リー・ミウラ
アチャーーーーッ!
と言うことで とうとう発表になりましたね リー…いや 三浦監督。
まぁ同世代と言うことで 髪の危うさ何かも一言もの申したいところはありますが
それは置いときまして サッカーについて。このリー… いや三浦監督さんが
「コンサドーレに何をもたらしてくれるのか?」 あたりをちょっと考えてみました。
実のところ この監督さんのことほとんど知らなかったんですが
時々見る映像では 「石田純一風ナルシスト」としか印象はなく
好きか嫌いかっちゃー マイナス方向に部類する方でしたね。
志向するサッカーも 旧岡田的 後ろ人垣・前任せな印象があって
これまた「どうなんだろう?」と思う節があったのは事実です。
で 「次期監督は三浦」と実しやかに囁かれてからは 多少 気になって
すがさんに聞いたり ネットで調べたりと それなりに究明はしましたが
大体のところは 違ってはいなかったようです。
ただ思ってた以上に 「守備組織を構築し 組織的 且 効果的なカウンター」を
作り上げていくのが上手い監督のようで その辺は多少の安心感はありますね。
で そういった志向の基となっているのが
「結果重視のサッカー」 だからだということ。
04・05年のコンサドーレは その真逆で リーグ戦そのものが
「トレーニング」のようなものでしたから こういった「結果重視」もまた
段階としてアリかと思いますね。志向的に好きか嫌いかは別ですけども。
ただ 肝心なのは そういった
「カウンター型」が コンサドーレに適切か?ということ。
これまでの3年間 正反対といっていい柳下監督のサッカーでしたから
今いる選手が順応できるか?そして 本当に勝点を上積みできるか?
といった懸念が生じるんじゃないでしょうか。
で そこら辺を考えてみたんですが
カウンター型に順応できる。 が 勝点は分からない。
という答えになりました。(kazua脳内PC調べ)
「勝点は分からない」 は当たり前っちゃ当たり前ですが
意味としては「失点は減るだろうが 勝点の上積みになるかは不明」ということです
「カウンター型への順応」 これはそう難しくないんじゃないでしょうかね。
と 言うのも 去年
06シーズンのコンサドーレは カウンターチームだった。
と思っています。だから その移行は難しくなく出来ると。
「去年のチームがカウンタースタイルだった」というと多少 語弊がありますが
実際の所 フッキが得点源 西谷・砂川が攻撃の軸
DFのオーバーラップは加賀のみ ボランチ・右サイドのアタックはほぼ無し
となれば 守備重視 奪って西谷のパス フッキのスピード という
ひとつパターン化されたスタイルになります。
起用されている選手特性を考えても 試合の内容でも
やはりカウンター主体のサッカーでした。
ただ昔と違うのは「守って放り込み」とは違い スピード重視の攻撃だったということ。
現に天皇杯では そのスタイルが確立され
チーム統一が図れましたし J1に勝つことがで出来た。
終盤になってようやく 「ウチはカウンター型である」という
意思統一ができた ということでしょうね。
では なぜ終盤まで そうできなかったか?というと
その前の2年間 ポゼッション最優先のサッカーをしてた
それまでの選手はポゼッションを優先し フッキ・大塚が軸になってからは
カウンター型との複合になってしまった
そこに混乱があって さらにはチーム内の不協和音も重なったことが
シーズン終盤まで一本化されなかった原因じゃないでしょうか。
06年のそういった段階を踏まえ カウンター型へ移行したのですから
今年は始動からスムーズに行けるんじゃないかと思いますね。
ただ 三浦監督なりの新しい考えが加わった時 どう対処するかは
選手個人の判断に委ねるもので そこら辺は混乱のないようにしてほしいですが。
あと問題になるのは 当然の如く「決定力」
カウンター型なら相川が軸でも良いのですが
彼には「シュート精度」という 致命的な欠点があるわけです。
難しいシュートは決めるんですが 普通のが決められない。枠に飛ばない。
西谷・砂川から良いパスがあるだけに 最後 決めきれるFWが欲しいですね。
もう一つは セットプレー。 柳下監督の時と違って チャンスの数は減る
その中で セットプレーは大きな得点源かと思いますが
まずは「キッカーがいない」 上里・西谷も良いキックはありますが
安定してない分 合わせる方も難しいわけです。
10本蹴って 良いのが1~2本だと 合わせる方はそんなに期待して無い
でも時々良いのが来る。焦って飛ぶが 枠には行かない。と
信頼感がないと 上手く合わないのがセットプレーじゃないでしょうか。
直接も含めて セットプレーの精度は 今年の課題かと思います。
FWのシュート力 MFのミドルシュートの精度 セットプレーの精度と
決定力の課題は残されたままなので シーズンを闘いながら高めるか
途中で良いキッカーを加入させるか といった対応になるかもしれませんね。
と言うことで 三浦新監督 率いる 07コンサドーレ。
何となくはイメージ出来てます。後は実際にどんなサッカーになるか。
07シーズンの終わりをどんな風に迎えられるか?
楽しみではあります。
ただ 同世代の この新監督さんを 心から応援したい気持ちと
キャラクターや志向するサッカーに対する 多少の反感を交えて
一言 もの申したい。
リー・ミウラよ
サッカーは楽しくあるべき。
それ以上でも それ以下でもない。