今 必要なのは バカパワー!である。
バカパワーってものも あながち捨てたもんじゃなくて 時にはこうして彼らのように
一大ムーブメントを巻き起こす事もあったりするわけだ。世の中があんまり元気じゃ
ないから 「じゃどうやって元気になるか?」 って あれこれ考えても 大した答えが
出るわけでもなく 結局 「何も考えないのがいい」 って事になるんじゃなかろうか と。
「羞恥心」 のヒットには そうした 「バカパワーへの再認識」 があるように思います。
で コンサドーレ。どこをどう考えてみても 思いっきりラテン的に考えようとしてみても
「悲壮感」 が漂っちゃうわけね これ。4連敗・11戦勝ちなし・最下位・怪我人続出・
降格目前 赤字明白 それに加えてダヴィの移籍が これまたコジれてるようで。
まぁ よくもこれだけマイナスポイントが貯めれるな つうぐらい貯まってますよ 奥さん
マイナスポイントカードがあれば 完全に埋ってるね。なんか貰えるね。
どっかにないかなー マイナスポイントカード。いやそんな事はどうでもいいんだけど。
問題は 「コンサドーレに纏わる全てに漂ってる 悲壮感」 これですよ これ。
「現状を悲観するな」 って方が無理な話しで それでも前向て戦わなきゃならん
ってところに 「悲壮感」 が漂っちゃうのかなと。谷底から見上げるような悲壮感が。
で この感じはね 決して 「良い」 とは思えないんですよ。
「頑張ろう」 や 「頑張らせよう」 は凄く大事で 絶対必要なものだとは思います
ただ それが あんまりにも行き過ぎちゃって 力み過ぎちゃって
「サッカーの楽しさ」 とか 「応援の楽しさ」 とか
そういう 大事なものまで欠けちゃってるんじゃないか と思うんですよ。
応援にも 観戦にも まず最初にあるのは 「楽しさ」 じゃないかと 思うんですよ
じゃないと 「続けられない」 と思うんですよ。
応援のスタンスとかは 人それぞれに違うわけですから
「もっと楽しまなきゃダメだ」 なんて言えるはずもないんですが
「必死」 も大事だけど 「楽」 も同じ位 大事だと思いますね。
98年W杯 フランス大会。この大会が自分にとって 一番 思い入れのある大会で
全ての試合を見て 全ての試合をビデオに録って しかもまだ捨てられずにいるぐらい
思い入れのある大会なんですね。だって 「日本が始めて 出場した大会」 ですから。
ただ 日本の試合は ライブで見たっきり ビデオでは1度も見てません
見たくないんですよ。あの大会の日本代表を。
出場に泣くほど喜んで もの凄く楽しみにして ただ 試合は無残なものでしたね
自分が思い描いていた 「W杯の日本代表」 とは全く違う 個性もない 戦いでもない
そういう試合が続きました。そして 何よりもショックだったのは 3戦目のジャマイカ戦
両チーム 共に初出場 共に2敗で迎えた3戦目で 同じシチュエーションでしたが
試合前の様子が 全く違ってましたね
ジャマイカの選手や応援席に漂うのは 「楽しさ」。
音楽があって 踊りながら 唄いながら 笑いながら 試合開始を待っていて
テレビ画面に映し出される表情には 「W杯に出場してる喜び」 が溢れてました
そして 一方の日本代表は 沈痛な面持ち と 漂う 「悲壮感」。
まだ 試合の始まる前 すでに分かれていた 「明」 と 「暗」 があまりにも大きくて
あれが一番のショックでしたね。負けた事よりも あの明暗が 今も大きく残ってます。
で その時 強く思ったのは 「二度と こういう気持ちでサッカーを見たくないな」 と。
それでも時々は 重たい気持ちでサッカーを見る事はありますよ あるんですが
そのたんびに あの時のジャマイカの人たちの顔が浮かんで来るんですよ
「なんだよ もっと楽しめよ ほら」 みたいな感じで。
だから やっぱり 楽しみたいな と。
W杯もJリーグも 「出場できる喜び」 や 「応援できる喜び」 は変りないと思いますね
そりゃ色んな規模が違いますよ 片や世界大会 片や国内リーグですから
でも 「オラがチームを担いで そこへ出す」 って意味では 同じかな と。
まして それが国内トップリーグなんだから 何を恥ずべきものがあるか って。
だからね 堂々と送り出して 精一杯戦って 戦わせて そして楽しむべきだ
と思うわけですよ。いや もっと言うと 選手がどうのこうのより 成績がどうのこうのより
「自分が楽しむべきだ」 と ね。そう思ってやまないわけなんですよ。
自分はね 今年 ムチャクチャ 面白いですよ。
だって 相手チームが強いでしょ。ちゃんとサッカーやるチームばっかりだし
そういうチームが本気の力で戦いに来て そこと ウチなりのやり方で対抗して
それが ちゃんとしたサッカーの試合にもなってて。そりゃ面白いですよ J1は。
ただ だからと言って 「悲壮感はないか?」 って聞かれれば そりゃあるわけですよ。
試合中 どんなに盛り上がろうとも 負けちゃ やっぱりガクっと来るわけ
それでも 次の試合が近づけば また楽しくなって その時のテンションや気分が
イイんですね。現状や結果みたいな重いものは流して また軽くなる あの感じが。
やっぱり あんまり力まなくても いいんじゃない?
良いテンションと 良い気分を そのまま持続させて行ければ。
あえて深刻に考える必要もないし。落ちたって 全てを失うわけじゃないし
それよりも 「次の試合を楽しみにする」 気分や 「目の前の試合を楽しむ」 事の方が
大事と言うか 気持ちがいいんですよね。何より そうありたいし。
応援ってスタンスで考えると いろいろ難しいものがあるわけですが
「悲壮感のネガパワー」 よりも 「羞恥心のバカパワー」 の方が きっと強いですから
どれほど負けようが 次の試合では またアホのように応援して バカパワー丸出しで
楽しんで。そういうポジティブバカでありたいっすね。
例え他人に 笑われようとも。
【羞恥心】
笑いたきゃ笑うがいい 失敗ばかりだけど
ブルーな気分には ならないのさ
俺は金も勇気も なにひとつないけれど
力の限り 生きてゆくさ
ズタズタにされた プライドを
捨ててしまえば 明日が見えるはず
ドンマイ ドンマイ ドンマイ ドンマイ 泣かないで
涙なんかは 似合わない 俺の胸に さあおいで
… … …
羞恥心 羞恥心 俺達は
打たれ強さは どんな時も
負けやしないさ
人生 人生 人生 愛で生きてる
ここから バカパワー炸裂で 行きましょう!