昇格を目指しているチームで。
今年は開幕から連勝し トップをひた走って来たのですが この夏からは調子を崩し
リーグ戦ではここの所4連敗 順位もトップをHonndaFCに明け渡すという状態に
陥っていました。その辺りは 昇格を意識したプレッシャーもあるでしょうし
大幅に選手を入れ替えて臨んだシーズンですから 急造チームである問題点も
多少 出てきているのかもしれません。その辺は見てないので何とも言えませんが。
ただ 「決して良好とは言えない」 状態で 臨んだ天皇杯。
対するは一つ上のカテゴリー J2 ロアッソ熊本。
その試合で 岡田が決めました!同点のゴールを!
昨日は2時ちょっと過ぎまで家にいて 前半の様子を速報や
ここ の掲示板で
追ってたのですが ロアッソにゴールを決められ 0-1の状況に。
その後 用事があって外出して 試合が終わった後 現地まで応援に行ってる友人に
恐る恐るメールで確認したんですよ 「ダメだったかな…」 と思いつつ
ですが 返って来た答えが
「岡田くん 同点ゴール決めたんです!」
でした。その文面からも 喜びがいっぱいで。だたその喜ぶ気持ちもよく分かります。
だって この友人 岡田を 「絶対 応援する 何が何でも応援する」 と決めた人で
札幌在住なのにも係らず 「毎月一回は 栃木に行きます!」 と宣言したんですよ
最初 聞いた時は 「どうかしてる」 としか言えなかったのですが 本当に毎月 栃木に
行ってる様子を聞くと どうかしてる人が ど根性のどうかしてる人 に思えましてね
そういう人が ツキイチ・トチギを繰り返して とうとう ゴールを見てきたわけですよ
そりゃ喜ばない方が本当にどうかしてますよ。良かったな ど根性のどうかしてる人よ
で このメールを受け取った時 近所の和食店で飯食ってまして 静かな店なんですが
思わず 「おおおぉぉぉ」 と うなりましたよ。いやー嬉しかったですね。
ずっとレギュラーで出場できてましたから いつかはそういうチャンスが来ると 思って
ましたけど なかなか良い知らせが届かなくて やっぱり気を揉んでましたね。
今季の栃木は4-4-2のシステムで 岡田は右SBが定位置となってました
数試合は前目の右MFをやった事もあったのですが その時にはゴールならずで。
で 今回 この天皇杯で柱谷監督は 3-5-2のシステムに変えて 岡田は中盤の
右サイドで起用されたようです。また このシステムが思いの他 機能したらしく
J2ロアッソを相手に 試合内容では押し気味に進める事が出来たようです。
ただ そこは経験の差か 先にゴールしたのはロアッソ。後半序盤の失点でした。
相手は一つ上のカテゴリ。そこに1点ビハインド。ここ数試合 勝ててないチーム状態
こうした状況の中 「今日もダメか」 のような空気は どこかにあったと思います
それだけに 岡田のゴールは大きかったんじゃないでしょうかね。
試合は その後 延長戦に突入して そこでも決着がつかず PK戦まで行って
このPK戦も岡田は4番手で蹴って そこでもしっかり決めた と報告がありました。
この勝利は 単に 天皇杯を勝ち上がった と言う事だけじゃなくて
システムを変えて それが機能した様ですから それはチームの幅にも繋がりますし
久しぶりの勝ちによって これからのリーグ戦にも良い雰囲気は作れたかと思います
そして何よりは J2チームに勝った事。来年を見据えるなら ここで手応えを持つ事が
一番大事なことで そこで内容も結果も伴ったのならば 良い布石になったのかなと
思いますね。そういう意味では 岡田のゴールは嬉しい事ですし チームの勝利は
もっと大きな意味のあるものだと思います。
昨夜は 岡田ゴールと勝利のメールを頂いて それから祝杯(りんごジュースで)を
挙げて 家に帰ったのは 深夜1時近かったですかね。BSでは1時半から
「天皇杯ダイジェスト」 が流れるんで 眠らずに起きてて 見ましたよ。
右からのFK。
直接狙ったボールは 一旦 相手GKが弾く
だが その先にいたのが 岡田佑樹。
ペナルティエリア中央 ポッカリと空いたエアポケット 待ち構える岡田
宙に浮いたボールを 胸でトラップし 右足の前へ落とす
混戦のゴール前に視線をやり 右足を振り切る。
ボールはゴール左隅へ 突き刺さった。
岡田は まだ 消えていない。
それを 証明する ゴールだった。
祝!岡田佑樹 今季初ゴール を記念して。