ブーイング したこと ないですね。
先日の水戸戦後 どこかのブログに書かれてあったのですが
「久しぶりにスタジアムへ行ったら 野次がヒドくて もう行く気になれない」 という
コメントがアチコチに投稿されている という旨の文章を読みました。
まぁ不満を持つのはしょうがないですが それを他人のブログのコメントに入れる
っていうのは どうかと思いましたね。ただそれはそれとして 野次については
問題提起として 確かに 机上に乗せる必要はあるなと思いました。
クラブが猛アピールしたこの試合は 成果を出し 2万2千以上の観客が来ました。
で その半数近くは “久しぶりに来た人 もしくは 初めて来た人” だったと思います
実際 自分が座ったU自由はレプリカ着用者も少なかったですし ファミリーや
カップルなど レジャー的な感覚で来た人が多かったように思います。
で こうしたライトな層と思いっきり応援してる人には 深い溝があると思うんですよ
まず温度差がありますからね。何としてでも勝たせたいと思うサポーターと
楽しければいい 勝ってくれたら尚いい ぐらいのお客では 熱量が違いすぎます。
でまたサッカーはシンプルなスポーツで ボクシングや格闘技に近い性質上
どうしても熱くなる傾向がありって その辺もライト層との温度差を広げる原因かと
思いますね。娯楽で来た人たちにとって あの熱さは違和感になるでしょうし。
で もう1つ。ファイターズとの比較もあります。向こうは娯楽としてのスポーツで
マスコミも含め 関わる人たち全てが 娯楽性を追求していますが サッカーは違い
常に切羽詰まった感覚があるわけです。それがサッカーの面白さなんですが。
ただ その感覚を分からずに または 気持ちの準備もせずにスタジアムへ来ると
初めて来た人たちは 大きな違和感を持つんじゃないかなと思いますね。
また 久しぶりに来た人も 「以前のスタジアムと雰囲気が変わった」 という感想を
持ったと思います。その原因も様々あると思うのですが ひとつは
やさぐれた わけですよ 我々は。
Jリーグブームが落着いて コンサドーレのブームも沈静化した今。
まぁ沈静化なんて素敵な言葉じゃなく ぶっちゃければ人気は下火なわけですよ。
どんどん離れて行く人を見送りながら 「自分だけは ここに残る」 と踏ん張って
その結果 やさぐれてしまったんですよ。意地と意固地が そうさせたと言うか。
ただ こうした 「やさぐれた雰囲気」 は チームの状態や その試合の調子によって
随分 変わるわけで 良い状態ならスタジアムも明るい雰囲気になりますからね。
だけど どうしても明るい雰囲気になれない ちょっと良い時があっても すぐ落ちる
そんな事を繰り返しながら 残った人たちは少しずつ やさぐれて行ったと思います
勝てよ!もっと頑張れよ!強くなれよ!そんなんだから皆 離れて行ったんだよ!
そうした気持ちが行動となって表れたのが
野次
これが年々 ヒドくなってる。
それは スタジアムに行って 自分も感じています。
特に久しぶりに来た人は 以前との差が分かりやすいでしょうから なお更 強く
感じただろうし それによって 「もう来たくない」 と思ってしまったんでしょうね。
あの野次を 本当にどうにかしない と思いますよ。マジで。
先月末の横浜FC戦。久しぶりにSS席で観戦したのですが 試合が始まって
すぐに驚いたのが 「野次」 でしたね。にぎやかしの野次ならまだいいんですが
彼らが叫んでいるのは そうしたものじゃなく
罵声。
憎しみでもあるかのような 罵声でした。それが非常に 不快でしたね。
で この不快さを味わいながら思い出したのですが 以前からSSはそうでした。
今まで何度かSS席のシーチケを買ったのですが その時も周りの野次がヒドくて
しかも指定席のシーチケは イコール 年間その席なんですね。と言う事は
その野次を1年間 聞き続けなきゃならない それがキツかったんですよ。
自分は気が短く しかも好戦的だから 遠慮せずにトラブるんですね。
正直 これまで何度かスタジアムであります。そういう体質の人間が トラブりそうな
場所に置くのは非常に危険で 結局 SSシーチケを買うのは止めましたね。
高い金払って 出禁になりたくないし カミさんが本気で怒りますからね。
ただ 考えてみると 「こうして 客が離れてるのかなぁ」 と思います。
他人の罵声に対し 嫌な思いをする。その人を注意すれば そこでトラブルになる。
なら 違う席か いっそ行かないか そうなっちゃうんじゃないでしょうか。
まぁ他人を不快にさせる野次ってのは 本当に悪影響がありますよ。
で これを逆の立場 野次る側の人から言わせれば 「何言おうと勝手じゃねーか」
となるわけで 確かにそうですが 違うんですね。例えば その人の野次のせいで
行かなくなる人が出たら それで自分の分と相殺になる。2人来なくなったら
それはもうクラブへの損害となるわけです。野次る人は自分が払った金額以上の
損害を与えてる 客は客だけど 営業を妨害する客 そういう性質であるわけです。
ただ これらの人が最初から 野次る人だったか と言えば 違うと思うんですよ。
多分ですが 最初は普通に観てる客だったはずで それが近くの客の野次に
触発を受ける それにイラ立ったり 同調したりしながら いつの間にか自分も
「野次る人」 になっちゃったんじゃないでしょうか。
で それがクセになって 今は考えるより先に まず罵声が出る と。
こうした人とトラブりたくなければ その近くを離れるか もしく試合に来ないか
または出禁を覚悟で徹底的に戦うか。そういう方法でしか対応できないんですね
ただ その結果どれをやっても 馬鹿をみると言うか どれもこれも 切ないですよ。
同じチームを応援しながら 戦う相手が身内の人間なんてね そりゃ違うな と。
やっぱり 野次を打ち消す最善の方法は
応援しかない
そう思います。誰もが思う答え それが 最善の答えだ と。
野次が聞こえたら それ以上の大きな声で 「ガンバレ!」 と叫べばいいし
その声に 周りが同調してくれるよう もっと強く 明るく 叫べばいいし。
そうした輪が広がっていけば 罵声は小さくなるわけです。
ゴール裏以外の場所で ゴール裏と同じコールをするのは勇気がいります
それが無理ならば せめて 「ガンバレ!」 と。 野次をかき消すほどの大きな声で
「ガンバレ!」 と叫びましょうよ。そうして 「久しぶりの客」 を乗せましょうよ。
スタジアムの雰囲気作りは クラブがやるものじゃなく 我々が作るものです。
サポーターは参加者であり 作り手側でもあるわけです。
罵声を止める事は出来ないけれども それをかき消す応援は出来ます
買ったチケットは 座った席は その権利の証明でもあるわけです。
傍観者じゃなく 参加者へ。そう思います。
いつか スタジアムが 「罵声の叫びづらい雰囲気」 なれば と思います。
ただもし このブログを読んだ方で 野次る側に該当する方がいらっしゃれば
一言だけ 聞いてくださいよ
あんたのやってることは 応援じゃない。