良い天気でした。
これが小春日和なのか?薄紅のコスモスは咲いてませんでしたが。
岡田 良かったですよ。
サテライト 札幌1-1浦和
着いた時はちょうどメンバー発表が終わったところで
岡田がスタメンなのか控えなのか気になって気になって
今や遅しと試合開始を待ちました。で 出てきたスタメンに岡田が!
嬉しかったですね。 この時点で危うく目頭が…この頃 涙もろくなってます。
がしかし 散った選手のポジションで
岡田が 右DFに… 瞬間 天国の中の地獄を見ました。
そりゃないぜ ザイー&ヤンツー。でもスタメンですからね。贅沢は言いません。
前半 相川 中山
セバ
川崎 藤田
上里 金子
和波 千葉 岡田
佐藤
浦和側の方はメンバーが分かりませんでしたけど
まず探したのが「赤星君」 いました。スタメンでした。注目の藤枝東対決です。
試合が始まって驚いたのですが トップ下に入った赤星が完全に中心で
ほとんどのパスは彼を経由してゲームを組み立ててました。
まだ 若干20才。コンサで言えば石井と同じ。智樹・上里の1つ下ですからね
技術と それ以上のしっかりしたサッカー感を持っていました。
またFKは全て赤星が蹴っていて その精度も高い。末恐ろしい逸材でしょう。
やっぱり北京組に入れるべきですよ 反町さん。
で 試合の方は前半 浦和に攻め込まれる場面が多く
特にセットプレーの精度が高いため 危うい場面が多々ありました
一方 コンサは何度か効果的なカウンターがあって
相川のシュートがポストに当たる場面や 川崎のヘディングなど
もう一歩のところがありました。
そして迎えた前半40分過ぎ 上里のFKが浦和の壁に当たり PKを貰う。
蹴るのはセバスティアン …ダメでした。
甘いコース 甘いスピード キーパーに読まれ 得点ならずでした。
ただ セバ自体は良かったですよ。トップ下で良い捌きをしてましたし
なによりこの選手 トラップが上手いですね。多少 荒いパスでもピタッと止める。
そういうプレーが出来る選手がいると 周りが落ち着いて動けますからね。
近々トップでも見れるんじゃないでしょうか。
後半。前半は赤星が自由になる場面が多く 浦和にチャンスが多かったんですが
金子がマークに付き 赤星経由のパスが減って組み立てを防ぐようになりました
その分 コンサの攻撃が良くなり パスも繋がるようになりリズムが生まれます。
そして後半15分ごろ 中盤で奪ったボールが上里へと渡り
少し遅れ気味で入った中山が中央フリーに そこへドンピシャのセンタリング
ダイレクトボレーでした。お見事。それまでは「中山なプレー」が多かったですけど。
そして迎えた後半30分。藤田が下がり ユースっ子イン
この交代で 岡田 待望の右MFへ! 待ってました。ザイーもっと早くやれや!
ただ残り15分 どこまでアピール出来るか ちょっと心配でしたね。
かなりディフェンスで疲労してましたから 攻撃の力が残っているか が。
前に入って少しの間は左での展開が多く ボールが来なかったのですが
最初のタッチ 一旦下げられたボールを貰った時 スペースのない中
突破をしました。
スタミナや気持ちの切り替えの難しい中 「よくぞ勝負した」と感動しましたね。
同じ瞬間 会場がワーっと沸いたのは 期待の表れだったのでしょう。
まだまだ岡田は活きてます。多くの観客もまた それを待ち望んでいます。
その後 シュートもあり 2度3度と突破もあり 僅か15分間の右MF
岡田らしさを存分にアピールしたんじゃないでしょうか。
試合はロスタイム 浦和のCKを決められ1-1のドローで終わりました。
蹴ったのは赤星 決めたのは細貝 浦和の次代を担う2人でした。
結果は残念と言えば残念ですが 良い試合でしたね。
ちょっと余談ですが 浦和の場合 トップとサテには結構 開きがあると思います
例えば紅白戦をした場合 サテ組が勝つのはほとんど無いかと。
逆にコンサの場合 何度か見に行った紅白戦は ほとんど五分五分で
メンバーを見てなけば どっちが試合に出るチームか?と思える場合があります
ただ普通で考えれば 常にトップ出場を果している選手
昨日で言えば相川や上里がサテライトで格の違いを見せるか と言えば
そうではなくて 逆に埋没している印象があります
良く捉えれば 「チーム全体の底上げが出来ている」 ということなんですが
悪く言えば 「この選手たちは何を勝ち取って出ているのだろうか」と
疑問が残ります。そういった比較も出来るのがサテライトなんでしょうね。
全体的な印象として サテメンバーにはカバーし合うという意識を感じました
バランスや個人技では多少の物足りなさはあるものの
チームワークがある分 見てて楽しいと言うか これまで積み上げて来た路線を
垣間見ることができました。だからでしょうか 単純に面白いと思えたのは。
そして 岡田 ですが。 やっぱり良かったですよ。
前半の右DFでは持ち味は発揮出来なかったですが それは当然のことで
アピールだけに躍起すれば チームワークは出来ませんからね。
そこを耐えて 来たチャンスにしっかりアピールした。
そういった成長を感じました。
このままで終わらせてほしくないですね。終わらないですよ。
岡田がボールを持って 会場がワーっと沸いて 突破をはかる。
これまで 何度も見てきた光景なのですが
昨日は一際 感動しました。
多分それは 岡田が今 置かれてる立場や 一緒に応援する人たちや
藤枝東の同僚や後輩や いろんなことが その背景にあって
その中で 今出来る精一杯のプレーを見せてくれたこと
しおれていない気持ちが見れたこと そういうものが頭の中で折り重なって
抜け出た瞬間のセンタリング。
「岡田ー!」 と叫んだんですけど 涙 こらえるのが精一杯でした。
良いサテライトでした。小春日和の。
もう少し あなたの応援 させてください。