あけまして おめでとう ございます! って もう10日 経っておりますが。
実は年末 横浜に行って来たんですよ。 サザンの年越しに。
9年ぶりのサザン年越しライブが12月27・28・30・31の4日間 横浜アリーナで
行われまして 超入手困難なチケットを見事ゲットして 行ってまいりました。
ただ 取れたのが大晦日じゃなく 30日という 実に微妙な日だったわけですが
それでも最強に最高 楽しかったですよ。 なんせオレもカミさんも初年越しでしたし
古い曲が散りばめられ 「気分しだいで責めないで」 や 「死体置場でロマンスを」
中でも 「怪物君の空」 は絶品で オールドファンには堪らない楽曲でしたね。
で そんなサザン36年の集大成のようなライブの中 ムードを変えて行われたのが
“紫綬褒章受章の報告” でした。
昨年11月 サザンオールスターズが紫綬褒章を受章しまして その報告を今回
ファンの前でしたんですね。 でまたその報告の仕方がサザンらしいと言うか
ひょいっとメダルを取り出して 「ラブユー東京」 を替え歌にして 「ラブユー褒章」
なんかにしたりして ♪ しーじゅ しーじゅ みんなーの ほーおおしょう~♪ なんて
歌うわけですよ ちょっと聞くと またふざけてんなぁと思ってしまうのですが
実はそうじゃなく 「皆さんのおかげで頂けました」 という感謝の表現でした。
サザンオールスターズは 今でこそ誰もが知る国民的バンドでありますが
デビュー当時はキワモノでしたし 今もキワドイ路線を突っ走ってるわけです。
長くファンをやってても時々何でこんなゲズな歌 作っちゃうかなーと思うのですが
ただその裏側には “庶民派バンドでありたい” という意志を感じるんですね。
カリスマ性を否定しつつ 自分たちらしさを表現したものが コミカルであったり
下ネタだったり それらを追求する事で庶民派バンドの地位を確立したわけです。
その結果 今回 章を頂いた。 だから この章は “みんなのもの” というのが
サザンオールスターズとしての総意だったと思われます。
そして その感謝は テレビや紙面だけじゃなく 直接ファンの前で言いたかった
そう感じましたね。 ラブユー褒章を歌う桑田さんに。 そして 思ったのが
ファンとの距離感
どれ程 有名だろうと どれ程 ヒット曲があろうと 庶民派バンドである事を自負し
民衆の中で活動を続けて来たからこそ 今のサザンがあるわけです。
その距離感の保ち方が どのミュージシャンよりも優れていたのだと思いますね。
そして コンサドーレ。
ぶっちゃけて言えば “サポーターとの距離感は良くない” のかなと思います。
親近感が強いわけじゃなく かと言って カリスマ性が強いわけじゃなく
非常に中途半端な距離感なんじゃないかと感じるんですよ。
例えば今回 稲本の入団会見を行うそうで それは小野の時も感じたのですが
アピールとしては良いんですよ おそらくYahooのトップニュースにもなるだろうし
ただ まずはマスコミに向けて というのは どうなんだろう? と思うわけですよ
我々はチームが派手になればなるほど 遠くに感じてしまいますからね。
それと毎年 思うのが 最終戦後にやるサンクスウォークですね。
あれは1年間 応援してくれたファンに対して 感謝の気持ちを表す場であって
単に場内を一周するだけじゃ意味がないんですね。 以前 ゴンちゃんがいた時は
数m歩く毎に立ち止り 深く礼をしてました。 それがサンクスウォークなんですよ。
コンサートや演劇のエンディングと同じセレモニーなわけです。
幸い野々村社長には その意識を強く感じるのですが まだ選手やクラブにまでは
深く浸透してないようで その辺の意識をもっと強く持ってほしいと思いますね。
サザンオールスターズが36年もの間 トップを走り続けられたのは
“庶民派バンド” を追求したからで その距離感が適切だったのだと思います。
カリスマ性を否定し 民衆が好む楽曲を提供し続けた結果の紫綬褒章受章でした
“定着” っていうのは そうした親近感から生まれるものだと思いますね。
コンサドーレが本当の意味で北海道に定着したと言えるには 少し危うく。
本当に定着するために サポーターが本気で 「俺たちのチーム」 と言えるために
もっともっと親近感や感謝の気持ちを大事にしてほしいと思います。
感謝の気持ちを強く持つ事で 必ず良い距離感が生れるはずですから。