だけど 昨日は感動したなぁ 岡田さん。
あんな面白くないサッカーで あんなに感動したのは 初めてです。
誰にでも 夢や理想ってのがあって だけど いつかそれを捨てる時が来て
その決断は 持つ時よりもずっと重いものがあるわけです。
まして それが多くの人の目に晒されるものなら 更に重い決断かと思います
岡田監督は 最後の最後に来て ”岡田武史のサッカー” をしました。
それは 昔コンサドーレで見た オレの一番嫌いなサッカーでした。
夢も理想もなく サッカーの面白さまでも亡くした ただ勝つだけのサッカー
そこに戻した岡田監督の決断に 失望と尊敬があります。
幸運なのは ここ暫く何もかも上手く行かなかった事じゃないでしょうか。
もし半端に上手く行ってたら 岡田監督は岡田武史のサッカーをしなかった
はず。決断できたのは ”全てを捨てられる条件が揃ったから” でしょう。
もうひとつの幸運は 本田圭佑。
本田が今までの本田のままなら あそこまで頑張る選手じゃなかったと思う
だけど W杯という怖さを身を以って感じて 色んなものが洗い落とされて
剥き身になった本田は ただ一生懸命サッカーをする選手になってました。
それは 自分自身でさえ 未知の姿だったかと思います。
それもまた 岡田武史の幸運。
やっぱり 岡田武史って人は 持ってるんだな と思います。
勝つ可能性を模索し それを遂行させた監督に 敬服します。
3戦目まで 楽しみにさせたくれた選手たちに 感謝します。
日本サッカーの灯を消さなかったことに ホッとしています。
とにかく。
勝てて ヨカッターー!■ 2010W杯 グループリーグ 1戦目
日本 1-0 カメルーン