昨日は所用があってTV観戦でしたが 良い試合でしたねー
あんな勝ち試合を見たのはいつ以来だろ それぐらいの完勝でした。
これまでも97年・00年なんかは 余裕勝ちみたいのはありましたが
両年ともマラドーナ・バルデス エメルソンと強力な外国人があってのこと
昨日のように 得点者が全て日本人で完勝 っていうのは凄いですよ。
圧巻はやっぱり加賀のシュートでしょうかね。
この力が本物かどうかはまた別な次元の話しですが
なんかチーム創立以来 待ち望んでいたゲームのような気がします。
ちょっと誉め過ぎか。いやいや誉めちぎるべきですよ。
で 昨日はドームに行けなかった悔しさから っちゅうワケではないんですが
映画「レアル・ザ・ムービー」を観に行きました。
4月1日東京をスタートに 昨日ようやく札幌上陸となったこの映画ですが
道内での上映はファクトリーのユナイテッド・シネマ札幌 一館のみ。
カミさんが「観に行くっ!」って気合入りまくってるもんだから
前評判も聞かないまんま行ったんですが…。
内容は書きませんけど 感想だけ言わせてくださいよ。
ラーメンでも映画でも人それぞれ好みってのがあって
「美味い・不味い」「面白い・面白くない」って分かれるのはアリなんですが
そういうもんじゃなかったですね。ナシはナシ。
その昔 半世紀ほど前に「サブリミナル効果」という手法で
映画に広告を取り入れたことがありました。
1秒間24~60コマの中に1コマだけ広告を入れると
潜在意識の中にメッセージが刷り込まれるというもので
コーラなら「渇き」 銃なら「殺意」と 感情をも左右する効果があります。
あまりにも危険なんで 禁止となったわけなんですが
「それがダメなら もっとハッキリ広告してやるよ」 ってことで
現在の映画は「2時間のCM」と言って差し障りないようです。
これは映画だけじゃなく サッカーも含めエンターテイメントと広告は
密接な関係があるわけです。
映画もサッカーも スポンサーが金を出して本体を作り
観客が金を出してビジネスにしている といった構造の中で
スポンサーは 金を出す以上 それなりの宣伝効果を必要として
観客はより楽しいものを求めるって言うのは当然っちゃ当然なんですよね。
ただ その表現方法が稚拙だと観客側(消費者側)に不満が出る
観客の不満足はイコール ビジネスとして失敗となるわけです。
そういった観点で映画を捉えた場合 本編の出来・不出来が
そのまま広告効果として成功か失敗かに 繋がるものになるかと思います。
そんな意味で「レアル・ザ・ムービー」 結果は想像できます。
道内1ヶ所。シネコンの1館のみ。初日 ガラガラの客席。
う~ん どうしてあんな風に作っちゃたかなー。
隣の「ナルニア国物語」が羨ましかったですよ。
あ でも レアル命!の方だけは ぜひ観に行って下さい。
そして昨日のコンサドーレ。
久しぶりに民放で見たコンサドーレの試合でしたが 内容も結果も申し分なし。
これだけでも一般の視聴者には大きなアピールになったはずですが
その頂点は「加賀のアップ」。これは強烈なインパクトを与えましたねー。
元々の顔立ちがテレビばえする上に 終了間際のあのゴールですからね
おそらくTVの前の女子は「おっ!」と思ったんじゃないでしょうか。
サッカーに興味のなかった人達へ 絶大なアピールになったに違いありません。
エンターテイメントと宣伝効果。
外れのレアルと当りのコンサ。非常に明暗のある一日でした。
昨日の試合一発でサポーターが増えるとは言えませんが
ああゆう試合や加賀の笑顔なんかが サブリミナルでジワジワと
好感度を上げてくことになるんじゃないでしょうか。
とにかく コンサドーレにとって昨日の勝ちは
単に「リーグ戦の1勝」ではない価値があるかと思われます。
テレビの前で一視聴者としてそう感じました。ほんとに良かった。
ちなみに普段はこんなめんどくさい視点で物事は見ませんよ。
アホのように楽しんでます。
それがエンターテイメントってもんですよね。
あまりもな映画に 暴れ出しそうになるカミさんの図