今日は”漢字の日” だそうで。
今年を一字で表すと オレ的には「暗っ!」だな。
って 一字じゃなぇし。小学の5年生ごろから ウチは いわゆる ”溜り場” になってたんですよ。
学校が終わると必ず4~5人は 俺んちに集合してまして そんな状態が
高校卒業まで続いたのですが 高1の時は もうムチャクチャでしたね。
毎朝20人位がウチに寄って学校に行く。でも必ず「オレ今日 休むわ」って
ヤツがいて そういうのは 俺んちで自宅待機ですよ。で 学校から帰ったら
今度は早退したヤツが居る。その内 友達が友達を連れて来たりして
帰ると知らないヤツが普通に居る。そういうのが ほぼ毎日 続きましたね。
そんな環境だったもんだから 人に対して “拒絶” しなかったんですよ。
溜まり場の主である自分が 誰かを拒絶したら そいつは入れないですから。
またウチに来るのは いわゆるヤンキーで そうなると当りがキツいんですよ
だから出来るだけ自分は ”Wel come” なスタンスで人と接してましたね。
ただ高1の秋ごろ。ある日 ススム君ってのが来るようになったんですね。
このススム君 俺らと全然 人種が違うと言うか マジメっちゃマジメだけど
今で言う “オタク” だったんですね。中学の同級生だけど喋った事はないし
高校も違う。仲間の誰一人 友達じゃなかったのに 突然 ウチに来出した。
ちょっと理由を探ったら どうやら高校でイジメられてるらしく 俺たちと
一緒にいればイジメられないと思ったようです。ただ 本人にどんな狙いが
あろうとイカツイ馬鹿ヤンキーに受け入れられるかどうは別問題。
だいたいにして ヤンキーとオタクですからね 本質的に 絶対 交わらない、
ただ最初は特にトラブルもなく オレも皆もそれなりに過ごしてたのですが
1週間くらい経った時 友人の一人が とうとう言い出したわけですよ
「お前 気に入らねぇな」と。
ヤンキーってのは仲間になると心強いものの 敵対したり嫌われたりすると
もう手に負えない。でまた ”気に入らない” ってのを皆が思ってたりすると
誰一人 この事態を治めようとしないんですよ。かく言うオレも ススム君は
合わない。なんせ このススム君 みんなに好かれない理由があった。それが
暗い。
とにかく 暗いんですね。おとなしいとか 地味とかじゃなく 暗い。
それがね どうにも合わない。ヤンキーにも おとなしいヤツはいますよ。
けどそれは寡黙とか喋らないだけで 根は馬鹿で明るいヤツが多いんですよ
そんな中で このススム君は よく喋る よく喋るんだけど 話す内容が暗い。
前向きな事を 一切 言わないでんですね 例えば 何かの話題で盛り上がって
くっだらない事で馬鹿笑いしてたりすると このススム君「だけどさぁ…」
とか言い出してイチイチ盛り下げる。その度 ヤンキーどもはイラっと来る
だけど一応我慢する。それを繰り返す内 一人が我慢の限界を超えたわけだ
で「お前 ちょっと外 出れや」と。
人が3mぐらい飛ぶのを 始めて見ましたね。
この一件が また大きな事件となりまして 親だの 警察だのが出てきまして
まーめんどくさい。「たかが 子供の喧嘩に」って だいぶ弁護しましたよ。
で この一件を境に 自分の考えを多少 改めましたね。
人を明るい 暗いで 肯否定しないで ”取り敢えずは Wel come” 的な
スタンスをオレが取ろう と決めましたね。でまたウチに来る人については
どんな人間でも友人として扱う事 それが出来なきゃ出入禁止にしました。
それからは俺んちルールにおいて イジメ的なものは一切なくなりました。
ただ 今 大人になって思うのですが。
やっぱり 暗い子は嫌われる
そう思うんですよ。実際 自分の周りを見てもそうですが 友達の少ない人は
必ずと言っていいほど暗いですね。また その暗さは何かと言うと 要するに
何に対しても ネガティブなんですね。
物事に対する姿勢が否定的。もしくは 裏側ばかり突くような ネガティブ。
こういう人とは やっぱり合わないな と最近になってつくづく思いますね。
で さらに深く ”なぜ暗い人が嫌いなのか?” と考えてみるわけですよ。
そこに自分を映し出すから
そうじゃないかと。人は誰でも暗い部分を持ってるわけです。
それは否定できないですよ。ただ やっぱり暗いまんま どっぷり性格まで
浸っちゃうと 色んな所で都合が悪い。社会生活もそうですし 家庭でもそう
父母にまでなって子供たちに「だけどさぁ… 世の中なんてさぁ…」 なんて
暗ーい顔で言うわけにいかないですからね。だから 何とか頑張って
前向きに生きているわけですよ。頑張ってポジってるわけ。
だけど ネガをポジに変える努力を怠った人は 暗いままなんですね。
で それは 他人なんだけど 自分も持ってる意識だから 本能的に理解できる
でも それを受け入れちゃうと 自分に存在するネガ意識を肯定する事になる
そこに危険性があるから 人は拒絶するんじゃないか と思うわけです。
だから ”暗さを拒絶すること” それが最も手っ取り早い防御策である と。
視点を変えると 暗い人は ある意味 “自分に正直な人” でもあるのですが
やっぱりネガパワーに飲み込まれがちな自分には 拒絶したい人種かな と。
なんせ ネガパワーは強いですからね。ポジを凌駕する力がありますから。
そこで 本題。そうですよ ここからが本題ですよ 皆さん。
今年のコンサドーレに どんな印象をお持ちでしょうか?
また それを一文字で表すと どんな文字になるでしょうか?
オレ的表現では やっぱり「暗っ!」です。
一文字じゃないけど。成績もチームも またサポーターも含めて やっぱり暗かったですね。
年間4勝しかしなかったですし 高速降格も決めましたし 移籍外国人を含め
不運でもあった。またサポーターも色んなトラブルを起こしました。
まぁ明るい材料は ほとんどないと言える1年でしたからね。
でまた 客観的に見て コンサドーレというチームや 取り巻く環境を
長いスパンで考えてみると
”ずっと明るくはない” というのもこれ 悲しき事実かな と。
長年の雰囲気に明るさを感じない この状態が本当にマズいと思うんですよ
確かに 深刻な問題が多すぎて バカっポジな感覚を持てないっていうのは
ある意味 人として真っ当だと思います。かと言って 何でもかんでも眉間に
シワ寄せりゃいいってものでもなく ネガな中でも どうポジに変えて行くか
ってのが人としての努力なんじゃないでしょうかね。その努力を何年も
怠ってるように思うんですよ。クラブも選手も 我々サポーターも。
結局の所 その努力が足りない。 足りないから 嫌われるのだ と。
正直 言って コンサドーレは北海道から嫌われつつあるわけです。
日ハムが来て 向うが眩しく輝く太陽なら こっちは完全な日陰の身
この比較が 一般人にとって なお更 暗く映るんじゃないでしょうかね。
”コンサは暗い だから好かん” そういった風潮になりつつあるのかな と。
で この雰囲気を変えるのは
やっぱりサポーターじゃないか と思います。
サポーターが 取り敢えずでも 楽しげな様子であれば 遠巻きに見てる人も
”面白そう” と感じるわけで そうしたニュートラルな人を引き込む事で
ポジパワーは膨らんで行くんじゃないかと思います。とある人の格言では
ネガはネガを呼び ポジはポジを呼ぶ
とありますからね。オレの格言ですけど。いや真面目な話し
コンサドーレに対して ”明るさがほしい” と切実に思いますね。
クラブにもほしいし 選手にもほしいし 応援にもほしい。
コンサドーレを取り巻く全てに 明るさがほしい と思います。
その第一歩として まずは自分がポジティブになる事だと思っています。
批判や否定も必要ですが それはある程度で止めて その先はポジで行く。
例えば コンサドーレの将来を考えるにしても 危機感は持ちつつも
未来像は 良い監督が来てくれて 若手が活躍して ベテランが落ち着いて
チームは安定して 見てて面白いサッカーをする そんなチームになる!
そう想像したなら 結構 明るくなれるんじゃないでしょうかね。
そういうポジティブ発想からは 良いオーラが出ますよ。必ず出ます。
そして 多くの人が強く思えば思うほど ポジオーラは増幅します。
と言う事で。このオフを そうした変化に費やしてみてはいかが と。
ネガを排除し ポジを取り込む。この作業に時間を費やしてみては と。
また自分の近くにネガがあれば それをポジに変えて行くというもの
大事かと思います。まずは自分 そして人を触発させること かと。
今日 12月12日は ”漢字の日”。
”1212” で 「イイジ(良い字)イチジ(一字)」だそうです。なるほど。
ん?でも “イイジ” なら 11月2日のような気もしますが。まいっか。
で オレ的今年の一字は「暗っ!」で。
一字じゃないけど ま 暗いのはしょうがないけど せめて笑いながら”暗”って書きたいですね。
けど来年こそは「楽っ!」にしたいっす!
←だから 一字じゃないっての。