開始30秒と10分のゴールで勝利!
まさに電光石火! だけどその後は・・・
■ 横浜FC 0-2 札幌
金曜にちょっと練習を覗いて来まして。今年初めての練習見学だったのですが
暑いぐらいの良い天気で この時期の北海道は ほんと楽園だなーと思いますよ。
で 気になってたのはチームの状態で もしかすると元気ないんじゃないかなーと
思ってたのですが 意外と大丈夫そうで 少し安心しましたね。練習は結構激しくて
ミニゲームでは杉山と誰かの交錯があったりして 杉山の〇〇が火花散るほど
激突してました。 あれは痛かっただろうなー。 ご愁傷さまです チーン。
でまぁこの北海道の陽気に誘われてか 西大伍が練習参加してたり 高木純平が
見学に来てたり ワラワラとみんな 北海道に集まって来てるようですね。
多分 北海道を離れると分かるんですよ その良さが。最高の季節ですからね。
が、肝心の我がチームは “北海道を離れると強い”っちゅう不思議な現象ですよ
またもアウェイで勝ったわけですよ。 まー勝つ事は良いことですがね それなら
もちょっとホームで勝ってくれてもええやないか! と言わずにいられない。
ということで 横浜FC戦。 開始1分も満たない内に 日高のゴール!
豪快な素晴らしいシュートでしたが その前の荒野の仕掛けが良かったですね。
去年の開幕戦 前俊も見せたエグる仕掛けですが あれ相手の守備陣形を崩せて
非常に効果的なプレーなんですよね だけど前俊はその後 怪我もあってすっかり
やらなくったし 古田も怪我しましたし 誰かやらないかなーと思ってたんですよ。
そしたら 今注目株の荒野。PA内でボールを貰うと 仕掛けてマイナスのパス。
この揺さぶりが良かったですね。待ち構えてる相手の重心を崩しましたから。
そして 日高のスーパーゴールの9分後。今度は前俊のミラクルゴール。
角度のない所から GKの股を抜くという 前俊ならではのゴールでありました。
前俊はトラップや交わす技術などで いつも巧いなと思うプレーを見せてましたが
本来その巧さを発揮するのは ゴールに結びつくプレーなんですね。
トリッキーで 敵も 味方さえも欺(あざむ)く という効果的なんだか じゃないんだか
よく分からない能力が魅力ですが 今回は “これぞ前俊” ってゴールでしたね。
それと このゴールも荒野のパスが光ってました。狭い局面でも視野とアイデアを
持ってゴールを近づける という荒野の持ち味を発揮したプレーでありました。
それにしても良いですね 荒野。 試合毎にプレーが拓馬しくなってます。
頭はマッチ棒みたいですが 停滞気味のチームに火を点けたのは 荒野でしたし
この調子で これからはもっと火薬の量多めにチームを燃やしてほしいですよ。
で、2点差のリードをつけたのが 開始から僅か10分。
試合は まだ9分の1しか経ってないわけですから 「これは波乱の幕開けか?」 と
「この後 ガンガン花火が打ち上がるのか?」 と思ったのですが そうでもなく。
何だか失点する気配がない。全くないわけじゃなく かなりデンジャーなピンチも
そこそこのモスキートなチャンスもあったのですが その後をザックリ言えば。
“最初の10分で試合終了” って感じでした。
で そうなった原因の1つは 横浜FCにあると思うんですよ。
どうやら横浜FCさんもホームで勝ってないようで ウチも重傷だと思ってましたが
横浜は本当に未勝利らしく 完全に重体じゃないですか。その辺の焦りもあってか
チームスタイルとしては “勝に行った” と思うんですね。だけど何かが足りない。
そこはウチと同じくメンタル的なものかもしれないし サッカーの内容かもしれない
よく知らないんで何とも言えないですが サポーターは納得しないと思いますね。
一方 コンサドーレも2得点後は 悪くなかったですが 良くはなかったですね。
その辺 何が悪かったか 見ててもよく分からなかったのですが 少し淡泊な感じは
ありましたね。攻撃はほぼ単発でしたし かと言って守備的に戦ってたわけじゃなく
所々スカッと空いてるスペースがあったりして 危険っちゃ危険な試合でした。
勝ったこういう試合こそ反省点を洗い出して 改善できるものはしてほしいですよ。
という事で この横浜FC戦は。
またもアウェイで強さを発揮したり 荒野のプレーが火花のようだったり
それに誘発された日高や前俊が スーパー&ミラクルゴールを決めたり
かと思えば 横浜の選手がゴール前 どフリーで豪快な打ち上げ花火をしたり
かなりデンジャー場面でも バー&ポストに助けられたり
カズがコーチみたいだったり ゴンちゃんの裏話が聞けたり 荒野に嘘つかれたり
審判がビックリジャッジしたり まぁそれなりに見所が多かったゲームでした。
総じて言えば 「電光石火の2得点と ショボショボの80分」 って試合でしたね。
最初にパッと火花が散って その後 ショボショボってなる 線香花火のような試合。
ということで これを名づけて こう言うのです。
電光石火 と
線香サッカー
なんだか すびばせん・・・。