地理的不利なんて 関係ない。
■ 東京V 2-1 札幌
帯広の勝毎花火大会を観に行って来ました 2万発のエンターテイメントでしたよ。
札幌の花火大会が約4000発ですから その5倍もの花火が帯広の夜空に
打ち上るんですから そりゃもう盛大っつうもんですよ。人出も 16万人もあるらしく
交通もマヒするぐらい このビッグイベントで賑わってました。
帯広には 帯広独自の文化があるなぁと思いましたね。
北海道は札幌中心で動いているのですが 十勝はちょっと違うんですね
豆があるから 独自の強さを持っている。他を頼ったり 迎合したりしないんですね
だからでしょうか 北海道の他の地域では 地方コンプレックスみたいなのを
感じるんですが 帯広には 感じないと言うか むしろ堂々としてる と感じますね。
言うなれば 手に職を持った名人と言うか そんな素地の良さを感じます。
コンサドーレの試合を見てると いつもコンプレックスを感じるんですよ
「環境が」 とか 「離れた場所だから」 とか 何かしらの劣等感を持ちながら プレー
してる様に見えるんですね。その辺は見てる側の被害妄想もあるんでしょうけど。
この前のヴェルディ戦でも 「こんなに暑かったら 走れないよー 慣れてないし」 的な
雰囲気がバリバリ出てて それはコンプレックスとはちょっと違うかもしれませんが
「東京の環境に負けてる」 って点で言えば 同じかなと思いましたね。
コンサドーレは どうあっても札幌の環境で鍛えるしかないですし この環境の中で
勝つ術(すべ)を身に付けなきゃならないわけです。まして この時期 暑い場所で
試合をやるのも 当然 知ってるわけですから だったら 暑くても走れる体にする か
それが不可能なら 「走れなくても 勝てる術を身に付ける」 だと思うんですよ。
アクシデントで暑かったわけじゃないんだから なぜ 準備できてないか?って
思いますね クラブが出来て もう20年近くも経ってるんですから。
地方なら 地方のやり方で強化する 勝つ術を身に付ける
そろそろコンサドーレは そんなテーマを持たなくっちゃならない と思いますね。
そうするために まずは コンプレックスを無くする事かな と。
帯広・勝毎花火大会は シンプル且つ大胆な演出でした。
札幌の5倍の打ち上げなら 乱れ打ちの様なイメージを持つのですが 実際は違って
1発のドデカい花火を打ち上げたり 5ヶ所から同時の打ち上げであったり
音楽と花火のコラボであったり 全く同じ花火を数千発 打ち上げたり と単に派手さを
求めるのではなく 様々な工夫で16万人の観衆を 飽く事なく魅了していました。
そんな花火を見ながら 帯広の強さを感じましたね。
バックボーンがあれば しっかりした強さを持つ事が出来る。
強さがあるから バックボーンが出来る。そういう事かと思います。
その他 北海道には地方でも強さを手に入れた所があります。
函館の観光や 富良野の北の国から 夕張のメロンも そうでなのでしょう
以前 伊達市の観光課の方と話した時 「伊達は 北海道で一番 良い所ですよ」 と
力強く語っていました。浦河や室蘭にも 同じ様なものを感じます。
誇りがあるんですね みんな。
この場所なら これしか出来ない と思ってるなら それ以上の成長はなく。
この場所を誇りに思うこと。
この環境で工夫すること。
もう一度 そこから じゃないでしょうか。