明けない夜はない と言いますが、
コンサドーレは本当に勝てるのか?
と若干不安になりつつあった今日この頃でした。
まずは 勝てて良かったー。祝!2012 初勝利!
■ ナビスコ杯・第2節 横浜M 1-2 札幌
石崎監督は このナビスコ第2節もターンオーバーをして来まして 今回は更に大胆な
スタメンに10代が5人。起用法としては ちょっと間違うと 大会主催側や相手チーム
または観客にも問題視されるものでしたが 出場した彼らがしっかりプレーしましたし
コンサドーレの本筋は 自前の選手が育って行く事ですから 結果も伴って 本当に
良かったと思いますよ。ただ ちゃんと試合になるか かなり心配しましたけどね。
対するマリノスも若手中心のメンバーで臨んで来たのですが どうもチーム状態が
よろしくないようで 今季公式戦は まだ未勝利だったんですね。ホームゲームですし
こういう状態の時は ベストメンバーでガチに行った方が良かったような気もしますが
まぁその辺はチーム事情ですからね。ただ 若手中心と言っても小野や斉藤学という
モンスターがいますから ポテンシャルの高いチームなのは変わらなかったですね。
実際 小野の効果的なプレーの数々や 斉藤のスーパードリブルを見せられるたびに
冷や汗と悔しさで ハンケチがグシャグシャのボロボロになった次第ですよ ええ。
ただ なんだろう マリノスの状態の悪さって 選手の出来とか言う問題じゃない気が
しました。何かチーム全体がストレスを抱えてるように見えましたが その辺は
勝てないから問題を抱えてるのか 問題があるから勝てないのか 分かりませんが
クラブ側は早く 選手がスッキリ戦える環境を作るべきだと思いましたね。
で 試合は。大島の ビックリ!ラッキー!プレゼントパスのゴールから始まって。
相手は青山ですかね 何でもないパスを後ろ向きで走りながら処理しようとしてると
突然 転んだ と。追っていた大島もビックリしたでしょうけど 多分 転んだ本人が一番
ビックリしたんじゃないでしょうかね。ただ GKと1対1になった時 正直 入らないと
思ったんですよ。ああいう場面 だいたいは GKの正面に蹴っちゃいますからね
だけど大島は違った 蹴る瞬間 腰と膝下を柔らかく使って 右隅に流し込んだ と。
この日の大島は気持ちが入ってたのか 終始キレが良くて良い働きをしてました。
特に2点目の起点なった日高へのパスは 確か大島が出したもので カウンターが
ほしい場面でしたから 状況判断も パスの精度も 最高のプレーだと思いましたね。
そして 榊。 最高のゴールでした。
今 榊にシビれてます。あのちっちゃい体で 全く臆す事なく J1に挑んでるところに。
コンサドーレもJ1の中で言うと ちっちゃいチームであります 経営規模も選手力も
並み居る強豪の中で 小さなクラブですが その小ささに負けず 強豪たちに臆さず
闘志をもって 挑む。それがコンサドーレに必要な戦い方だと思います。
そうした理想像と 163cmで185cmに挑み続ける榊を 重ね合わせますね。
榊のゴールは カウンターから 日高のクロスを胸で受け 浮いた球を頭で押し込む
というもので その一連の動きは見事でした。最後はGKと衝突しながらのゴール
でしたが そんなものにビビりませんからね 彼には 本当のガッツがありますよ。
ゴールの瞬間は絶叫でしたよ。胸トラップした辺りから 「サカキー!サカキー!」
って叫んで 決まった時は 叫びすぎて ゴッホゴッホ 咳が出てしまいました。
札幌の弾丸小僧・榊が このゴールを機に どこまで伸びて行けるか 楽しみです
このタイミングで居ないのは勿体ないですが 力をつけて来るなら と思いますね。
後 前w (あと 前選手の意) もう後ろなんだか前なんだか 分からなくなりますが
宮沢と組んでボランチに入った前が 終始安定したプレーをしてて良かったですね。
それと やっぱりFKが良い。ワンステップで強いボールを蹴れるのは 強靭な足腰が
成せるもので あのぶっとい足腰は コンサドーレの宝と言って過言じゃないですよ。
榊のガッツといい 前の足腰といい コンサドーレには まだ多くの宝物がありますね。
残る10代の櫛引と奈良。公式戦で10代コンビのCBって無謀っちゃ無謀ですが
そのどちらも出場に可能なレベルなんですから これまた札幌の宝と言えますよ。
そして マヂでまだ10代なのか?と思わせる三上。まぁ面白いです 今一番面白い。
三上については 深くエグりたいんで 近い内 書こうと思ってます。良いですよ三上。
と言う事で 若手の活躍があって 無事 初勝利を挙げたコンサドーレですが やっぱり
重要なのは 「リーグ戦の勝点3」 であります。このナビスコの勝利で弾みをつけて
次の柏戦 何としてでも勝ってもらいたいものです。なんせ ホームですからね。
強く思うのは レギュラー陣の奮起。
先にも書きましたが 今回 ナビスコの起用法は本来 リスクや問題があるもので
勝ったから良いとか 負けたら大問題とか そういう次元じゃないと思うんですよ。
クラブや監督は 大きなリスクと責任を負いながらも レギュラー陣を温存させたわけ
ですから 出場する選手は 絶対に奮起してほしいですね。去年の天皇杯後のような
不甲斐ない状態になってはならないですし 「勝利してこそ 改善」 になりますから。
そういう意味でも 明日の柏戦は ひとつのターニングポイントかもしれません。
相手は昨年の覇者であり 挑むには十分な敵。その柏を倒してこそ コンサドーレは
一つ上へ行けるのだと思います。ですから 絶対に勝たなきゃダメですよ 我々は。
ナビスコで得た若手の手応えと弾み それを活かして 明日こそ 勝利を!勝点3を!
明日 掴むのは 手応えじゃなく。「実感」 であります。