子猫は 最強だと思ふ。
コンサドーレは劇的な昇格で今シーズンを終えたわけですが ちょっと落ち着くと
もう 「補強について」 の話しが飛び交ってる昨今でございます。で 誰が来るのか
誰が来たら良いかなど あまり興味ないですが クラブにこれだけは言いたい!
子猫 最強!
もうね 無敵ですよ 子猫は。何やらかしても 怒る気になんかなれない。
むしろ やらかせばやらかすほど愛くるしいわけですよ そんなヤツいますか?
例えば ボランチがトラップミスしたとしよう その時 普通は 「あ~ぁ…」 ですよ。
ところがだ 子猫がトラップミスしたって誰が怒りますか?怒るどころか
「かわうぃー!」 だ。ましてゴールを決めようもんなら 失神 間違いなし。
もし そんな選手が加入したら 人気は出る ストレスなし 負けたって笑顔で帰れる
と超完璧な補強になるわけだ。 ゆえに 子猫 最強。 ならば 即 子猫補強!!
この前の日曜 12月11日。我が家に子猫のルル(愛称:ルー)がやって来ました。
まだ生後2ヶ月のルーは ペットショップのケースの中で燦然と光り輝いてました
「可愛い」 なんて形容詞を越え 「凄げぇ…」 としか言いようのない 愛らしさ。
ペットショップの兄さんが 「抱きますか?」 と言い カミさんが抱きかかえた。
もうダメですね その時点で ええ。多分 「こいつになるな」 と思いましたよ。
今年の7月31日。16歳の愛猫ミィと別れを告げまして。その悲しさは 文字では
表せないですね。泣くだけ泣きましたし 今も こうして書くだけで泣けてきます。
それだけ悲しい思いをしたのに 「もう猫は飼わない」 とは思わなかったんですよ
カミさんもオレも言葉に出して言わなかったですが 多分 また飼うと思ってました
それでも 早くて半年か 1年ぐらいは間を空けようと思ってたんですよ。
ところが。先月位からカミさんが 「ペットショップに行こう」 って言い出したんですよ
最初は寂しいから見てる程度だったんですが いくつか行く内 どうも目つきが違う
何かを “吟味” するような目。ただオレは まだダメだって言ったんですよ。
オレも飼いたいけど まだ喪に服すと言うか 気持ちの整理も出来てないし って。
が そこからカミさんの無言のアピールが始まったわけだ。
例えばテレビを見てて 猫が出るCMや番組があると 必ず ワーとかキャーとか
大げさなリアクションをする。用もないのに ペットショップのあるホーマックとか
ショッピングセンターに行く。そして “来たついでに” と言い 子猫を見て行く。
頻繁に知人・友人の猫話しをする。とあらゆる手段を使って 飼い方面へ持って
行こうとするわけですよ。ただお互いハッキリ 「飼う」 とは言わなかったんですね
言ったら負けみたいな。そんな状況に とうとうカミさんがジレたようで
先週2日間に渡り 延べ6軒を周る 「愛猫探し」 が始まったのであります
その時カミさんの目は完全に 「飼う」 という決意に満ちておりました。
ペットショップは不思議なもので 買う(飼う)気のない時は あんまり話し掛けて
来なかったんですよ。でも 今回はカミさんの目が違ってたんでしょうね
行く所 行く所 必ず 「抱いてみます?」 と声を掛けてくる。最初は少しばかり
躊躇っていたカミさんも 何軒か周る内に 完全なる “吟味” になっておりました。
そして いよいよ運命の出会いが待っていたわけであります。
2011年12月11日 午後1時。市内某ペットショップにて。
その子猫はショーケースの中に2匹でいました。
1匹は黒。もう1匹は茶色のトラ柄。2匹はじゃれ合いながら 黒の方がきかん坊で
茶色は必死に防戦しておりました。しばらくオレが見てるとカミさんも横で見出して
すると店員さんがお決まりの 「抱いてみます?」 と言ってくる。カミさんが茶トラを
抱くと そいつは静かにしていました。店員はすぐに この猫たちの説明を始めて
この2匹は姉弟なんですよ とか もし飼われるんなら一緒にどうですか?とか
おとなしくて性格も良い子ですよとか 今ならキャット用品をサービスしますよとか
営業トークを聞いていたんですが その間ずっとカミさんが抱いてまして
もう目が ダメでしたね。
茶トラのそいつは 薄く綺麗な茶色で 耳が大きくピンと立っていて 柔らかい毛と
柔らかな体。まだ2ヶ月ちょっとの体重は900g弱しかなく。強く抱くと壊れて
しまうんじゃないかって思うほど華奢で。そして か細く可愛い鳴き声。
反則ですよ あれは。こんなのウチに来たら幸せすぎる!って思いましたもの。
ただそのまま勢いで買って(飼って)しまうのも どうかと思って 一応 検討しますと
その場を離れました。店員さんは 「その間に売れちゃうかもしれませんよー」 と
言ってましたが 「それも 運命だから」 と超カッケー セリフを残して出ました。
そこから始まった緊急車内会議。
今の猫にするか?それともしばらく待つか?いや もう少し他を見よう などなど
心は99.8% 茶色のあいつで決まってるのに 一応 他の店3軒 周ってみました。
そして4時間後 最初のペットショップに。対応した店員さんが 僕らを見つけて
「やっぱり戻りましたね」 っていう顔しました。そしてショーケースの中には
俺らを待っていたかのように 茶色のそいつが。もう 迷いも何もなくなりましたね。
オレはただ 茶色のこいつを 指差すだけでした。
それから飼うに当っての説明をいろいろ聞いて 必要な用品を揃えて 店を出たら
外はもう真っ暗になっていました。箱に入れられた子猫を抱き 急いで車に乗って
車の中では さっそく 「名前会議」 ですよ。家に着くまでに絶対 決めたいと思って
いろいろ案を出しましたね。茶色だから 「チャー」 じゃないか とか コンサドーレが
J1昇格した時だから 「ジェイ」 はどうかとか。ただ どれもこれも却下されまして。
やっぱり見た目とプラスαの要素があった方がいいって事になったんですよ。
茶色で アメショーとアメリカンボブテイルのミックスで シュっとした顔と大きな耳。
その見た目が どことなくキツネのようで。 キツネと言ったら なんつったって
「ルールルル」 じゃないですか。五郎さんと純と蛍の ルールルルですよ。
だから 「ルル」 と名付けました。これには異論なしでしたね。風邪に強そうだし。
ま オレは略して ルーって呼んでますけどね。ウチが大柴じゃなくてよかったな。
とにかくルーちゃんは可愛いですよ。異次元の可愛さです。
ピョコピョコと電池で動くような歩き方 それでいて遊ぶ時はピョンピョン飛び跳ねる
こんなちっちゃい体なのに 目鼻口 全部揃ってて ちゃんと猫になってる。
あくびしたり 背中舐めたり 見てるだけで 「な 何なんだ!この可愛さは!」 って
叫びそうになります。やっぱり凄いですよ子猫。早速アチコチいたずらしてますが
怒れるはずないですもんね。何やっても 「可愛い!」 としか思えないですから。
ただ お腹の調子が悪くて 昨日 病院に連れて行ったんですよ。
環境が変わったばかりだから しょうがないみたいですけど 診察を待ってる間は
もの凄く心配しました。早く良くなっておくれ 頑張れ ルー!目指せ硬いウンチ!
とうとう猫を飼いました。
つい最近 「猫を亡くす」 という辛い経験をしたばかりですから
やっぱり怖さはあります。ただ それ以上に幸せをくれる事も知っています。
そして 2人と1匹の家族から 1つ欠ける大きさも知りました。
ウチはやっぱり 2人と1匹で 家族なんですよ。
12月11日は そんな大きな決断をした日になりました。
これから10数年 いや20年の長い時間 共に生活する家族が出来たのです。
ルルが老猫になる頃は 俺らもすっかり老人だし 本当に共に過ごすわけです。
それまでの間 精一杯の愛情で 世話しますよ。
よろしくな ルル。