いよいよ明日はファン感ですねー いやー楽しみです。
今回は ゴンちゃんフィーバー真っ盛りですし 盛り上がる事 間違いなし!ですよ
でまた今年はメディアの取り上げ方も違うでしょうし カメラの数も多いんでしょうね。
って事で皆さーん いつなんどきテレビに映るか分らんからオシャレして来るんだよー
で本題 「クラブとメディアの関係性における進化系」 めんどくせーな おい。
我々昭和世代において テレビつうのはこれ かなーり重要な存在だったわけですよ
力道山の街頭…は知らないとしても ヒーロー&ヒロインものや ザ・ベストテンなど
それを見てなきゃ次の日 学校で寂しい休み時間を過ごさにゃならんってものでした
今はテレビにそこまでの威力はなくて むしろ終焉時代に差し掛かってるのですが
それでも 我らド昭和野郎の存在も相まって まだまだテレビへの関心は高いかと
思われます。例えば 人々の関心を推し量るにしても 「テレビで扱ってるか どうか」
または 「視聴率がいかほどか?」 などがバロメーターになってるわけですから。
ただ これだけ娯楽が細分化された今 視聴率だけを追われても 不満が出るわけだ
その際たるものが 我々が関心を寄せる 「サッカー」 じゃないでしょうかね。
テレビで見るスポーツ=野球 という時代が長く続いたおかげで メディアにおける
サッカーの扱いが余りよろしくない。悪いってわけじゃないんだけども 何か違う。
まるで安い感動ドラマを作る様に サッカーを扱われてもねぇ って不満があるわけだ
特に 民放が扱った時のガッカリ感は… なんだろう あの安っぽさは。
言うなれば 「軽い」。サッカーに対する視点が軽い。そういう不満なのだ。
サッカーファンやサポーターが スタジアムで受ける感動は とてつもなく大きくて
けども 同じ視点でテレビは伝えているか?と言うと どうも違う様な気がしますね。
例えばパスにしても 通ってしまえば ただのパスなんだけども スタジアムでは
「よく そこ見てたなー」 とか 通らなくても ナイスチャレンジ!という小さな感動がある
また中山元気がトラップしただけで 拍手が起こったり おぉ!と歓声が上ったりもした
そうした感動は そのシーンだけのものじゃなくて その前 何年も何年も見続けて
初めて味わえる感動ではなかろうか と思うわけなのだ。
でまた今回のゴンちゃんフィーバーでも ちょっと違うなーと思う場面が多々あって。
例えば 先日のインタビューでは ゴンちゃんに 「J1昇格は?」 と聞いていた
まだ選手にも会っていないゴンちゃんが チームの目標など言えるわけないだろ?
例え 「昇格」 と言ったにしても それは言ったんじゃなくて 「言わされた」 だけだし。
また違う局では 「目標を書いて下さい」 と言ってて ゴンちゃんは 確認する様に
「“自分の” でいいですね」 と言っていた。これも同じで チームの目標など書ける
わけがない。そういう無神経さをマスコミは露呈しながらも 気づかないでいた。
テレビは サッカーやスポーツに対する愛情や認識に あまりにも欠けているわけだ。
テレビで 愛情までを伝えのは そりゃ難しいものがあるのは 分かる。
けども ある程度は サッカーファンの目線 サポーターの気持ち なんかを汲んで
出来る事なら サッカーが好きな人に サッカーの取材や番組を作ってもらって
放送してほしい と常々思っていた。 と そんな中 鹿島が面白い動きをしたわけだ。
「
鹿島手作りJ中継」
スカパーの中継を自分たちで制作する と言うのだ。実にこれ注目する記事だ。
中継の制作と言っても 選手がカメラを回したり スイッチャーをやったりするわけでは
ないけども…いや 面白いかも… グラサンに肩掛けセーターで あれだ 業界用語!
「今のスーパでトーシューは ゴイスー!」 とかだ!
とかだ!じゃねぇよ。言わねーよ。まぁ あっても面白いんだけども。
いや真面目な話し 制作は勿論 制作会社が請け負ってやるんでしょうけど
今ではスカパーが制作会社に発注して 映像を流してたわけで
けども 今度からは 鹿島が直接 発注して映像を流すようにしたんですね。
これ 同じ様に感じるわけだけど 実はかなり違うと思うんですよ。
例えばこれまでだと 「チームの思惑」 みたいなものまでは反映しなかったんですね
制作サイドは 対象物として映してただけですから 野球もサッカーも同じで。
けども 自分たちが制作するとなれば 今 何を映したいか また 誰のどんなプレーに
注目してほしいか そういったものを 意図的に映し出す事が出来るわけです。
となれば 見る側の関心も変わって 「より求めてたものに近くなる」 と思いますね。
また 制作の権利を持つ という事は 言わば 「権利の幅を広げた」 わけです。
これまでは自由に出来なかった版権や著作権も ある程度は持てたと思います
それによって生まれる利便性も多くあると思いますね。詳しくは分らないですけど。
上の記事にもある様に 「ロッカールームにカメラが入ることも可能」 と言うのも
権利を広げたからこそ可能になったもので こうした数字には表れにくい利益もまた
大きな財産に思いますね。権利の拡大は 可能性の拡大にも繋がるわけです。
で もう一つ。個人的に これが一番大きな利点だと思うのは
制作スタッフを持つこと
これじゃないでしょうかね。例え外部の制作会社であっても 自社のスタッフと同様
ですから 試合だけじゃなく 年間通して帯同する事が出来る。これは大きいですよ。
例えば練習風景や トレーニングルーム または私生活までも入り込む事が出来る
それを1年通して記録して行けば 様々な舞台裏も見る事が出来るわけです。
我々は そういうものが見たいんじゃないですかね。
サッカーの試合は90分だけども その裏には 何ヶ月も何年もの積み重ねがあって
そういうものを僕らは知っているから 大きな感動が生まれるのだと思います。
ただ 今のテレビでは そこまでは伝えてくれない。伝えられない。
そうした不満や物足りなさがあるわけです。90分を切り取るだけでしたからね。
今回の鹿島の試みは そうした所へのチャレンジにもなるんじゃないかと思います。
90分では伝わらないチームの魅力 選手の魅力までも 映し出せるわけです
どこまで表現できるかは まだ未知数でしょうけども もしこれが成功したら
次々とやるクラブが出てくるでしょうね。それだけ多くの利点がありますから。
サッカーとテレビ クラブとメディア の関係は複雑なものがあると思います。
スポンサーや広告代理店との関係 または視聴率や関心度の問題
そうした複雑に絡み合う関係の中 鹿島が新しい試みにチャレンジするわけです
これは クラブとメディアの関係性における進化系じゃないでしょうかね。
これまで ほぼ一方通行だったメディアと視聴者の間に クラブが入るわけですから
今までと違った観点が生まれると思います。そのチャレンジが面白いですね。
これまで映せなかった領域や 選手の模様に迫ってほしいですし
たぶん それが僕らの求めてるものに近いかと思います。
明日のファン感にも多くのメディアが来て ゴンちゃんを中心に映し出すと思います
その中には もう何ヶ月もゴンちゃんを追い続けてるカメラもあるでしょう
でまた それはいつか番組として流されるのでしょう。
そうして 長く強く追い続けたものが 薄っぺらな はずもなく。
いつの日か サッカーを映し出すもの全てが そうなればいいと思いますね。
期待しますよ 鹿島の新しい試みに。