1か月半も更新してないと 何書いていいか分からない蹴馬鹿です こんにちは。
まずは 今シーズンもコンサドーレを応援した皆さま お疲れさまでした。
今季は “小野加入” “監督交代” “POを逃す” と3つの大きな出来事がありまして
中でもシーズン中の監督交代は10年以上も行われなかったものですから
それだけ今年は非常事態でしたし クラブには危機感があったのだと思います。
ただ 厳しい事を言えば 監督を代えざるを得なかったのはクラブのミスであって
例えば去年 財前監督の力量を推し量った時点で決断すべきだったし
もっと言えば 財前氏に決めた事自体がどうだったかなと 今更ながら思います。
まぁ財前氏には財前氏なりの良さはありましたけどね。
で もう1つ大きな事が “監督交代による急激な路線変更” じゃないですかね。
それまでクラブはパスサッカーを標榜し その構築を財前氏に託していたのですが
バルバリッチ監督に代わって 一気に現実路線へと変更したわけです。
個人的にはこっちの方が重大で バルバリッチに対して全く不満はないのですが
ロマン派から現実派という振り幅の大きさや それに対してクラブの構想や姿勢に
「何だかブレブレじゃねぇか!」 と やや不信感を持っておりました。
そんな いろんなモヤモヤを抱えたまま行った最終戦。
稲本にオファーしてます!
野々村社長から飛び出たサプライズ。
確かにボランチは最重要補強ポイントだと思います。
バルバリッチのサッカーにおいて ボランチが全ての鍵を握ると言って過言じゃなく
勝負所の読みやカウンターの精度を上げる まさに舵取り役が必要なんですね。
そう思ってたところに 稲本の名前ですから そりゃ一瞬 テンション上がりましたよ
ただね 次に思ったのが
誠意って 何かね?
「北の国から ’92 巣立ち」 で たまこの叔父(菅原文太)が言ったセリフ。
純がたまこを孕ませ 激怒した叔父は五郎に伝えた 五郎はすぐさま駆けつけた
カボチャを持参し 土下座する五郎に向って 「誠意とは何か」 と問い詰める。
このドラマを見た当時は文太を鬼だと思いましたよ だって精一杯の誠意
見せてるじゃないですか。 文太だって それを分かってるのに追い込んでるし。
ただ 後に理解したのは 黒板五郎の生い立ちにありました。
ドラマでは一切 触れてないのですが 北の国からにはガイドブックがありまして
そこには五郎さんの生い立ちが載ってたんですね で その中にあったのが
若かりし頃 「一発屋のゴロ」 と異名を持つほど 次々と妊娠させていた と。
そんな経験があったため 「謝っちゃおう」 と純に教えるわけです。
五郎さんには 不器用だけど誠実っていうイメージがあったのですが
その人物像は意外と違って 軽さや不誠実な所もあるんだなと知りましたね。
それを たまこの叔父に見抜かれたわけです。
起こってしまった事は仕方ないとしても それを心底まで感じてない。
だから 追い詰めるように 「誠意とは何か?」 を聞いたんじゃないかと思います
で 五郎はハッとしたんですね 自分の過去や人生観や本質に。
それで自分の人生を差し出すわけです。 夢だった丸太小屋の丸太を売るという。
誠意を見せるっていうのは 難しいものだと思います。
そんなもの あるかないかも 本人の中でしか分からないもので あったとしても
その形や表現は人それぞれですから。 ただ 不誠実は 見えてしまいますね。
どう上手く誤魔化したとしても 不誠実って言うのは見えてしまうんですよ。
最終戦後 野々村が言った事は 不誠実でした。
今季 クラブが犯したミスや説明をすっ飛ばしてまで言った 「稲本にオファー」 は
単に矛先を変えただけに過ぎず あまりにも不誠実だったと思いますね。
幸いコンサドーレのサポーターは年齢層が高く ある程度 分かってくれるし
「また上手い事 言って でもつい騙されちゃうのよねー」 なんて理解するわけで
結局 なんだかんだ許容しながら 応援を続けるわけです。
ただ クラブや野々村は それに甘えちゃいけないんですよ。
許してくれるから 上手い事 言って乗せよう っていうのも いずれ通用しなくなる
そうなった時は サポーターの大半が離れてしまうんじゃないかと思います。
そうならないように 社長はもう一回 「誠意」 ってものを考えてほしいですね。
広く 遠くを見るのも結構だけど。
派手な演出やパフォーマンスも大事だけど。
もっとも身近で もっとも大事なサポーターに
どれだけ誠実であるか。
来年は それを問われるように思います。
もしも誰も問わなくても 自分は問いますよ
もっと良い社長になってもらうために。
野々村さん
あんたの誠意って 何かね?