ふと考えます。日本のサッカーは この進み方で正しいのか?と。
先日のエントリー 「スポンサー撤退 と 急ぎ過ぎたJリーグ」 が くーさんの所を始め
色んな所で取り上げてくれたらしく かなりなアクセスになってました。
読んでくれた方 ありがとうございます。
ただ 逆にビックリしてますね。この手の話しは サッカーファンやJリーグのサポに
とって 「何を今さら」 な事なんじゃないかな と思って書いてましたから。
オレ サッカー雑誌とかスポーツ新聞とか 全然 読まないんですよ。ネットも自分のを
書くだけで 他の人のブログを見る事も少ないですし ニュースもほとんど見ないし。
要するに サッカー関連の知識がないんですね。だから 「Jリーグは急ぎ過ぎてる」
なんて話しは 今まで散々持ち上がってた話題じゃないかな と思ってました
ですから このテーマが注目されたというのは 自分にとって逆に意外でしたね。
「もっとゆっくりでいいんじゃない」 ってのは 素朴な疑問みたいなもので。
思うに Jリーグの各サポーターは 自分の所の事だけじゃなくって たまには
J全体の事を客観的に見たり 議論したりするのもいいんじゃないかと思いますね
構造や課題は 渦中にいると見えづらいものがあるわけですから。
自分なんかは よくJリーグを海外の人が見たら どう思うんだろう って考えます
で そういう視点で見ると 「あれ?ついこの前 プロリーグが出来たんじゃなかった?」
と思うでしょうし 「え!もう1部2部があるの?で まだ増えるの?」 となって
「大丈夫かなぁ」 となるんじゃなかろうか と思ってます。まぁ仮説の話しですけど
それ位 ちょっと心配になる進め方かな と。実際 色々な心配は尽きないんですが。
コンサドーレを応援してますと ここ数年 「消滅の恐怖」 と言うのが常に背中合せで
サポーターとしては 何としてもこれだけは避けなきゃいけない と必死になります。
ただ 時々「なんで こんな思いをせにゃならん」 と怒りにも似た感情を持ちますね
普通なら 勝負や 昇・降格に一喜一憂するだけなんですが 俺らはそうじゃなくて
その先に 「なくなるかもしれない」 っていう とんでもねー恐怖が あるわけです
でまぁ その憤(いきどお)りの根を ズズズっと辿って行きますと
日本のサッカーは これでいいのか?みたいな疑問に辿り着くわけですよ。
そりゃね 「自業自得」 「自分で蒔いた種」 「身の丈に合ってない」 などなど
手前の落ち度ってのは あります。力不足ってのも 完全にあります。
ただ サッカーの経営・運営にしても ほとんどの人が未経験または 経験不足な中で
チームを作ってかなきゃならかった ってのが実情かと思います。そうした中で
ミスなく つつがなく 作り上げるってのは これ 至難の業じゃないかと思いますね。
また コンサドーレもそうですが 既存の施設も 環境も整ってない まっさらな状態から
始めた所は かなり困難な道を歩いて来たと 想像に容易いわけです。
その辺も汲み取らず 「クラブが悪い」 と斬ってしまうのは いささか愛がないな と。
で その辺を加味しつつ 現状の苦しさを考えたり ウチだけじゃない事を考えますと
日本のサッカーそのものに問題があるんじゃなかろうかって思ったんですね。
今の日本におけるサッカーのバランスは これで合ってるのか?と。
例えば 「W杯ベスト4」 と言う代表。例えば 今36 そしてこれからも増えるJチーム。
これらの事が 今の日本のサッカーとして 適切な分量なのか 疑問なんですね。
いくつかのチームを除いて ほとんどのスタジアムは空席が多いですし
経営難に陥ってるクラブは数知れず。こうした現状とのバランスが どう考えても
「見合ってない」 と実感するわけです。そこが問題だと思うんですよね。
だからと言って この問題に対する答えを持ってるわけじゃなく。
今はただクラブの頑張りを願うしかないのですが 日本のサッカーとして それじゃ
マズいと思うんですよ。増やすだけ増やして 後は個々で みたいなやり方は。
まして その結果 生まれる歪で淘汰されるなんてのは 冗談じゃない と。
プロサッカーチームが増えるのは喜ばしい事です。それは間違いありません。
ですが 増やすなら 増やすに見合った応援の総量が必要かと思います。
サッカーの試合が増えるのは 嬉しい事です。それも間違いありません。
ですが その試合が 本当に対価に見合っているか?そんな試合が多々あります。
日本がW杯に出場できる それは今も信じられないほどの喜びがあります。
ですが 本当にW杯に値する力があるのか 資格があるのか それは疑問です。
サッカーを愛し 今のサッカーに無上の喜びを感じながらも
ふとした時 そんな疑問が起ります。
もし この速度が 間違っているとしたら と…。