祝 ガンバ!アジア制覇!
さすが 札幌を倒して 出場権を得ただけはある。
■ACL決勝 ガンバ大阪 5-0 アデレード (H 3-0・A 2-0)
ガンバが優勝しましたね。アジア制覇 おめでとうございます。
前回 レッズに続いての連覇。これは日本サッカー界においての大偉業でしょう。
そもそも このACL クラブチームが世界に進出する唯一の大会 にもかかわらず
なぜだか扱いが低い。その辺がね どうにも不満だったんですよ。だって考えても
ごらんなさいよ。オラがチームが 「国を出て 他国のチームと戦う」 んですよ。
そういう意味ではW杯と同じだし 出場権を得たチームは まさに 「代表」 ですよ
しかも クラブチームには成熟したチームワークがある。その点で言えば
選考しては解散する日本代表よりも サッカーとして質が良くなるわけですよ。
そういう意味で 権威も質も もっともっと評価されるべき大会だと思いますね
だからこそ この日本の連覇は大きいと思います。これで もっと注目されるでしょう。
ちなみに 「国を出て 他国のチームと戦う」 って所。
以前 こう書いたら レッズサポの方がコメントくれまして
「オラがチームが
どっかよその国の得体のしらない 強いクラブと戦う面白さ」
と言ってました。これには なるほどなー と思いましたね。
確かに 今回のアデレードもそうですが 中東のチームとか 韓国のチームだって
私ら ほとんど知らないじゃないですか。で やってみて初めて分かる。
そういう怖さと 怖さの上にある面白さ それがACLにはあるんでしょうね。
まさに 「経験者は語る」 と思ったコメントでした。いや いいなぁ うらやましいっす。
そして 今回のガンバ。12戦無敗での優勝。いや 凄いですよ。
しかも あれでしょ アウェイ全勝だって言うじゃないですか。得体の知れない他国へ
行ってですよ 得体の知れないチームやサポーターとガチで戦ってですよ
それで勝って来るっつうんだから これ凄すぎますね。全員が全員 代表経験者じゃ
ないですから こうした対戦は未経験者もいたはすで よく勝てたなぁ と思いますね。
で そう出来た要因は 「動揺がない」 ってのがあるんじゃないですかね。
ガンバって 非常に冷静なチームだと思うんですよ。相手の強い当たりにも 冷静に
対処して 上手くいなす事が出来る。また攻撃でも 冷静 且つ 頭脳的なパス回しが
出来る。そうした強みがガンバにはあるように思います。で その象徴となるのが
遠藤・ガチャピン・保仁。
今回は特別に 素敵なミドルネームもお付けいたしましたけど。
この遠藤・ガチャピンさんの 「冷静沈着さ」 がチーム全体に波及してるのかな と。
それと もう一人。遠ガチャピンさんと 遜色ない冷静さを持つのが 二川・シブ顔・孝広
この遠ガチャとシブ川さんが 実にチームを落ち着かせてるな と思いますね。
アジアの中でも動揺しない ガチャとシブの落ち着き。
この特性があってこその あの攻撃的スタイルが確立するのだと 思います。
で もう一つ ガンバの特長を挙げるとすれば 西野監督。
この監督さんは凄いですね。個人的には 国内ナンバーワンの監督だと思ってます。
でまた中々ダンディ。男前っすね。ただ若干てっぺんがヤバいのは知ってますけど
ちなみに この西野さんの20才ぐらいの時の生写真 見た事あるんですけど
当時から美形でしたよ。それでいて 目力が強い。かなりーな イケメンでした。
で この西野さん ガンバ就任当初は 守備的なチームを作ってた記憶があるんですよ
あのアトランタ五輪の時も 守備的な戦術をめぐって 中田と揉めた とかそんな話しが
あったはずで そこから考えると 今の攻撃的スタイルへ移行できたのは
この監督さんの引き出しが多かったからだと思いますね。
基本的には攻撃的にしたかったけれども そこへ行くまでに まずは守備&カウンター
から始まって 自分も勉強しつつ 成長しつつ 今の戦術まで行けた のではないかと。
小さな引き出しを 一つ一つ作りながらの 移行だったように思います。
ですから この西野監督が 今 日本で一番 優れてるのかな と。
元川崎の関塚さんや 柏の石崎さんにも 同じ様な印象がありますね。
で 西野監督。
この人がやってる4-3-3が 今 国内では一番 完成度が高いんじゃないですかね
戦術とかシステムとか あんまり詳しい事は分からないんですけど
ガンバの4-3-3は 適材適所に選手を置いて 選手の理解度も高いと思いますね
例えば ルーカスは やるべき事を理解した上で 自分のプレーもしています
だから両サイドバックも活きるし タイトなラインも作れているのかな と。
勿論 それらの事は 「遠藤がいるからこそ」 のものではあるんですが
そうした個人能力を加味した上で 4-3-3のシステムが構築出来ていると。
あれだけ精度の高い4-3-3が出来れば アデレードは相手じゃなかったですね
ガンバの細かいパス回しに 翻弄されっ放しの2試合だったように思います。
まぁ アデレードには ある意味 ひっじょーっに 親近感を持ちましたけどw
ところで。
今回のACL このガンバの優勝が
コンサドーレと関係があったのをご存知でしょうか?
実は 何を隠そう
ガンバの出場権は
コンサドーレを倒した事によって 得たものなのだ!
これマジな話し。
実はオレも知らなかったんですが 以前 ACLの事を書いた時
ガンバサポの方も コメントをくれて そこに書かれてあったんですよ。
「ところで、一昨年の天皇杯にもしコンサがガンバを破って決勝に出てたら
繰上出場でコンサがACLに出場できた、という事はご存知だったでしょうか?」
と書かれてありましてね。ちょっと調べてみると 確かにそうでした。
今回 ガンバがACLに出場したのは 第86回
「06年天皇杯を準優勝したから」
なんですよ。ACLの出場条件は色々とあるんですが まず出場枠があって
基本は2つなんですけど 日本は前回 レッズが優勝した事によって 3つなったわけ
で このレッズは無条件で決勝T進出は決定したと。そして 残るは基本枠の2つ。
条件は 前年度リーグ戦優勝のチーム これは鹿島が権利を得たわけ
そして 残る一つが 「前々年度の天皇杯優勝チーム」 が出場権を得るわけですよ
ところがだ これを優勝したのはレッズ。でもレッズはもう出場権を得ちゃってるわけ
でも 「天皇杯枠」 は残ってる。 という経緯があって
06年の天皇杯準優勝チーム ガンバ大阪が 出場権を得たわけですよ。
ここで思い出してもらいたいのが 06年 天皇杯。
そうですよ あの年の天皇杯ですよ。フクアリで 優也がやらかして やらかし返した
あの時の天皇杯ですよ。あの大会の準決勝 12月29日 エコパでガンバに敗れ
必死で予約したツアーもチケットも 全てキャンセルとなり
いつもの正月になった07年元日…。 あの喜びはいまだに忘れられないっす。
で。そう あの時の大会の出場権なんですよ。ガンバが出場したのは。
どうですか コンササポの皆さま そう考えると 何か他人事じゃないですね。
そのチームがアジア制覇ですよ。あの時 ギリギリの勝負を征した相手チームが
一気にアジアの頂点へ駆け登ったわけですよ。さすがですよ。
さすが 我が札幌を倒して 出場しただけはある。と。
世が世なら… もし あの時 勝ってたなら… もし あのゴールがオフサイドなら…
そう考えるとね もしかしたら… 昨日 あの表彰台に立っていたのは…
いや なんにも ねぇな。
あるわけ ねぇな。
という事で
祝!ガンバ!アジア制覇!おめでとう!
次のクラブワールドカップも頑張って!
俺たちを 倒しての 優勝なんだから!
でもさ やっぱ 賞金の半分とか… いや3分の1とか… いや10分の1でも…