ちょうどその頃に結婚して子供ができて
家族が一番の支えになってくれました。
守るものができたことで やってやるぞ という気持ちが
はっきり強くなりましたね。
サッカーに対する覚悟ができたというか。
by 芳賀博信
先日届いたコンサドーレファンクラブ会報誌に芳賀のインタビューが載っていた。
"ジェフアマ時代には昼に働いて 夜にサッカーという生活を経験しましたね”
という質問に対しての答えが 上記のコメントに繋がっている。
「今ここでプロサッカー選手としてプレーできてるのは あの時の経験があってこそ
最初は体力的にも精神的にも辛かった」 と語り その頃に家族ができて
自分自身に覚悟を持ったと言う。 芳賀の魅力はその “覚悟” が見える事である。
覚悟を持った人間は強い。
例えば ヨレヨレのスーツでペコペコと頭を下げるのも 「家族のため」 という覚悟
例えば 目的に向って一心に突き進むのも覚悟。 例えば 「応援する」 と決め
どんな時も どうあろうとも し続けるのも覚悟。 例え周囲に冷たい目があろうと
その根源に 「覚悟」 があって やり通せる人が 本当の強い人ではないだろうか。
芳賀も同じく 今のプレーは決してカッコの良いものではなく 中盤の汚れ役を
黙々とこなしている。 前出のインタビューにも書かれていたが
“個人的には攻撃したいけど 試合中は守備の事で頭がいっぱいなので” とある。
サッカー選手なら誰もが 攻撃で目立ちたい と思うのだろうが そこを我慢し
汚れ役に徹する事が 芳賀の 「家族を養う覚悟」 ではないだろうか。
我慢し 汗をかき 走り回り 汚れる
それがキャプテン・芳賀のプレースタイルである。
それは 今年のコンサドーレを象徴するかのようなスタイルである。
守備意識を高く持ち 守備の集中力を切らさず 守備に走り回る
出場する全選手がこれらの事をまず第一に考え 勝利を目指してきた。
その象徴と言えるのが 芳賀のように思える。
だから 明日 芳賀に期待している。
最後の試合 コンサドーレの象徴と言えるこの男が 冴えるのではないか と。
ゴールを奪うのか 守備で冴えを見せるのか 何かは分からないが
キャプテン・芳賀が導いてくれるような 予感がする。
覚悟を持った男が 覚悟の試合で 必ず魅せてくれる。