音楽は 文字通り 「音を楽しむもの」 であります。今回はそんなお話し。
去年の8月。カミさんに 「誕生日プレゼント 何がいい?」 って聞かれましてね
何が欲しいだろって色々考えたんですが コレと言って欲しい物もなく
ふと 思い浮かんだのが 「ギター」 でした。
ギターは高校の時 一応 弾いたんですよ。溜り場だった俺んちには常時5~6本の
ギターがありましてね。姉きが歌う人だったから バンドやったりして その姉から
譲り受けた物や 自分で買ったやつで3本ぐらい。後は誰かが持って来たのか
出ドコの分らないギターが3~4本ぐらい 家にありましたね。ベースもあったなぁ。
で そんなにギターがあるんだから バンドでもやってたか?と言えば ぜんぜん。
特に音楽が好きだったわけじゃないし ギターも あるだけで弾いてはいなかった
ただ ウチに来るヤツらが少しづつ ギターを始める様になったんですね。
たった1人だけ ちゃんと弾けるヤツがいて そいつを先生にして 教えてもらうわけ
そういうのが1人 2人と増えていったんですよ。それでも最初は興味なかったなぁ。
そんなある日。仲間内でも一番イカつくて 一番不器用なヤツが始めたわけだ
「オレ 弾けるようになった!」 つって ちょっと喜び ちょっと自慢 の顔を見たら
闘志がメラメラと湧いてきましてね オレも即 始めましたよ ギターを。
で まぁ友人のギター先生にみっちり教えてもらうわけだ。そいつが 「帰りたい」 って
言ったって 「もちょっと教えてくれ」 つって 帰さないで 猛特訓ですよ。
でも ギターって難しいんだね 最初は。指先が痛くなるし ちゃんと押えてないから
音が綺麗に鳴らない。時々イライラーっと来ては放り投げる みたいな事を繰り返し
ましたよ。それでも それなりに弾けるようになって ギター先生から
「後は 本見てコードさえ押えれば ちゃんと弾けるから」 って言ってもらえた時は
嬉しかったね。まぁそれからギター先生は めっきりウチに来なくなっちゃったけど。
とまぁ そんな感じで 一応 ギター経験はあるものの 高校を卒業した時から
すっかり弾かなくなってましてね。ただ 「オレは弾ける しかも 弾いたら 上手い」 つう
妙な自信だけはあったわけですよ。で いつかはもう一回 弾いてみよう と思ってた。
けども そのタイミングが無かった と言うか なにしろ ギターそのものが無かった。
そんなわけで 今まで ギターリバイバルは お預けとなっていたわけであります。
そして 昨年の8月。とうとう このオレの手元に ギターが戻って来たわけだ。
その日 カミさんとジャスコ平岡店の楽器屋へ行き ギターを物色するオレ。
何が良いかなんて分らない。分んないけども 分ってそうな顔で物色する。
人は場慣れしてない所に来ると挙動不審になるね。でも カミさんの手前 あんまり
オドオドするのもなんだから パッと選んだ。よく分んないんだけども 「コレだ」 と
思ったギターを手に取ったわけですよ。そんなに高くないやつで 小さい形のギター。
今は小さいのがあるんだね。アコースティックの青くて小さいギター。
妙に嬉しくて 駐車場で さっそく弾きましたよ。
でも 全然 弾けねぇ。まるっきりの まったくの からっきし 弾けねぇぇ
人は精進してないと退化するんだね。ビックリっす。
「オレ けっこう 弾けんだ」 的なこと言ってたオレ 真っ青。横でカミさん 苦笑い。
つうか 「やっぱりね」 的な笑み。チクショー!残念にもほどがあるな おい。
でまぁウチに帰って 傷心のまま特訓 始めましたよ。
つってもね 音出ない 指痛い イラーっと来る の3拍子が襲うわけだから
すぐに止めちゃうんだね。しかもあれ チューニング。弦の音 合わせるのだけで
小1時間 掛かるから 途中で飽きる。そんなもんだから 一向に上達しないね。
まぁそれでも数ヶ月が過ぎて それなりに弾ける様になって来たんだけども。
オレがギターを手にして3ヵ月後。今度は カミさんの誕生日があったわけだ。
プレゼントに 「何がいいか?」 って一応 リクエストは聞いたんだけど 何をあげるか
オレは決めてたね。オレがギターを手にした と来れば 相棒はアレですよ アレ。
キーボード
カミさんがキーボードやら ピアノ的なものが弾けるか?と言えば NO。完全 NO!
全く弾いた事ないながらも ちょいちょい 「弾いてみたいなぁ」 発言はあったんですよ
ただ それは 「今度 生まれ変わったら」 的なもので 来世では良いとこのお嬢様で
幼少の頃からピアノのお稽古をして ピロロンと弾けたらいいな的な お話しですよ。
けども 何をメルヘンチックな事 言っとるか!と。んな事より今 弾ける様になれ!と。
それとね オレ的には リベンジですよ。ジャスコの駐車場で オレが早速 ポロロンと
弾いた時 こいつは 「やっぱりね」 って苦笑いした。そのリベンジですよ。ニヤリ。
で キーボードをプレゼントしました。買ったのは 当然 ジャスコ平岡の楽器屋。
帰って早速 弾き始めたカミさんですが オレの場合は一応 ギター経験があるから
まだイイんだけど カミさんは全くのド素人。ドレミのドから始めなきゃならんお方。
かなりな格闘をしながら 1本指で 「卒業写真」 を弾いておられましたね。
まぁ弾いてるのが 卒業写真って分るのに かなりな時間が要するほど難解な
メロディーラインを奏でておられました。でも本人は なぜか満足気なご様子で。
でまぁこうして 我が家ではギターとキーボードの楽団が結成されまして
今の所 2人それぞれが主トレやってるだけなんですけど 結構 面白いですね。
気分はサザンでやってますよ 気分だけは桑田&原坊のイメージでやってます。
で 先日 カミさんの弟に ウクレレを プレゼントしました。
カミさんの弟の誕生日が近くて 何プレゼントするか?って話しになったんですね
で 取り合えずジャスコ平岡店に行ったんですよ。誕プレと言えば ジャス平だからね
そこで 思いついたのが 「ウクレレ」。思いついちゃったんだから しょうがない。
それとね この義弟の誕生日プレゼントには 「貰って ちょっと困るもの」 をあげるのが
習わしなんですよ。よくありますよね 「貰ったけど これどうしよう」 って困るもの。
全然 不必要じゃないんだけども 「欲しかった!」 ってほどの物でもない 微妙な品
そういう物を 「あえて選ぶ」ってのをシリーズ化してました。ちなみに これまでは
「そば打ちセット」 「手動で 肉をミンチにするやつ」 などをプレゼントしましたよ。
お返しに オレの誕生日には 「かつお節削り機」 くれたけども。
で 今回のウクレレ。これも かなり 「貰って 困るもの」 な物件のはず。
なんせ この義弟 楽器的なものは一切 弾いた事ないはず。ギターもピアノも なし。
そう予測した上で 「あえてのウクレレ」 だったわけですよ。買った時点でニヤリだ。
んで ウクレレ。早速 渡しに行きましたね。取合えず手渡しだけして すぐに帰って
来たんですけど 箱開けて 中身 見たんでしょうね 即メールが来ました。
青ざめる絵文字だけのデコメールが。
いやーナイスなリアクションでした。こっちも 即 返信しましたね。
目指せ マキシンジ!
って。今頃 義弟は困ってるだろうなー。あ~あ やんなっちゃた~♪ポロロン~って。
でまぁこうして楽団一族となりつつあるのですが こうなったのには ひとつ切っ掛けが
ありまして。去年 義弟の娘 姪っ子が中学に入って 吹奏楽を始めたんですよ。
中学の部活と言えど 音楽を選んだ姪っ子。それが頭にあったからか
「オレも もう一回 ギターやろうかなー」って思ったんですね。
で カミさんにキーボードをプレゼントして 今回 義弟にウクレレと。
ギター・キーボードにウクレレ そしてサックス。
こうなったら 立派な楽団ですよ。俺んち楽団。
まぁバランスも何もあったもんじゃないし それぞれの実力のほどもアレなんだけど
いつかは演奏会を開きたいなーと思ってます。実家の居間限定で。
まぁ来年の夏ぐらいまでには 何とかなってるでしょう。
音楽は 楽しけりゃ それでイイわけだしね。
まぁ その前に オレの 1時間掛かるチューニング と
カミさんの ぜんっぜん卒業できない卒業写真は なんとかせねば。