しかし 何で愛媛には あんなにやりづらそうなんですかね?
サッカーでは 相手のシステムや志向するスタイルによって
組み易かったり 組みづらかったりするかと思うんですが
コンサの場合 先日のジェフやJ1仕様のチームには
「組み易さ」みたいなものがあるんじゃないでしょうか。
その辺の理由 詳しい事は分からないんですが 見てて思ったのは
「人の距離間」と それに伴う「全体のバランス」 にあるかと思います。
J1チームだと ボールサイドに2~3人が寄って 後の選手は
バランスを取りながら 次のプレーの準備をしています。
これを全体的に見ると 縦にはタイトに 横にはワイドに人の配置が成されていて
奪ってからボールがスムーズに運べるようなバランスになっています。
こういった距離間が コンサドーレの志向するサッカーなんじゃないでしょうかね。
だからJ1仕様のチームには 自分たちのスタイルで戦えてるじゃないかと。
翻って J2の試合 個人能力が劣っている分 人の距離間が近くなる
更にボールサイドの人数が多い と言うことから 全体のバランスも
ボールに固まっている場面が多いわけです。密集率が高いんですね。
例えば サイドでボールを奪ったとしても 近くには相手・見方選手が多くて
ピンボールのように落ち着かない状況になります。
こういう時 気の利いた選手がいれば 逆サイドの広い所へ展開できるのですが
今日の様に出来ない時 90分通してバタバタした試合になるんじゃないでしょうか。
J2の場合 自分たちのサッカーを追求するというより 相手の良さを消すといった
スタイルが主流かと思うのですが 前者であるコンサの場合 他チームより
どうしても「やりずらさ」が大きくなってしまうんじゃないでしょうかね。
今日の愛媛 特に良かったとは思いませんでした。
3月の時の方が もっと連動性やアグレッシブさが高かったと思いますし
ボール際の厳しさなら 7月・ドームでやった時の方が強かった様に思います。
ただ 早いプレスと密集した選手間 というところは同じ状況で
結局 それが「やりづらさ」の要因ではないかと思うんですよね。
J1のスタイルには適応できるけど 肝心のJ2ではやりづらい。
難しいコースに入ってるなーと思いますね。
ただ 密集の中でも 逆サイドにパスを送れる選手が1人いれば
だいぶ違うんですけどね。理想と現実を繋ぐパスみたいなのを。
その辺は 砂川不在が大きかったでしょうね。良いコースに顔を出しますし
そこから西谷との展開で良いカウンターがありますから フッキも生きる。
今日の藤田は中盤で埋没してしましたから 前と分断されてました。
手詰まりの中 良い繋ぎが出来るか否かが 鍵なんですよね。
それにしても今日の試合 同点から先
「岡田 必要だったんじゃないか?」って思いました。
あの膠着状態の中 攻撃のオプションは上里だけでしたからね。
サイドからのアタッカーがいれば またきっと違う展開が見れたんじゃないかな。
札幌1-1愛媛
選手全体の少しだるい雰囲気 やりづらさ
今ひとつスッキリしない内容 チームの志向 J2の戦い 岡田の不在
う~ん なんて言うか めんどくさい事をいろいろ考えてしまう試合でした。