信じろ!
高校時代、 選手権には出場できなかった。
それでも僕は、サッカーを信じて、自分を信じて、
ピッチにたち続けた。
悩んで、苦しんで、それでも前へ進め!
それしか僕らには できないのだから。
長谷部 誠
選手権 準決勝 見ました?面白かったですねー。
特に2試合目の 「青森山田vs関西大学第一」 は最後に壮絶なドラマもあって
面白い試合でした。サッカーはほんと最後までわからんものです。
今年の青森山田は良いチームですね。これまでは少し個人技頼みの印象があった
のですが 今年はキャプテンの椎名君を中心に よく纏まったチームに仕上ってます。
で この椎名君 札幌出身のようで となれば やっぱり応援しますよね
しかも 去年の8月に 「左ひざじん帯断裂」 のケガをしたって言うじゃないですか
そこからどんな努力をしたかと思うと…今 ピッチで走ってるのが奇跡に思えます。
今年の選手権のイメージキャラクターが長谷部誠で。そのキャッチコピーが
「信じろ!」 と言うもの。藤枝東時代の長谷部は 年代別代表の実績はあるものの
全国的には無名に近い存在で そこから今の活躍を思えば 自分を信じた結果
なんでしょうね。ちなみに 当時の藤枝東からは 同学年に岡田佑樹・金澤大将
1つ下に成岡翔・大井健太郎・岡田隆 と5人ものプロを輩出しています。
1つの学校で 一緒にプレーした選手が5人もプロになって それほどのチームでも
選手権に出れなかったんですからね いかにして静岡の壁が高いか分ります。
また 同時の様子を聞きますと 「成岡への期待が高かった」 と聞きました。
良い選手ではあっても 絶対的存在とまではいかなった長谷部
良いチームであっても 選手権・全国大会には出場できなかった藤枝東
こうした下地があったからこそ 努力するエネルギーに代ったのだと思います。
今の華やかな活躍は 決して楽なエリートコースを歩んで来たわけじゃないんですね
全ては 自分を信じて 努力し続けたからこそ あるのだと思います。
青森山田の椎名君も 大きなマイナスを抱えたからこそ 努力したのだと思います
また 今プレーする事がどれだけ大きな危険があるか 分かっていると思います
それでも 「悔いを残したくない」 という想いで 今 ピッチに立っているのでしょう
だから 彼のプレーのひとつひとつには責任感が見えます
懸けたものが大きいから その代償になるものの大きさを知っているから
決して軽いプレーを選択をしないわけです。そういう姿に感動しましたね。
椎名君だけじゃなく 準決勝で敗れた関西大学第一・矢板中央のキャプテンにも
同じく強い責任感を感じました。やっぱり背負うものの大きさを感じながら
しっかりプレーできる選手は 好きですね。彼らの今後に期待します。
決勝は 青森山田vs山梨学院の対戦。どちらが勝っても初優勝というもの。
個人技の高い青森山田に対して オールプレッシングの組織力を誇る山梨学院
柔対剛を思わせる面白い対戦です。注目してるのは 山梨の激しい守備の中
青森は個性を発揮できるか?という事。青森山田は 椎名・柴崎の超強力なタレント
の他にもFWの野間君も総合力の高い選手でしたし サイドにも良い選手がいました
ただ山梨の守備意識は 彼らを自由にはさせないと思います。
そうした厳しい戦いの中で 椎名はゲームをコントロールできるか?柴崎はテクニック
を発揮できるのか?そういう所に注目したいですね。
大きなプレッシャーや 厳しい守備の中で もし自分のプレーが出来たのなら
椎名君は いつか札幌に来てほしい と思います。明日が楽しみです。
とにかく。
ここまで来た事に喜びを感じて。楽しさを持って。
そして
両チームの選手よ 自分を信じろ!サッカーを信じろ!